公開講座 所沢航空発祥記念館

ワンポイント情報目次へ
トップページへ


2001年2月17日(土)に所沢航空発祥記念館で開催された「回転翼機のエンジン」と
いう公開講座に行って来ました。
講師は、元IHI資料館館長の榎本信雄さんでした。
ヘリコプターのエンジンの仕組みを講義してくれました。
講義は、専門的で難しかったです。
でも、レシプロエンジンに比べて、ガスタービンエンジンは、軽量で出力が高く、
故障しにくいということがわかりました。
初期のガスタービンエンジンは、燃料をコンピューターを使わずに
油圧と機械で制御していたそうですが、仕組みがとても複雑なので驚きました。
タービンやベアリングの冷却の仕組みも興味深かったです。
開発するには、とても費用が掛かるので、次の世代のエンジンが出るのは、
15年ごとだと言っていました。

休憩を挟んで、90分ぐらいの講義あとに所沢航空発祥記念館に
展示してあるヘリコプターのガスタービンエンジンを見ながら、説明してくれました。
実物を示しながらの説明だったので、とてもわかりやすかったです。
講習会の参加者から、矢継ぎ早に質問が飛んでいました。
榎本信雄さんは、どの質問にも的確にわかりやすく答えてくれていました。
ヘリコプターのガスタービンエンジンは、ジェットエンジンの後部に
噴流で回るタービンがあり、それで動力を取りローターが回っていることを
知りました。
ヘリコプターの機体の大きさに比べて、エンジンがとても小さかったです。
タービンの角度が変えられるようになっているのを初めて知りました。
固定側のタービンが中空になっていて、空気で冷却しているのも
見ることが出来ました。

所沢航空発祥記念館の売店で、JALの機内で使われているブランケットを
1,200円で購入しました。
ウールが入っている生地で、肌触りがよくて暖かいので、気に入っています。

ワンポント情報目次へ
トップページへ

このホームページに関する、ご意見や感想をお待ちしています。 
ジュネス  jyunesu@alles.or.jp