鳥見人(じゃんせい)の部屋
 
 
  町屋川の鳥見のポイント
   
 
近鉄北勢線の西別所駅から徒歩約5分で町屋川の土手に出る。目の前には中州というよりも、小さな土の山があって、そのすぐ下流に中州がある。このあたりが最初の鳥見のポイント。

ダイサギやコサギ、カワウのほか、春先にはホオジロやセグロセキレイがさえずり、初夏にはイカルチドリとオオヨシキリが加わる。運次第だが、カワセミに出会えるかもしれない。ここから河口に向かって主に左岸を歩く。
町屋川
近鉄とJRの鉄橋がすぐ前にあって、そのまま直進できない。鉄橋の手前で土手を降り、一度川を離れることになるが、鉄橋を越えたところで、川に向かう道があり、再び川の見える場所に出られる。鉄橋のすぐ下流側にコンクリートの堰があるが、ここが2番目のポイント。

サギの仲間のほか、イソシギ、イカルチドリ、また、渡りの時期にはキアシシギも見られる。ササゴイやクイナが出たこともある。キセキレイや、冬ならば、アシ原にオオジュリンが期待できる。
町屋川
再び下流に向かうと、しばらくして国道1号線にぶつかる。町屋川にかかっているのは町屋橋。町屋橋を渡って、さらに進むと、草の茂った広い中州があり、さらにその下流の橋の手前に中州がある。この橋の手前が第4のポイント。

5月や8・9月にはムナグロやメダイチドリなどのシギ・チドリが見られる。以前は冬にカモの仲間が見られたのだが、最近はほとんど姿が見えない。
町屋川
下流に進むと今度は名四国道を横切る。名四国道が通っているのは、町屋川橋。橋を過ぎたところにアシ原が広がっている。冬ならば、オオジュリンが見られる。ツリスガラも越冬していると思われる。

さらに、その下流に日の出橋があり、その下流側に干潟が出る。ここが、町屋川での鳥見の一番の鳥見のポイント。渡りの時期にはシギ・チドリ、冬はカモメ・カモの仲間が多い。

冬ならば、もう少し進んで河口に出ると、カンムリカイツブリやウミアイサ、運がよければミサゴも期待できる。
町屋川
河口近くには揖斐川との間に田んぼが広がっている。タマシギやケリ、また渡りの時期にはシギ・チドリが見られる。
町屋川

以上、町屋川での鳥見のポイントを探鳥地ガイド風にまとめてみました。

ベストのコースと言えないかもしれませんし、正確でない点もあるかもしれませんが、ご容赦ください。

歩道のない道を歩くことも多いので、車には注意が必要です。

(2004年7月11日)