2017.10.24
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マイコン独立大作戦
CRT/VGAIF+KEYIF+SDCARDIFボードの製作

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WindowsパソコンにUSB接続して使う現行方式はそれなりに便利ではありますが、ときとしてWindows
のしがらみから開放されて、小さいながらも独立した一個のパソコンとして機能したいと思うこともあります。
昔はそれが普通のことだったのですが、安価なCRTディスプレイが生産中止となって久しい今日ではそれ
は叶わぬことと諦めていたのですが…。
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[総合第111回]



●VGA/CRT/COLOR(CHAR)/ROM/RAM/RTC/SD/KEYIFボード

当連載もいよいよ終わりに近づいてきました。
そこで最後の真打登場です。
今回の見出しに有りますVGA/CRT/COLOR(CHAR)/ROM/RAM/RTC/SD/KEYIFボードです。


なんとも長ったらしい基板名です。
何か気のきいた名前はないものかと考えてみたのですが、思いつきませんでした。
なまじ中身のないようないい加減な名前をつけるよりは、名前を見るだけで中身がわかるというほうがよいと考えてこの名前になりました。
まさに名前の通り、今までばらばらだった基板を一枚のボードにまとめた基板です。
もともと当連載のタイトルにあります通り、CRT/VGAIF+KEYIF+SDCARDIFを合わせた基板を作る、というのが当初の目的でした。
そこに途中からCOLOR(CHAR)インターフェースとROM/RAM/RTCインターフェースが加わりました。
当初は1枚の基板として仕立てるつもりでしたが、だんだん中身が濃くなってくるにつれて、いきなり1枚でいくのはちょいとむつかしい、という気持ちがこれまた濃厚になってきまして、1枚基板路線から個別基板路線へと舵を切ったのでありました。
しかし。
そうやって個別の基板をつないで動作させておりますと、やっぱり1枚の基板のほうが扱いやすいという気がいたします。
そこで、あらためて途中で棚上げにしていた総合基板を仕上げることにしました。
そういう経緯でやっと仕上がってきた基板が上の写真です。
サイズは横250mm縦200mmです。
ND8080と同じ大きさでND8080とスペーサーで重ねて置けるように取付穴位置も合わせてあります。
ND80Z3.5(ND80ZV)の基板より縦横ともに少し大きいのですが、いずれの基板ともスペーサーで重ねて置けるように、そのための取付穴も開けてあります。
写真の左半分は[総合第106回]で紹介しましたVGR/CRT/COLOR(CHAR)インターフェースボードと同じレイアウトになっています(というよりもほとんど同じ配線です)。
そして右側の上半分はROM/RAM/RTCボードとほぼ同じレイアウトで、下半分はSDCARD/キーボードIFボードと同じレイアウトです。

下は部品を実装して動作テスト中の写真です。

左に少し見えているのはND80Z3.5の試作基板です。

少しカメラを引いてもう少し全体が見えるように撮りました。

上で書きましたようにND8080、ND80Z3.5(ND80ZV)と重ねて置くことができますが、そうするとディップスイッチの設定などを変更しづらくなります。
あれこれさわってみたいということになりますと、落ち着くまではこのような状態で重ねないで置くほうがよいかもしれません。
その場合でも今までのようにCPUボードのほかに3枚の基板をフラットケーブルでつなぎ合わせるよりはうんと扱いやすくなります。

ということでこれで全ての新基板が出揃いました。
ハードウェアはこれで出来上がりましたが、まだソフトウェアはもう少しやらなければならないというか、やりたいところが残っています。
組立説明書、操作説明書もこれからです。
しかしそれができるのを待っていますといつまでたっても発売開始のご案内ができません。
ですのでいつものごとくの見切り発車ですが、とにかく近日中に当ホームページにおいて発売開始のご案内をUPいたします。
その間に残した作業を進めるとともに、なんとか追加したいと考えている機能などについても書いていきたいと思っております。

CRT/VGAIF+KEYIF+SDCARDIFボードの製作[総合第111回]
2017.10.24upload

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