2023.12.5
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パソコンをつくろう!(パソコン自作のすすめ)
組み立てキットを使って自作に挑戦!

[第340回]



●Windows7が起動しない!(2)Disk Defrag

前回はWindows7が起動しないというまさかのトラブルから始まった泥沼の一日について書きました。
最初に起きたWindowsが起動しないトラブルについてはマザーボードのSATAコネクタの不良を疑い、その対策として代わりのマザーボードの入手を決めました。
さっそくヤフオクで検索したところ現在使用中のマザーボードと同じ型名のマザーボードが2点出品されていることがわかり2点とも即決価格で落札しました。
そこまでが土曜日(12月2日)のお話です。
その日はやることなすこと裏目に出てもうどうしようもありませんから金麦を飲んで寝てしまいました。

やっぱり一晩寝ると少しは冷静になります。
最初のWindowsが起動しないトラブルについてはヤフオクで落札したマザーボードが届くまで何もやることがありません(そのときはそのように思っていました)。
それで次にやっぱりWindowsが起動しなくなってCHKDSKが繰り返し表示されてしまうトラブルについて何かできることがないか考えてみることにしました。
妻の普段遣っているWindows7マシン(2号機)のハードディスクで発生したトラブルです。
そのハードディスクも最近はバックアップをとっていなかったのですがしばらく前にバックアップとして作成したクローンハードディスクがあります。
それをつけてみたところWindows7が正常に起動しました。
それを確認したあと、そのクローンディスクとまともに起動しなくなったハードディスクの両方を2号機に接続して電源ONしたところWindows7が立ち上がりました。
エクスプローラで確認したところ両方のハードディスクのドライブが表示されました。
そこにあるフォルダを確認したところC:ドライブは間違いなくクローンディスクのものであることが確認できました。
CHKDSKが繰り返し行なわれてWindowsが起動しなくなったほうのハードディスクもエクスプローラで見たところそこにセーブされているフォルダが表示されました。
そのフォルダの中身を確認したところそれがC:ドライブ(別のドライブナンバーで表示されていますが)であることが確認できました。
Windowsは起動できなくなってしまいましたがどうやらC:ドライブはなんとか無事のようです。
ふつうはここでシステムの修復なんてことをやるところですが、私はMicrosoft様を信用していませんので修復のためのバックアップは
とっておりません。
つまりシステムの修復はできません。
どうするか?

方法はあります。
こういうときのためにハードディスクのまるごとそのままのバックアップ(クローンディスク)の作成をしております。
今回はしばらく前に作成したクローンディスクですがシステムソフト(Windows7本体)fは全く同じです。
そのクローンディスクでWindows7が正常に起動しましたから、そのC:ドライブに(実はパーテーションで複数のドライブに分かれていますからその複数ドライブについても)、起動しなくなったハードディスクの同じC:ドライブ(およびそのほかのドライブ)の中身をフォルダごと上書きコピーしてしまえばよいのです。
実際は内容が同じファイルについてはコピーは不要なので内容が新しいファイルのみ指定してコピーするようにします。
ま。
コーヒーでも飲むかほかの作業などをしながらコピーが終るのを待てばよろしい。
このように書きますといろいろバックアップツールがあるのになんでそんな面倒なことをするの?と疑問に思われるかもしれません。
自分で随分いいかげんなことばかりやっておいてこういうことを言うのも何なのですが、こういう大事な作業では「便利な」ツールは余り信用していないのです。
こういうときは手間がかかっても確実なほうが安全です。

で。
そのようにするつもりだったのですが。
ひょっとしたら。
Windows7が起動しなくなったハードディスクに対してDisk Defragを施してみたら、という考えが浮かびました。
駄目元でもやってみる価値はありそうです。
デフラグというとWindowsに附属のものがありますが、あれは使えた代物ではありませぬ。
あれはひどい。
一旦デフラグを開始したら最後何時になったら終るかわかりませぬ。
数時間は待たされることを覚悟すべき代物です。
その点Auslogics Disk Defragは超優れもののデフラグツールです。
有償版もありますが有りがたいことに十分使えるフリー版がダウンロードできます。
Auslogics Disk Defragは「パソコンをつくろう!」[第327回]で紹介しました。
そのときはバージョン10でしたが現在(2023年12月)はバージョン11になっているようです。

それで駄目元でそのDisk Defragを実行したあとそのハードディスクのみを実装して電源をONにしてみました。
やっぱりCHKDSKが始まりましたので「やっぱり駄目か」と思ったのですがCHKDSKが終了したあと、Windows7が元通り起動しました!
見事復活です!

有りがたいことに、この件については一件落着です。
今夜は金麦で祝杯!です。

次回に続きます。

パソコンをつくろう![第340回]
2023.12.5upload

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