2015.5.20
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トランジスタでCPUをつくろう!
トランジスタで8080をつくってしまおうというまさにびっくり仰天、狂気のプロジェクトです!
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見事にできましたら、もちろんTK−80モニタを乗せて、それからBASIC、CP/Mを走らせましょう!
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[第65回]


●クロック発生回路組立キット

この連載の最初のころから回路の動作をテストするのに簡単なクロック発生回路を作って使っております。
こういうものがあると何かと便利で役に立つと思いますから、これも組立キットで用意することにしました。
この基板もちょうど到着したばかりです。

縦50mm横100mmの小さな基板です。
さっそく組み立てました。

トランジスタロジック回路組立キットと同様丸ピンソケットとブレッドボード用のピンケーブルを使ってクロック信号を取り出します。

クロックは2種類あります。
1つは4MHzクリスタルを74HC4040で分周して作った、2MHz、1MHz、500KHz、250KHz、125KHz、62.5KHz、31.25KHz、15.625KHz、7.8125KHz、3.90625KHz、1.953125KHz、976.5625Hzと原発振クロックの4MHzです。

もうひとつはPIC16F628Aを使って作った1msecと、それを10進カウンタ74HC390で分周して作った10msec、100msec、1秒、2秒、10秒です。
1msec〜1secという単位のクロックもあると便利なことがあるので、ついでに作ってしまいました。

1秒クロックは普通32.768KHzクリスタルから作ることが多いのですが、ひとつにはその値のクリスタルを発振させるのは普通の回路では難しいということと、そのクロックからでは1msecは作れないという2つの理由からPICを利用してソフトウェアで1msecを作りました。

こちらが回路図です。


前回のテストでは作ったばかりの、このクロック発生回路キットを使いました。
もっとも前回のテストはクロック発生回路キットを使ってもオシロスコープがなければ役に立ちません。
そういうことになりますと、簡単なオシロスコープらしきものがあるといいですね。
それも作ってしまいましょうか(今材料を吟味中です)。

前回のHalf Adder回路のテストは、上に書きましたようにオシロスコープがないとできませんが、せっかくトランジスタロジック回路組立キットにはLEDがついていて信号の状態が目視できるのですから、それを使ってテストするならどなたでも簡単に行なうことができます。

ということでその方法でもテストして写真を撮ったのですが、本日は時間がなくなってしまいました。
ですので次回にお見せすることにいたします。

トランジスタでCPUをつくろう![第65回]
2015.5.20upload

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