2024.4.6
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トランジスタでCPUをつくろう!
トランジスタで8080をつくってしまおうというまさにびっくり仰天、狂気のプロジェクトです!
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見事にできましたら、もちろんTK−80モニタを乗せて、それからBASIC、CP/Mを走らせましょう!
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[第440回]



●「1/2TR373」の動作テスト(2)

前回に続いて今回も「1/2TR373」のテストを行ないます。
[第435回]でバイナリカウンタ回路のRSフリップフロップへの入力をON/OFFするためのトランジスタをダイオードに置き換えた回路を考えました。
そこで考えた回路は古い回路基板を利用して試作を行なって動作を確認しました。
その結果をもとに[第438回]で「TR74」回路基板を作図してプリント基板を発注し、今はできてくるのを待っているところです。
「TR74」回路のQ_出力を入力につなぐとバイナリカウンタ回路になります。
「TR373」回路はRSフリップフロップが1回路だけで構成されていますから「TR74」回路とは異なりますが回路そのものはよく似ています。
新しく作成した「TR74」回路ではRSフリップフロップへの入力をON/OFFするためのトランジスタをダイオードに置き換えました。
「TR373」回路もそれと同じようにトランジスタをダイオードに置き換えることができるはずです。
下は前回の「1/2TR373」基板の回路の該当するところをそのように直した回路図です。

「1/2TR373」基板にはRSフリップフロップで構成したデータラッチ回路が1D/1Q〜4D/4Qの4回路ありますが基本的に同じ回路なので上の回路図では1D/1Qのみを示し2D/2Q以下は省略しました。
また上の回路図では外部からのG入力を直接ダイオードにつないでいます。
「1/2TR373」基板をそのまま利用して簡単に試作テストを行なうためにそのように配線したのですが、本来はその間に1段バッファ(インバータ)を置くべきです。

下は「1/2TR373」基板を使って上の回路図の通りに部品を実装した写真です。

せっかく試作するのですからオープンコレクタでの動作テストもできるようにRSフリップフロップの2SA1015は外すことができるようにソケットを使っています。

こちらは基板裏側です。


前回のテストと同じようにG入力として2MHzクロックを入力し、1D入力には500KHzを入力しました。
波形は前回と同じですから写真は省略します。

下は1Q出力波形です。

上側(CH1)はG入力(2MHz)で下側(CH2)は1Qの出力波形です。
前回と同じ波形です。
「TR74」回路と同じようにトランジスタをダイオードに置き換えても問題は無いようです。

トランジスタでCPUをつくろう![第440回]
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