2023.7.8
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PICBASICコンパイラ

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まるでインタプリタ。でもコンパイラです。超カンタン超シンプルです。
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[第49回]



●LCDIF

前回までPIC18F4550ターゲットボードにLCD表示器を接続してPICBASICコンパイラでLCD表示器に文字表示を行なう命令について説明をしてきました。
PICBASICコンパイラは当初はPIC18F14K50ボードをターゲットボードとして説明していました。
[第37回]でPIC基板にLCD表示器を接続するところからはPIC18F4550ボードでの説明になっています。
どちらのボードもPICBASICコンパイラボードである点については同じなのですがPIC18F14K50ボードはもともとI/O端子の数が少ないのでそこにLCD表示器を接続するとさらにI/O端子の数が少なくなってしまってI/O制御らしいことがほとんどできなくなってしまいます。
LCD表示器のコントロールには4ビットインターフェースモードで接続することにしてもデータラインに4本とそのほかにRS、E、R/Wの制御ライン3本を合わせて7本のI/Oが必要です。
PIC18F14K50には8ビットのI/OはRC0〜RC7しかありません。
そのほかにはRA0、RA1とRB4〜RB7しかありません。
そのうちRB5とRB7はPICUSBIFボードとのRS232C通信に使います。
実は後ほど説明しますがRA0、RA1、RB4、RB6はLCD表示器とのインターフェース用には利用できません。
するとRC0〜RC7のうちの7本をLCD表示器のためのインターフェースに使うことになりますからもうまるでLCD表示器専用のインターフェースボードになってしまいます。
LCD表示器を接続する段階でPICボードをPIC18F14K50基板からPIC18F4550基板に変えて説明をすることにしたのはそういう理由からです。

ところで。
PIC18F4550は40pinのICですからI/Oポートもそれなりに沢山使えます。
大は小を兼ねるという言葉もありますが用途によってはそんなに沢山のI/Oは使わないという使い方もあると思います。
PIC18F14K50で間に合う程度の用途を考えた場合にLCD表示器を接続するために20pinのICから40pinのICに変えるというのもなんとなくひっかかる気持ちが残ります。
もしもI/Oが少ないPIC18F14K50ボードでもLCD表示器とシリアルで通信できるようなものを考えたらそれなりにメリットがあるのでは。
そのように考えて今回のLCDIFボードを試作しました。
PIC18F14K50基板とはCLK、DATAの2線で接続します。

説明の途中ですが本日は時間がなくなってしまいました。
詳しくは次回に説明することにして今回は写真と回路図をお見せして終ります。

LCD表示器をPIC18F14K50ボードに接続しました。

ジャノ目基板が試作したLCDIFボードです。
PIC16F84を使っています。
写真下方左側はPICUSBIFボードで右側はPIC18F14K50ターゲットボードです。
その右にあるコネクタボードについては回路図のところで説明をします。

LCD表示器とLCDIF試作基板です。

左側の16pinコネクタはLCD表示器との接続用で右側の10pinコネクタはPIC18F14K50ターゲットボードとの接続用です。

LCDIFボードの回路図です。


PICUSBIFボードとPIC18F14K50ターゲットボードとの接続回路図です。

上側はPICUSBIFボードの回路です。
下側はPIC18F14K50ターゲットボードです。
両者の間は10pinフラットケーブルで接続してRS232Cで通信を行ないます。

上図にLCDIFボードとの接続コネクタを加えた接続回路図です。

LCDIFボードとの通信は10pinコネクタの空いている端子を使って行ないます。
最終的にはターゲットボードにLCDIF用の10pinコネクタを増設するようにプリント基板を作り直します。
今は試作の段階ですので上の方の写真のようにコネクタボードで10pinケーブルを中継して接続しています。

説明の途中ですが本日はここまでで終ります。
続きは次回にいたします。

PICBASICコンパイラ[第49回]
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