2015.6.2
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トランジスタでCPUをつくろう!
トランジスタで8080をつくってしまおうというまさにびっくり仰天、狂気のプロジェクトです!
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見事にできましたら、もちろんTK−80モニタを乗せて、それからBASIC、CP/Mを走らせましょう!
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[第74回]


●トランジスタロジック回路組立キットHC00−A1015

今回はBS250の代わりに2SA1015を使った2入力NAND回路[HC00−A1015]です。
下はそのプリント基板です。

今まで紹介済みの基板と同じ基板サイズです。
100mm×50mmです。

こちらは完成品見本です。

74HC00と同様に、1枚の基板に4つのNAND回路があります。

下は4回路のうちの1回路の回路図です。


BS250の代わりに2SA1015を使ったNAND回路については[第32回]で2SA1015のベースに入れるダイオードは1本でよいと書きました。
実際にそのように基板を作ってしまったのですが、パーツを実装して動作テストをしてみて、はじめてその考えが誤りであることがわかりました。
[第32回]で紹介しておりますダイオード1本の回路ですと、たとえばIN1に入力信号として0を入力すると、その信号が51KΩを通してIN2にも現れてしまいます。
実際に基板を作って試してみると頭の中だけで考えたことの誤りが発見できることがあります。
やっぱり実際に作って試してみることが肝要です。

基板の裏にダイオードを追加しました。


下は動作テスト中の写真です。

2つの入力を0にしました。
緑LEDが入力で赤LEDが出力です。
入力または出力が0のときに点灯し、1のときに消灯します。
NANDなので2入力がともに1のときに出力は0になります。
それ以外のとき出力は1になります。
緑LEDが2つとも点灯し赤LEDは消灯しています。


入力1を1にしました。
左端の緑LEDが消灯しています。
出力は1ですから赤LEDは消灯しています。


入力1と入力2を1にしました。
緑LEDが2つとも消灯しています。
出力は0ですから赤LEDは点灯しています。

本日も時間がなくなってしまいましたので、ここまでといたします。
次回も基板の紹介を続けます。

トランジスタでCPUをつくろう![第74回]
2015.6.2upload

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