2017.5.14
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マイコン独立大作戦
CRT/VGAIF+KEYIF+SDCARDIFボードの製作

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WindowsパソコンにUSB接続して使う現行方式はそれなりに便利ではありますが、ときとしてWindows
のしがらみから開放されて、小さいながらも独立した一個のパソコンとして機能したいと思うこともあります。
昔はそれが普通のことだったのですが、安価なCRTディスプレイが生産中止となって久しい今日ではそれ
は叶わぬことと諦めていたのですが…。
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[総合第69回]


●SDカードの仮想ドライブのバックアップ

また何日か更新できませんでした。
連休をつぶしてがんばったお蔭で長い間お待ちいただいておりました「マイコン独立化セット」をやっと皆様にお届けすることができました。
そのあとお休みできればよいのですけれど、まだまだほかにもいただいているご注文があって、その作業がなかなかに大変でホームページの更新にまで手が回りませんでした。
ほかにいただいているご注文についても全部できたわけではありませんが、やっと大体のめどがついてあと2〜3日でなんとかなりそうというところまできました。

じつは何日かホームページの更新ができなかった理由はほかにもありました。
このところ「マイコン独立化セット」をご購入いただいた長野県のY様からいただいたご質問について書いていますが、Y様からはご質問と一緒にご要望もいただいております。
今回のテーマがそのいただいたご要望です。
なるほど確かに必要な機能だと思いましたけれど、他の作業の合間にやらなければならなかったために、時間がかかってしまいました。
Y様からいただいたご要望です。

従来のA.VFD、B.VFD、C.VFD、D.VFDの内容を簡単に移せるとうれしい。
SDカード内のヴァーチャルディスクの資料が欲しいです。(ディレクトリにそれらしきものが見えないので・・・)
SDカード内のヴァーチャルディスクのバックアップがしたい。
(SDカードを初期化した場合に、簡単に戻したい。)

SDカード内のバーチャルFDD(Aドライブ〜Dドライブ)については、[総合第29回]で簡単な図で説明をしています。
SDカード内のAドライブ〜Dドライブはそれぞれ64クラスタ(4096セクタ、2MB)が割り当てられています。
その領域は固定していて、Aドライブはクラスタ#40〜7F、Bドライブはクラスタ#80〜BF、Cドライブはクラスタ#C0〜FF、Dドライブはクラスタ#100〜13Fの連続した固定領域が割り当てられています。

この連続しているというところがポイントです。
連続した2MBの領域を割り当てているために、FAT16システムでありながらその中だけCP/Mのフォーマットを実現できています。
そのところは見かけ上はUSB接続型でも同じなのですが、A.VFD〜D.VFDは連続していなくても、論理的に連続していれば、その中のアクセスはWindowsのファイルアクセスシステムがやってくれるのでそれでよかったのです。
しかし今回の独立型システムでは、もし同じようにするとCP/MのファイルアクセスシステムとFAT16ファイルアクセスシステムを2重に働かせなければなりません。
それはとても面倒で複雑なことなので、そこを簡単にするために上で説明をしたような構造にしてあります。
その結果として、USB接続型とは異なり、A〜Dドライブは不可視となってしまいました。

A〜Dドライブが不可視であることは、構造上やむをえないことと考えていたのですが、今回Y様からいただいたご要望を拝見して、確かにごもっともなご希望と思いました。
そういうことになりますと、なんとかしなければなりません。
それでそこをなんとかするためのプログラムをここ2日ばかりをかけて書きました。

というところまで書いたのですけれど、本日はここまで書くのがやっとのことで、もう時間がありません。
次回でそのプログラムの動作を実際の画面でお見せしながら説明することにいたします。

CRT/VGAIF+KEYIF+SDCARDIFボードの製作[総合第69回]
2017.5.14upload

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