MYCPU80でCP/Mを!
超巨大基板の8080互換HCMOS・CPUでCP/Mを走らせてしまおうという、なんとも狂気なプロジェクトです!
[第140回]
●ZB3BASIC、ZB3DOSの起動手順(2)
前回の続きです。
前回はZB3DOS(CP/M互換DOS)が起動したところまで説明をしました。
初めてZB3DOS(CP/M互換DOS)を起動すると、仮想ディスクドライブA.VFD〜D.VFDが作成されます。
そのあと図のように表示されて、コマンド入力待ちになります。
Zドライブのディレクトリを表示させました。
COPYコマンドでMBASIC.COMとSTARTREK.BASとTREKINST.BASをAドライブにコピーします。
MBASICはMicrosoftの創設者ビル・ゲイツ氏が作ったBASICです。
今となっては年代もののソフトではありますが、さすがにこれをCDROMに入れて配布するわけにはいきませんので、皆様各自の責任においてダウンロードなさってくださいませ。
MBASICのダウンロードサイトは「ワンボードマイコンでCP/Mを」[第157回]で案内しております。
STARTREKについては[第10回]でご紹介しております。
MBASIC[Enter]と入力してMBASICを起動しました。
MBASICの起動にはかなり時間がかかります。
LOADが完了して起動メッセージが出るまでなにも表示されないのでちょっと不安になりますが、MYCPU80のLEDを見るとめまぐるしく点滅していますから、LOAD中であることがわかってすこし安心できます。
MBASICが起動したら、load ”STARTREK[Enter]と入力してSTARTREKをLOADします。
MBASICでは、loadの” ”の中だけは大文字で入力する必要があります。
うしろの ” は省略できます。
拡張子がBASの場合には、拡張子も省略できます。
STARTREKのLOADもかなり時間がかかります。
やっとSTARTREKのLOADが完了しました
run[Enter]でSTARTREKを実行します。
宇宙船エンタープライズ号がゆっくり進んでいきます。
ここでまたかなり待たされます。
やっとゲーム開始です。
ここでY[Enter]を入力すると、ゲームがスタートします。
N[Enter]を入力すると、TREKINST.BASがカレントドライブに入っている場合にはゲームインストラクションの説明が表示されます。
入ってない場合には「TREKINST.BASがない」というメッセージが表示されます。
y[Enter]を入力します。
ゲームが開始されました。
MBASICのプログラムの実行を中止するときは[Ctrl]+[C]を入力します。
ただし画面表示動作中に[Ctrl]+[C]を入力すると、ZB3DOSシステムが強制終了してしまいます。
またMBASICのコマンド入力待ちのとき(上の画面の一番下の状態のとき)には[Ctrl]+[C]は受け付けられません。
MBASICを終了するにはsystem[Enter]を入力します。
ZB3DOSに戻りました。
ZB3DOSを終了するには/EXIT[Enter]を入力します。
ZB3BASICを終了するときも/EXIT[Enter]を入力します。
●バグがみつかりました
MYCPU80用のZB3BASIC+ZB3DOS(CP/M互換DOS)の最終確認をしていましたら、なんとバグがみつかりました。
先日からどうも変だとは思っていました。
テスト中にときどきポロリと気持ちの悪い誤動作をしてくれます。
基板だろうか、それともRAM、あるいはMYCPU80本体か、などとちょいと疑心暗鬼で悩んでおりました。
本日になって、これはどうしても解決しておかないといけないぞ、と腹をくくって、あれこれ工夫しながら異常の原因を追究した結果、やっと原因を特定することができました。
異常動作の原因は5年も前に書いたロードプログラムにありました。
おかげでせっかく焼いたROMも全部消去して書き直しです。
ま、でも出荷する前にみつかってよかったです。
MYCPU80用のZB3BASIC+ZB3DOS(CP/M互換DOS)をご注文いただいた皆様、大変お待たせしておりまして申し訳ありません。
これでやっと出荷の最終準備にかかれます。
あと2〜3日で発送できると思います。
いましばらくお待ちくださいますようお願いいたします。
どこがどうだったのかにつきましては次回に説明いたします。
MYCPU80でCP/Mを![第140回]
2015.2.24upload
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