2024.1.17
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PICBASICコンパイラ

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まるでインタプリタ。でもコンパイラです。超カンタン超シンプルです。
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[第130回]



●コマンドの動作確認(2)/SAVE、/LOAD、/EXIT、ログファイル

年が替わっても相変わらず多忙です。
少しまとまった時間が取れたのでこの機会にずっと未処理だったことなどを片付けはじめたら途中では止められなくなってしまいました。
まだ片付けなければならないことは残っているのですが、ホームページも半端なままにしておくわけにはいきません。
ということで4日ぶりの更新です。

前回からの続きになります。

7)/SAVEコマンド

前回はBASICの簡単なサンプルプログラムを作ってコンパイル〜アセンブル〜マシン語プログラムの実行までを行ないました。
手順としては作成したBASICプログラム(テキストプログラム)は実行するよりも前にファイル名をつけてセーブするのが常道なのですが、説明の都合でファイルのセーブをしないままプログラムを実行してしまいました。
/RUNコマンドを実行するとBASICソースプログラム(テキストプログラム)をもとにしてコンパイラによってPICアセンブラソースプログラムが作成されます。
前回は書き漏らしましたが作成されるPICアセンブラソースプログラムはMICROCHIP社のPICアセンブラとは少し文法が異なっているところがあるのでMICROCHIP社のPICアセンブラではアセンブルすることはできません。
当社オリジナルの独自ルールを使っています。
PICアセンブラを作る(使う)ことが目的ではなくて、BASICコンパイラの中の機能として作成するものですから、コンパイラにとって都合がよいものになっています。

本題に戻ります。
そういうことで前回はBASICソースプログラムをセーブせずに/RUNコマンドを実行しました。
/RUNコマンドを実行するとBASICコンパイラによってPICアセンブラソースプログラムファイルが作成されます(拡張子はASM)。
次にそのPICアセンブラソースプログラムをもとにPICアセンブラによってアセンブルリストファイル(拡張子LIST)とPICマシン語プログラムファイル(拡張子OBJ)が作成されます。
このとき先にBASICソースプログラムをファイル名をつけてセーブしているとそのファイル名をつけたASMファイルとLISTフアイルとOBJファイルが作られます。
前回のようにBASICプログラムをセーブしていない状態のときはファイル名がまだ無いので、NONAME.ASM、NONAME.LIST、NONAME、OBJファイルが作成されます。
前回はそういうことでしたので、今回はBASICプログラムをファイル名をつけてセーブしてみます。
BASICプログラムをセーブするコマンドは/SAVEです。
前回終ったところから/SAVEコマンドを実行しました。

/SAVE BSTEST01.TXT
を実行しました。
BASICプログラムは3行でしたので
3lines save ok
と表示されました。
右に表示しているディレクトリ(フォルダ)にbstest01.txtが表示されました。

8)/LOADコマンド

セーブしたBASICプログラムをロードするコマンドは/LOADです。
今セーブしたばかりのプログラムですからそれをロードする必要はないのですがここは/LOADコマンドのテストですから/LOADコマンドを実行してみます。


/LOADコマンドを実行すると指定したBASICプログラムがロードされたあと、コンパイラとアセンブラが実行されてLISTファイルとASMファイルとOBJファイルが作成されます。

しかし/RUNコマンドが実行されたときと違ってマシン語プログラムはターゲットボード(ここではPICBS02ボード)のPIC18F4550にはまだ書き込みはされません。
もちろん実行もされません。
このあと/RUNコマンドを実行することでOBJファイルのマシン語プログラムがPIC18F4550に書き込まれたあとそのプログラムが実行されます。

9)/EXITコマンド

PICBASICコンパイラを終了するコマンドは/EXITです。
/EXIT[Enter]と入力するとPICBASICコンパイラが終了します。

このときログファイルもクローズされます。

10)ログファイル

ログファイルはPICBASICコンパイラのあるフォルダに作成されたpiciologフォルダに作成されます。
今気が付きました。
フォルダ名は「piciolog」ではなくて「picbslog」のほうが良かったですね。
そのうち直すようにします。
ログファイルはPICBASICコンパイラの実行を開始した月日時分秒をファイル名にしたテキストファイルです。
ログファイルはテキストエディタで開くことができます。
今作成されたばかりのログファイル0111214331.txtをTeraPadで開きました。


コマンドプロンプトの画面に表示されたのと同じ内容が記録されています。

PICBASICコンパイラ[第130回]
2024.1.17 upload

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