キュアピーチ デカール貼り付け作業手順



パーティングライン、気泡等のペーパー掛け処理を済ませた頭部パーツ。
プライマー(レジン用下地定着剤)を塗装後、
後ろ髪部分をマスキングテープでマスキングします。
あらかじめ、口や耳の内側にサフレス塗装用の肌色を
筆で塗っておくと後の作業が楽です。
(この場合の肌色は、エアブラシの様にシンナーで希釈しなくても大丈夫です。)

※プライマーには、フィニッシャーズの「マルチプライマー」を推奨します。


デッサン用の練り消しゴムで、髪の生え際とうなじ、瞳部分をマスキングします。
スパチュラ(造型用金属ヘラ)もしくはタミヤ調色スティックや爪楊枝等で
丁寧に境界線の形を整えます。


(拡大画像あり)
サフレス肌色をエアブラシで塗装します。(ガイアカラー・サフレスピンク+スーパークリア)
あらかじめ筆で塗っていた部分は、この時点で自然になじんでいるかと思います。
(後からスミ入れの様に塗ると、汚くなるのでお奨めしません)


マスキングの練り消しをピンセットで剥がします。


(拡大画像あり)
練り消しのマスキングを剥がした状態。



デカールの糊が弱いようなので、別売りのデカールのりを使います.
デカールを貼り付ける白目部分に、タミヤのデカールのりを塗ります。
多少多めにピタピタ塗って構いません。(あとで綺麗に拭き取れます。)

※(撮影手順を間違えて、左目が既に貼られています。紛らわしくてすいません。)


(拡大画像あり)
デカール台紙に印刷された瞳と眉毛の余白部分にカッターで切れ込みを入れて、
台紙ごと小皿に入れた水に20秒程浮かべておきます。
デカールが台紙から剥がせるようになったら、余白部分を除去して
ピンセットで位置を確認しながらデカールのりを塗った瞳部分に乗せます。



デカールの位置、向きの微調整には、小さく畳んだティッシュを使って
あまり強くこすらない様にしながら動かします。
デカールのりを多めに塗っておくと、潤滑剤の代わりにもなって
デカールの位置をずらす作業も楽になります。

位置が決まったら、曲面に馴染むように定着させます。
別の小皿にお湯を入れておき、小さく畳んだティッシュに
お湯を少しだけ含ませ、デカールの上から温かいティッシュを押し付け定着させます。
この時、押し付けながら動かすとデカールが破れたり印刷が擦れたりしてしまうので、

押し付けたら動かさないでください。あと、火傷にも注意してください。

定着後にもし位置がずれていたら、そのままずらして動かそうとせずに、
ピンセットで丁寧に剥がして、デカールのりを塗り直してからやりなおします。
上手くいけば2〜3度はやり直しができるはずです。


(拡大画像あり)
貼り付けが終わったら、水で塗らしたティッシュで丁寧にデカールのりを拭き取ります。
水分が十分に乾いたら、模型用ラッカークリヤーを薄めに数回上掛けして定着させます。
クリヤーは掛けるごとに1時間ほど乾燥させて、仕上げのクリヤーは厚めに吹きます.
クリヤーが乾いたら(一日以上)髪を塗装して、瞳部分を練り消しでマスキングした後に
お好みの加減でつや消しクリアーを吹いて完成となります。


髪の塗装作業は省略していますが、つや消しクリアーまで吹いた状態のものを掲載しておきます。
(クリックすると大きい画像が見れます)