2023.10.3
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PICBASICコンパイラ

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まるでインタプリタ。でもコンパイラです。超カンタン超シンプルです。
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[第83回]



●SDカードIF(3)PICBASICコンパイラボードに接続したい(2)

下は前回お見せした現行のZ80/8080のマイコン独立化システムの概念図です。

この場合SDカードIFボードは独立化システムとしては必須の機能ですが、逆に独立化を伴わないND80Z3.5やND8080の場合には今のところSDカードIFボードは特に必要なものではありません。
そのSDカードIFボードをPICBASICコンパイラシステムの中でどのようにしたいかと言いますと。
このようにしたいと考えています。

ND80Z3.5/ND8080の独立化システムではSDカード用のDOSプログラムはND80Z3.5/ND8080のシステムROMに組み込んでいます。
Z80や8080のマシン語プログラムには慣れておりますし自作のZ80アセンブラ、8080アセンブラも駆使できます。
もっともその作成には当初思っていたよりもはるかに多くの時間がかかってしまいました。
今度はそれをPICでやらなければなりません。
ND80Z3.5/ND8080の独立化システムでもSDカードのインターフェースはPICがやっているじゃないかとのご指摘をいただくかもしれません。
ND80Z3.5/ND8080の独立化システムではSDカードのインターフェースのPICは単にPICを介してSDカードとの通信をSPIモードで行なうためだけにPICを使っています。
PICとSDカードとの間はPICのSPI通信機能を利用して必要なコマンドやデータのやり取りをします。
そしてPICとND80Z3.5/ND8080との間は8ビットパラレルI/Oバスに接続してパラレルでコマンドやデータのやり取りを行ないます。
PICに対しては単にたとえばSDカードのセクタアドレスを指定してそこにデータを書くとかそこからデータを読み出すという操作をしているだけでDOSに必要な機能はND80Z3.5/ND8080のシステムROMにZ80/8080のマシン語で書いたDOSサブルーチンが担っています。
そのDOS部分をPICBASICコンパイラボードのPICに構築するのが概念としては一番無理がないのですが、どうせPICアセンブラでDOSプログラムを書くというのでしたら(おいおい。本当に本気でやるつもりかい。死ぬぞ)、PICBASICコンパイラボードのPIC上に構築するよりも、いっそのことSDカードインターフェースボード上で単にSPI通信を行なっているところにDOSプログラムも組み込んでしまったほうが応用が利くと考えました。
そのようにするならばPICBASICコンパイラボード上のPICのプログラムはSDカードインターフェースボードのPICに組み込んだDOSに対してコマンドやデータを送受信するだけで済むことになります。
おお。
それこそまさに汎用性を備えたDOSではありませんか。
そういうことができればの話ですけれど。
困ったことに。
私の場合、妄想するだけでは終らないのであります。

PICBASICコンパイラ[第83回]
2023.10.3upload

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