マイコン独立大作戦
ＣＲＴインターフェースボードの製作
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ＷｉｎｄｏｗｓパソコンにＵＳＢ接続して使う現行方式はそれなりに便利ではありますが、ときとしてＷｉｎｄｏｗｓ
のしがらみから開放されて、小さいながらも独立した一個のパソコンとして機能したいと思うこともあります。
昔はそれが普通のことだったのですが、安価なＣＲＴディスプレイが生産中止となって久しい今日ではそれ
は叶わぬことと諦めていたのですが…。
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［第７回］


●キャラクタがおかしい？

前回お見せしましたグリーンディスプレイの写真を見ていて、形がおかしい文字があることに気が付きました。
数字の「５」です。
その部分を拡大しました。
こちらはＰＣ８００１の文字です。

「５」の上の横線が欠けているように見えます（左上のドットが欠けているように見えます）。

こちらはＭＺ８０の文字です。

こちらもやっぱり同じです。

はて？
こんな形だったっけ？

［第５回］でお見せしたキャラジェネの元原稿を確認してみました。
「５」の部分の拡大図です。
こちらはＰＣ８００１です。

うーん。
ちゃんと左上のドットはありますね。

念のために、こちらはＭＺ８０です。

やっぱり同じ形ですね。

ということは。
どうやらキャラジェネデータを作成する段階で、データの入力ミスをしてしまったようです。

データを確認してみました。

logfile nd80zlog\09010832.txt open ＮＤ８０Ｚ�Vに接続しました 0001 0000 - z 1000 00C3 - *** nd80z3 basic **** ndwr2h.bin loaded,from E23F to E535 >/ld cgpcmz2.bin,8000 loading CGPCMZ2.BIN ...1000(4096)bytes loaded,from 8000 to 8FFF >dm 8100,81ff 8100 00 00 00 00 00 00 00 00-08 08 08 08 00 00 08 00 ................ 8110 24 24 24 00 00 00 00 00-24 24 7E 24 7E 24 24 00 $$$.....$$~$~$$. 8120 08 1E 28 1C 0A 3C 08 00-00 62 64 08 10 26 46 00 ..(..<...bd..&F. 8130 30 48 48 30 4A 44 3A 00-04 08 10 00 00 00 00 00 0HH0JD:......... 8140 04 08 10 10 10 08 04 00-20 10 08 08 08 10 20 00 ........ ..... . 8150 08 2A 1C 3E 1C 2A 08 00-00 08 08 3E 08 08 00 00 .*.>.*.....>.... 8160 00 00 00 00 00 08 08 10-00 00 00 7E 00 00 00 00 ...........~.... 8170 00 00 00 00 00 18 18 00-00 02 04 08 10 20 40 00 ............. @. 8180 3C 42 46 5A 62 42 3C 00-08 18 28 08 08 08 3E 00 <BFZbB<...(...>. 8190 3C 42 02 0C 30 40 7E 00-3C 42 02 1C 02 42 3C 00 <B..0@~.<B...B<. 81A0 04 0C 14 24 7E 04 04 00-3C 40 78 04 02 44 38 00 ...$~...<@x..D8. 81B0 1C 20 40 7C 42 42 3C 00-7E 42 04 08 10 10 10 00 . @|BB<.~B...... 81C0 3C 42 42 3C 42 42 3C 00-3C 42 42 3E 02 04 38 00 <BB<BB<.<BB>..8. 81D0 00 00 08 00 00 08 00 00-00 00 08 00 00 08 08 10 ................ 81E0 0E 18 30 60 30 18 0E 00-00 00 7E 00 7E 00 00 00 ..0`0.....~.~... 81F0 70 18 0C 06 0C 18 70 00-3C 42 02 0C 10 00 10 00 p.....p.<B...... >dm 8900,89ff 8900 00 00 00 00 00 00 00 00-08 08 08 08 00 00 08 00 ................ 8910 24 24 24 00 00 00 00 00-24 24 7E 24 7E 24 24 00 $$$.....$$~$~$$. 8920 08 1E 28 1C 0A 3C 08 00-00 62 64 08 10 26 46 00 ..(..<...bd..&F. 8930 30 48 48 30 4A 44 3A 00-04 08 10 00 00 00 00 00 0HH0JD:......... 8940 04 08 10 10 10 08 04 00-20 10 08 08 08 10 20 00 ........ ..... . 8950 08 2A 1C 3E 1C 2A 08 00-00 08 08 3E 08 08 00 00 .*.>.*.....>.... 8960 00 00 00 00 00 08 08 10-00 00 00 7E 00 00 00 00 ...........~.... 8970 00 00 00 00 00 18 18 00-00 02 04 08 10 20 40 00 ............. @. 8980 3C 42 46 5A 62 42 3C 00-08 18 28 08 08 08 3E 00 <BFZbB<...(...>. 8990 3C 42 02 0C 30 40 7E 00-3C 42 02 1C 02 42 3C 00 <B..0@~.<B...B<. 89A0 04 0C 14 24 7E 04 04 00-3C 40 78 04 02 44 38 00 ...$~...<@x..D8. 89B0 1C 20 40 7C 42 42 3C 00-7E 42 04 08 10 10 10 00 . @|BB<.~B...... 89C0 3C 42 42 3C 42 42 3C 00-3C 42 42 3E 02 04 38 00 <BB<BB<.<BB>..8. 89D0 00 00 08 00 00 08 00 00-00 00 08 00 00 08 08 10 ................ 89E0 0E 18 30 60 30 18 0E 00-00 00 7E 00 7E 00 00 00 ..0`0.....~.~... 89F0 70 18 0C 06 0C 18 70 00-3C 42 02 0C 10 00 10 00 p.....p.<B...... >/exit

ＰＣ８００１の「５」は上のダンプリストでアドレス８１Ａ８〜８１ＡＦにあります。
ＭＺ８０の「５」はアドレス８９Ａ８〜８９ＡＦです。
さきほどのパターンからデータを読み取って、ダンプリストの値と比較してみましょう。



７Ｅ、４０、７８、０４、０２、４４、３８、００
です。
おお。
先頭の１パイトが７Ｅでなければならないのに、３Ｃになっています。
やっぱりデータの入力ミスのようです。

しかし、ＰＣ８００１とＭＺ８０のどちらも同じところでミスをしてしまったらしいということがちょっと謎だったのですが。
これは先にＰＣ８００１のデータを作成して、そのあとＭＺ８０のデータを作成する段階で、全く同じ文字パターンのところは、先に作成したＰＣ８００１の該当範囲のデータをコピーして作成したことを思い出しましたので、それで謎は解けました。
いずれにしても、これはみっともないミスですので直さなければなりません。

お話の途中ですが本日はちょっと時間がなくなってしまいましたので、この続きは次回にすることにいたします。

ＣＲＴインターフェースボードの製作［第７回］
２０１６．９．２ｕｐｌｏａｄ

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