2017.1.31
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マイコン独立大作戦
CRT/VGAIF+KEYIF+SDCARDIFボードの製作

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WindowsパソコンにUSB接続して使う現行方式はそれなりに便利ではありますが、ときとしてWindows
のしがらみから開放されて、小さいながらも独立した一個のパソコンとして機能したいと思うこともあります。
昔はそれが普通のことだったのですが、安価なCRTディスプレイが生産中止となって久しい今日ではそれ
は叶わぬことと諦めていたのですが…。
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[総合第1回]


●CRT/VGAIFとKEYIFとSDCARDIFが合体します

昨年8月から連載しております「マイコン独立大作戦」は当初CRTインターフェースボードからスタートし、それが後にVGA回路も追加になったために何回か試作をやり直しながら開発を続けてきました。
途中でキーボードインターフェースの製作と、さらにはSDカードインターフェースの製作までが加わって、まさに大作戦となってきました。
その大作戦もやっと終盤戦に近づいてきました。
今までは各インターフェースボード別の記事として書いてきたのですが、ここまで作戦が進んできますと、個別の記事として書くのが難しくなってきます。
実際ハードウェアとしてもキーボードインターフェースとSDカードインターフェースは1枚の基板上にまとめて搭載することになりましたし、ソフトウェアとしてもCRT/VGA画面表示とキー入力表示は切り離すことはできません。
そんなわけでこれからはひとつにまとまった総合記事として書いていくことにいたします。

で。
今回のテーマなのですが。
当初はCRT/VGAインターフェース基板とキーボード+SDカードインターフェース基板は別個に設計したことでもありますし、そのまま別基板としてそれぞれをCPUボードに接続するつもりでした。
CRT/VGA基板はND80Z3.5(ND80ZV)やND8080と接続する場合には、その下側に重ねて配置するつもりでした。
そうするとND80Z3.5(ND80ZV)やND8080の大体左半分の下側部分に配置することになって、右側が空いてしまいます。
そのままでは収まりが悪いので右側には長いスペーサをとりつけて水平を保つことになると考えていました。
キーボード+SDカードインターフェース基板については10cm角ていどの基板ですから、適当にぶらさげるなどして使ってもらうつもりでした。
しかし、各基板をつないでソフトの作成作業をしておりますと、どうにもばらばらで収まりが悪いのですねえ。
下は「CRTインターフェースボードの製作」[第34回]でお見せした写真です。


もうちっとなんとか収まりよくできないものかと、基板を眺めておりましたら。
おお。
ひょっとしたら。
ちょいとひらめきました。
それでCRT/VGAインターフェース基板とキーボード+SDカードインターフェース基板をこんな風に置いてみました。

こういう向きに配置するとCRT/VGAインターフェース基板の右下にある26pinバスコネクタとキーボード+SDカードインターフェース基板の26pinバスコネクタが近接した位置になって、しかもありがたいことにコネクタの向きが同じ並びになります(1pinを示す▼マークにご注目ください)。
これならバス信号を結合するのもさほど困難ではありますまい。
そしてそして何よりも。
上のように配置して1枚の基板であらためて製作したとすると。
こうなることに気が付いたのでした。

ND8080基板の上に置いてみました。
ぴったり重なります。
つまりCRT/VGAインターフェースとキーボード+SDカードインターフェースをND8080と同じサイズの1枚基板として製作すればND8080の下にぴったり重ねて配置することができてしまいます。

ND80Z3.5(ND80ZV)はND8080よりも縦横各2cm短いので、それだけはみ出してしまいますが、収まりはそれほど悪くはないと思います。
ND80Z3.5基板に重ねて置いてみました。


MYCPU80の場合にはさすがに重ねて置くわけにはいきませんが、それでも大小2枚の基板をばらばらに接続するよりは、まとまった1枚の基板として接続するほうが扱いやすいと思います。

うーん。
せっかく何回か試作して、やっとあとはソフトウェアさえ作れば製品化完了というところまで来ておりましたのに。
本当はもっと前にこういうことに気が付くべきでありました。
しかし、このように思いついてしまったからには、もう後戻りはできないでありましょう。
もう一度基板の作り直しです。
下は製作中の画面です。

どうせ作り直しをするのでしたら、基板の右上部分ががら空きになりますので、そこに増設用の82C55回路と、プリンタインターフェース回路を追加することにしました。
右下部分にも空きがありますから、そこには32KBの増設RAM回路を配置しました。
CPU本体基板を改造しないでRAMを増設することはできませんので、改造しないで増設するための方法としてI/OマップでアクセスするRAM回路として考えております。
うーん。
最初は画面表示ができればいい程度に簡単に考えていたのですけれどねえ。
なんだかすごいことになってきてしまいました。

CRT/VGAIF+KEYIF+SDCARDIFボードの製作[総合第1回]
2017.1.31upload

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