RARARU(ララルウ)という本について

 この本は、谷山浩子さんのコンサートやアルバム、または本人についての情報誌ではなく、曲から想像した漫画やイラストが主な内容になっています。たいてい、私のオリジナルの話もはいりますが、それはご愛嬌ということでご了承ください。準備号以外はすべてオフセット印刷で、20号以外は個人誌で、7号以外はA5サイズです。
 それでは、これまでに作ったRARARUを順番にふりかえってみましょう。

RARARU1 1988年発行 P44

浩峰尚(以下順不同敬称略)との合同誌
 この本がはじめて作ったオフセット本だったので、いろいろ教えてもらいました、大変お世話になりました。
 このころの絵は、自分で言うのもなんですが、すごくかわいいです。この方向に発展していかなかったのがかなり残念だったりします。
 この前に、コピーで準備号をつくっています。

メイン 「魔法使いの恋人が逃げた」「船」
オリジナル なし

RARARU2 1988年発行 P44

ゲスト かいりK 浩峰尚
 このころ奥付の大切さがよく分かってなかったため、正確な発行日はわかりません。
 多分はじめての二色刷ですが、けっこう上手くいったと思います。本文は、色上質の灰色でした。

メイン 「人形の家」
オリジナル 「貝殻博物館」 ことはじめです。
「もう月にはいかない」 誠世の日常話、今ほど暗黒な子ではなかったようです。
RARARU3 1989年発行 P52

ゲスト 浩峰尚
 ビギナーズラックで表紙が上手くいったのは、この本まででした。本文は色上質の肌色、遊び紙は鶯という、たいへんかわいい組み合わせで、内容も当社比で、この時期に作った本としてはかなり出来のいいほうだと思います。

メイン 「たんぽぽ食べて」「不思議なアリス」
オリジナル 「てぶくろをかいに」 透季子の学校帰りの話、めずらしく何も起こりません。
「CLOUD PEOPLE」 雲上帝国崩壊秘話ことはじめですが、まだこのタイトルはついてませんでした。また、最初は、宮羽とかかわるのは、透季子にしようと考えてました。
RARARU4 1989年夏発行 P62

ゲスト 佐田淳二 かいりK 浩峰尚
 このころから表紙の多色刷りの失敗が続きますが、この当時は紙の値段がまだ安くて、今よりもずっと多く本文紙替をしていました。この本では色上質サーモンと両更クラフトをつかっています。また、この本からイヴェントあわせに本を作るということを覚えました。

メイン 「扉」「天の貝殻」「ガラスの巨人」
オリジナル 「誰が殺した駒鳥を」 マザーグース 後のアンケートでは、この作品の評価が一番高かったです。
RARARU5 1989年冬発行 P62

ゲスト かいりK 浩峰尚他三名
 5冊目ということで、おいわいにゲストを5名およびしました。
 しかし、今だかつてないほど表紙を失敗した本です。インクの透明度に関する認識がまだまだ甘かったです。

メイン 「穀物の雨が降る」「青い鳥」
オリジナル 「REM」 短編の多い私のオリジナルの中でも究極の短編集です。「夢」をテーマにした四つの話で成り立っています。第二の夢から第四の夢まで。第一の夢は前に作っていたコピー本のどこかに描いたようです。
RARARU6 1990年夏発行 P44

ゲスト なし
 このころの絵はものすごくへたくそです。(いや、いつもと言われればそれまでですが)表情に乏しく(いや、いつものことか…)デッサンもとれてません(いや、いつもの…)。今思えば、絵の転換期になっていたのだと考えられます。これからしばらく、大変へっぽこな絵の時期が続きます。しかし、当時はへっぽこという自覚に欠けていたんですよ…

メイン 「冷たい水の中をきみと歩いていく」「恋人の種」
オリジナル 「夜物語」 透季子にかかわる真雪という女の子の暗黒な話。
RARARU7 1990年冬発行 この本のみB5サイズ P44

ゲスト 小説ゲスト一名
 最初で最後のB5本、そして小説書きの方のゲストでした。この大きさに関しては、「本棚に並べて入らない」とか、当時顰蹙をかったものでした。
 絵は「6」よりはましになったようですが、それでもまだ無表情で怖いところがあり、原寸だけにあらもよくわかります。

メイン 「草の仮面」「LUNA」
オリジナル 「追憶」 貝殻博物館シリーズ、誠世と灰の因縁話、このころから設定がちゃんと固まってきました。
RARARU8 1991年夏発行 P62

ゲスト なし
 口絵カラーが入っていて、絵柄は日本人魚です。
 絵柄は、「7」よりは幾分かまともになってきているようです。そういえばこの本は印刷屋さんのミスで、表二、三に入る予定だった目次と奥付が入りませんでした。そして、それを指摘しても、謝罪も割り引きもなかったので、二度とそこは使ってません。

メイン 「さかなの言葉」「流星少年」「不眠の力」
オリジナル 「風道」 めずらしく明るい誠世の散歩話。
RARARU9 1992 8 16発行 P84

ゲスト なし
 そろそろ現在の路線になってきています。あんなにかわいかった初期の作りと、どうしてこんなに遠ざかってしまったのでしょうか。

メイン 「王国」「ガラスの巨人」「HATO TO MAGI」
オリジナル 「REM」 第六の夢から第九の夢まで。このシリーズは、また描いてみたいような気もしますが、今の絵で、一話を2ページから4ページで描けるかどうか分かりません。
RARARU10 1992 12 30発行 P68

ゲスト なし
 10号記念にしては地味な本です。この本も表紙の二色刷で失敗しました。絵は上手くいったのですが、インクが不透明だったために、タイトル文字が消えてしまい、一冊ずつスタンプで押しました。
 アンケート企画をやったのですが、あまりおもしろくなかったので、二度とやらないでしょう。

メイン 「Elfin」「不思議なアリス」
オリジナル 「彼は誰の人」 貝殻博物館シリーズで、「かはたれのひと」と呼びます。かはたれとは夜明け前の時間のことで、この作品のみ後の個人誌に再録しました。
RARARU11 1993 8 16一刷発行 12 30二刷発行 P76

ゲスト なし
 RARARUでははじめての再版をしました、よく売れたのですね…(遠い目)。
 このころから表紙の多色刷をちゃんと考えてやるようになって、失敗が少なくなったような気がします。「11」や「12」のころの絵は、今見てもけっこう気に入っています。

メイン 「休暇旅行」「クルル・カリル」「森へおいで」「冷たい水の中をきみと歩いていく」
オリジナル なし
RARARU1-5MIX 1993 12 30発行 P148

ゲスト なし
 「1」から「5」のよりぬき総集編で、RARARUでははじめてのフルカラー表紙です。
 編集上のモチーフは「FLYING」でした。
RARARU12 1994 8 7発行 P76

ゲスト なし
 本文8ページ分二色刷が入っています。「12」から「20」までは、今よりも発行部数が1.5倍多かったです。
 この本は、あまり手を抜いたところのない丁寧な作り方をしていると思います。特にこの時描いた「COTTON COLOR」の上をいく原稿は、未だに描けていないような気がします。

メイン 「瞬間(二色刷)」「森へおいでライヴ版」「COTTON COLOR」
オリジナル なし
RARARU13 1994 12 30発行 P84

ゲスト なし
 本文の一部に両更クラフトで紙替があり、この部分がオリジナル(雲上帝国崩壊秘話系)なのですが、この本ではここのみが比較的出来がいいです。今見ると、気を抜いて描いている部分がけっこうあって、あまり気に入っていない本です。

メイン 「かくれんぼするエコー」「月見て跳ねる」「銀の記憶」
オリジナル 「私が高校生だったとき」 美術学生としての透季子の日常話。
「精霊達の夜」 話としては、どちらかというと雲上帝国系。シリーズのタイトルはここからきています。
RARARU14 1995 8 19発行 P76

ゲスト なし
 やや気を持ち直したのか、「13」よりはまともに見れる本です。この本から、今まで手書きだった枠線が、定規で引かれた直線に変わりました。
 また、このころからオリジナル「精霊達の夜」シリーズがたいてい載るようになりましたが、まだ話は系統だってません。

メイン 「あたしの恋人」「再会」「王国」
オリジナル 「緑色の童話」 リラのご先祖様の話、緑の矢がはじめてでてきます。
RARARU15 1995 12 8発行 P76

ゲスト 水科由有理
 「15」から「19」までは毎回一人ずつゲストをおよびしています。
 会社があまりに忙しくてやさぐれていた時期のせいか、線が太くて荒いですが、それなりの雰囲気は出ていると思います。

メイン 「漂流楽団」「楽園のリンゴ売り」
オリジナル 「金の瞳」 リラの城での子供時代の話ですが、後の同設定の話と比べるとかなりすさんでいて、性格がちょっと違っています。
RARARU6-10MIX 1996 8 4発行 P178

ゲスト なし
 「6」から「10」までのよりぬき総集編で、編集上のモチーフは「七角錐の少女」と「王国」です。
 部数も本の主旨も1-5MIXと同じのはずなのに、なぜか全然売れない本です。この本があまりにも残っているため、今のところこれ以降の再録本を作る気にはなれません。
 
RARARU16 1996 12 29発行 P76

ゲスト 水里裕
 とうとう会社をやめて脱力している時につくった本なので、やはり絵も荒れ気味です。この本から台詞がワープロ打ちになりました。

メイン 「月が誘う」「きみが壊れた」 私も壊れてました…
オリジナル 「雲上帝国崩壊秘話」 このシリーズの基本となる話です。
「千年祭」 その裏話。 
RARARU17 1997 8 7発行 P84

ゲスト 斉藤紀帆
 なんとか「16」よりは持ちなおしましたが、まだ気の抜け気味なところがあります。丁寧に描いたページはいいのですが、手抜きをしたページはやっぱり駄目ですね。そういえば、ヤマハのファンクラブの会報に載ったのはこの本でした。

メイン 「Elfin」「真昼の光は嘘をつく」「穀物の雨が降る」
オリジナル 「精霊達の夜」 サブタイトルなし やはりリラの先祖達の話で、このころから話が展開していく地固めをしているようです。
 
RARARU18 1997 12 29発行 P68

ゲスト しょうこ
 なるべく丁寧に描くことを心がけるようにしました、心がけているだけかもしれませんが。
 また、一曲で長く描かないようにした珍しいつくりで、このころからあまり穴埋めイラストを入れないようにしています。

メイン 「少女は…U」「少女は…V」「Pyun Pyun」「まっくら森のうた」
オリジナル 「精霊達の夜」 サブタイトルなし 今なら「雲上帝国」の方に振り分ける話です。リラは宮羽と決別して帝国を去り、この時永遠に呪われます。
RARARU19 1998 12 29発行 P84

ゲスト 綿里まり絵
 表紙はいいのですが、裏表紙にトーンのモアレが出て、久しぶりに失敗しました。モアレさえなければ、きれいにできたと思うと残念です。内容は「カイの迷宮」が中心です。

メイン 「カイの迷宮」「花園の子守歌」「壁に映る影」
オリジナル 「精霊達の夜」 Elfin 物語の本筋に入っています。この前にでた別の個人誌から、話を順番に進めることにしました。
RARARU20 1999 8 13発行 P204

ゲスト 28名 
 20号記念に何かをやろうと思って、RARARUでははじめての依頼編集本になりました。この規模の本を作ることは、当分ないと思います。依頼事務と原稿請求は大変でしたが、大変読み応えのある本になっています。

メイン 「夢の逆流」「七角錐の少女」
オリジナル 「約束の日」 雲上帝国崩壊秘話シリーズ、緑の矢の由来話。
「密約」 鳥籠姫 精霊達の夜「19」直後の話です。
RARARU21 1999 12 26発行 P68

ゲスト 森岡倫理 胡登
 他の本二冊と同時進行で、「もう二度とこんなことはやるものか!」と思いつつ、一年後に同じことを繰り返していました。
 正式に依頼したわけでもないのに、棚ぼた式ゲスト原稿がきためずらしい本です。その節はどうもありがとうございました。

メイン 「窓の外を誰かが歩いている」
オリジナル 「精霊達の夜 物語T」 シリーズは一話完結でなるべくまとめるようにしました。
RARARU22 2000 8 13発行 P76

ゲスト 時沢渉
 このころから、本のテーマをなんとなく決めることにしました。ごく初期にも決めていたのですが、長い間忘れていました。この本のテーマは「緑」自然の緑ではなく、魔性の緑です。

メイン 「壁に映る影」「不思議なアリス」
オリジナル 「わたしはうみへ ふねはない」 マザーグース
「ECHO」 かくれんぼするエコーより 精霊達の夜シリーズ、カイエとリラが出会う話です。
「精霊達の夜 物語U」 
RARARU23 2000 12 30発行 P68

ゲスト 宮花みん
 テーマは「ナンセンス・ソング」です。谷山さんの歌の中でもそういう傾向の曲を中心にしてみました。この時も3冊同時進行がかかっていて大変でした。

メイン 「てんぷら☆さんらいず」「悪魔の絵本のうた」「HATA TO MAGI」
オリジナル 「精霊達の夜 物語V」「オフィシャル・ガイド」 人物関係などのガイドをつくってみました。
RARARA24 2001 8 12発行 P68

ゲスト なし
 アルバム「心のすみか」が出た後だったので、心のすみか中心になるかと思っていたのですが、なぜかそうはなりませんでした。いつもより少し、オリジナルの割合の高い本です。

メイン 「仇」「鳥籠姫」
オリジナル 「精霊達の夜 物語W(双子の姫の物語)」リラとレンシアの出会う話です。
「物語X 先代様の話」リラの前の森の精霊の最後の時。
RARARU25 2001 12 30発行 P100

ゲスト15名
 25号記念にアルバム「心のすみか」より「仇」特集で、依頼編集のほかに原稿募集もしてみました。
 せっかくの記念号なのですが、この時、初めてコミケに落選いたしました。

メイン 「仇」のみ
RARARU26 2002 8 10発行 P72

ゲスト あしざわ深花
 アルバム「翼」が出た後の本で、そのころ「幻想図書館2 不思議の国のアリス」が上演されたこともあってアリスのイメージで編集してみました。(しかし私は幻想図書館観に行ってませんが…)

メイン 「洗濯かご」「鏡よ鏡」
オリジナル 「精霊達の夜 ミルドレッドの章」RA26に描いたストマン「仇 雲上帝国崩壊秘話編」の裏表となる話です。
後にステファノと出会うミルドレッドという娘をようやく出せました。
RARARU27 2002 12 29発行 P60

ゲスト なし
 アルバム「そっくりハウス」が出た後なのですが、あまりというかほとんど関連がない本になりました。
 いつもは歌詞のイメージをそのまま絵にすることの方が多いのですが、今回はなるべく物語仕立てにしようと心がけました。

メイン 「少女は…」より少女連作
メインではないのですが、オープニング゜の「ハサミトギを追いかけて」が気に入ってます。
RARARU28 2003 8 17発行 P64

ゲスト なし(とかいいつつも、密かにあり)
 妊娠中にのんびりゆっくり作った本です。この本を入稿しておいてから出産、この夏のコミケは育児休暇でお休みしました。
 27と28は妊娠中に作った本ということになります。

メイン 「休暇旅行」のイメージマンガ三本立て
そのほかには「Cotton Color」など
RARARU29 2003 12 29発行 P48

ゲスト なし
 アルバム「宇宙の子供」が出た後だったので、装丁を「意味なしアリス」で統一してみました。
 育児と家事で原稿の時間がなかなかとれず、薄い本となりましたがその分楽しんで描けたような気がします。
 この時も育児休暇ということで冬コミはお休みしましたが、実は大変行きたかったです。

メイン 「洗濯かご」「神様」「コンサートレポート」
オリジナルはなしです。
RARARU30 2004 8 13発行 P88

ゲスト21名
 30冊記念のお祝い本ということで、友人知人に一枚ずつイラストとコメントを描いていただきました。
 編集上のモチーフは「ドッペル玄関」、どこを開けてもドッペルドッペルしております。

メイン 「時の回廊」「短編連作神様」ですが、やはりゲストページが一番のメインだと思います。
RARARU31 2004 12 30発行 P48

ゲスト なし
 RARARUも31にして始めての一曲一冊本、しかもその一曲が「穀物の雨が降る」となっています。
 コミケには始発の新幹線を使っての日帰り参加を試みました。サークル入場にはすべりこみ間に合ったのですが、ペリカンで送っておいた荷物がとれなくて難渋いたしました。
 本としては比較的ライトでかわいらしくまとまっていると思います。
 
RARARU32 2005 8 14発行 P56

ゲストなし
 最近のこのシリーズにしては珍しく、描きたいものを描きたいように描いたコンセプトのない本です。
 アルバム「月光シアター」が出た後にもかかわらず、どちらかというと古い曲をたくさん描いてしまいました。

メイン 「クルルカリル」「誌上朗読劇 お昼寝宮お散歩宮」
RARARU33 2006 8 13発行 P48

ゲストなし
 なんとなく最初の頃のRARARUシリーズにもどってみようと思いながら作った本、もどることは出来なかったのですが、ゆっくりと時間をかけて楽しみながら作りました。最近は急いで本作りをすることも多いのですが、そういう意味では他と全然違った本になったと思います。

メイン 「楽園のリンゴ売り」がテーマ、そのほか「恋人の種」など
オリジナルは「鬼来たる」
RARARU34 2006 12 31発行 P48

ゲストなし
 近頃(と言うわけでもないけれど)RARARUシリーズが売れなくなってきたなーーー、まあいいか、こうなったら世間の売れ筋を気にせずに好きなように作るのよ!と思って気の向くままに作った本です。
 だから表紙もイカとクジラ、オレンジと黄緑という変な組み合わせで刷ってみました。

メイン 「海の時間」 連作イラスト「洗濯かご」
オリジナル「竜・もどき」 魔女の古本屋の話
RARARU35 2007 8 19発行 P72

ゲスト かのはら美友 えれをふーる
 35号プチ記念本で、最近のこのシリーズにしては厚い本になりました。テーマはリリカル・ラヴ、リリカルだけでもラヴだけでもなくリリカル・ラヴです。いつもよりは殺戮シーンとか少なく、かわいい本になっていると思います。

メイン 「夕焼けリンゴ」「かおのえき」他
RARARU36 2008 8 17発行 P64

ゲスト かのはら美友 きさらぎ捺人
 アルバム「フィンランドはどこですか」より、「人魚はあるけない」「まもるくん」「図書館はどこですか」の短い漫画を描いてみました。表紙と中身が実はあまり合ってません、表紙を先に描いておいて、それから別のジャンルの本の原稿をしていたのが間違いのもとでした…。
RARARU37 2008 12 30発行 P52

ゲストなし
 「Moon Lady」月の少女がテーマの一冊、いつもよりもよりメルヘンを目指してみました。月と少女に関連のある曲をたくさん入れたかったのですが、あまりそうもならなかったのが残念。いえ、一応は頑張りましたが!

メイン 「ふたり」「陽だまりの少女」「マギー」
久しぶりにオリジナルの「精霊達の夜」シリーズを再開しました、しばらく続ける予定です。
RARARU38 2009 8 16発行 P56

ゲストなし
 夏に作った本なので装丁は夏仕様、扉や裏表紙は金魚です。(夏どころか数年間は在庫がありますが…)

メイン 「漂流楽団」人喰い人魚説漫画「ほおずきランプともして」
RA37で描いた漫画の続きを描きました、カイエとレンシアの出会いの話です。
RARARU39 2009 12 30発行 P56

ゲストなし
 RARARU史上おそらく一二を争うほど地味な作りになってしまった本、入稿時の時間の無さも相当なものでしたが、この本の入稿後に作った実録本で新たに地獄を見ました。

メイン「空の駅」、いつか再挑戦したい「雪虫」
RA38で描いた漫画の続きを描きました、つまりRA37から続いております、次でとりあえずこの話は終わる予定、でも物語はまだ続くので描き続けます。
RARARU40 2010 8 15発行 P112

40号記念コメントゲスト20名、コメントテーマは「あなたが好きな暗黒ソング」です。
コメントのほかにもイラストや漫画の寄稿があります。

メインはやっぱりコメント企画、他には「穀物の雨が降る」「COTTON COLOR」など。
続いていた漫画「その声は聞こえない」は一旦終了、機会を狙って続きを描きます。
RARARU41 2010 12 30発行 P50

ゲスト あおいさやか
テーマは「リリカルを通り越してメルヘン」とにかくかわいい本を作りたくて(無駄に)頑張ってみました。もう一つのテーマが「小さい魔女」、修行中の子供の魔女を描くのが大変楽しい本でした。

メイン「息を深く吸う森」「骨の駅」
オリジナルは「ゆりかごの唄」がテーマのカイエの章が始まりました。
この本から発行部数を半分に減らしました、これで在庫に悩むことはなくなるはずです。
RARARU42 2011 8 14発行 P64

ゲストなし
テーマは「Black Alice」、黒いアリスのような邪悪でかわいい女の子を中心に描いてみました。

メイン「七角錐の少女」「不思議なアリス」「水玉時間気持ち悪いバージョンうろおぼえ」
オリジナルは「ゆりかごの唄」の続きです、まだまだほのぼのしていて全くゆりかごらしくありませんが、しばらく続きます。
RARARU43 2011 12 30発行 P56

ゲスト…というか、以前あおいさやかさんに頂いたイラストを加工して使ってみました。

メイン「電波塔の少年」「NANUK」「少女は…」など。
オリジナル漫画は一回お休みですが、実録コンサートレポート漫画が二本はいってます。いつもよりも少しだけ暗黒な内容を目指してみました。
RARARU44 2012 8 12発行 P56

ゲストなし

メイン「漂流楽団」「王国」など
前回と変わって漫画メイン、編集上のテーマは「人魚」です。明るい頁が最初の数枚しかないという暗黒路線をまじめにひた走っている本です。
表紙の紙は前回と同じ、こういうことも珍しいのですがなかなかに安くてよかったもので、絵を全く変えて使ってみました。
RARARU45 2012 12 30発行 P80

45号記念アンケート企画の本、ゲスト14名。企画内容は「谷山さんがあなたのためにミニコンサートを開いてくれることになりました、十曲リクエストして曲編成して下さい」というものでした。アンケートのほかにもゲスト様のイラストや漫画などがあります。

メインは漫画「闇の森のElfin」「さよならDINO」などですが、編集のほとんどがElfinのイラスト、Elfinだらけの本になりました。
RARARU46 2013 8 11発行 P64

ゲスト 平原晴広 セラミック・スキン

メイン 「ゆりかごの唄W」「シャンプーとリンスの話」等オリジナル漫画の割合が結構高いかもしれません。その他には見開きや単発のイラストがぽこぽこと入ってます。
RARARU47 2013 12 30発行 P70

ゲストなし

コンサートレポート漫画が二本入った珍しい本、他には「洗濯かご」「サッフォーの死」「名無しの姫の物語」などオリジナル色が強いですが、全部谷山さんの曲を下敷きにしています。
RARARU48 2014 8 16発行 P72

ゲスト あおいさやか

メイン あおいさんに提出したバカ漫画がおまけをつけて帰ってきたのでその返礼にまたバカ漫画を描いたという「ドレス禁止令」など。
「朝の扉をひらく時」「ゆりかごの唄Y」等まともな漫画もあり。
RARARU49 2014 12 28発行 P72

ゲストなし

メイン 「恋するニワトリ」「猫の森にはかえれない」「ゆりかごの唄Z」ほかコンサートレポートが二本、「ゆりかごの唄」はやっと完結しました。最近はイラストよりも、漫画の方が多いような気がします。
RARARU11-15Select 2015 8 16発行 P184

ゲストなし

 RARARU11から15までのよりぬき再録本です。順番からいったら次は50号なのですが、ある日突然再録本を作ろうと思い立ちました。
RARARU50 2015 12 29発行 P80

ゲスト15名

 RARARU50号目の記念本、アンケート企画のお題は「今明かされる私と谷山浩子さんの曲との出会い」です。
RARARU51 2016 8 14発行 P56

ゲストなし

メイン 「ねこねこでんわ」「花を飾って」「ポンピィ・クラウンの片想い」など近年稀に見る女の子に特化した本になりました。猫の出てくる割合も今までで一番多いです。
RA Special Concert Report Book 2016 12 30発行 P40

ゲストなし

 同時発行でZabadakの吉良知彦さん追悼本を作っていたため、この時のイヴェントではRARARU52が出せませんでした。
 秋に行った猫森と名古屋ソロコンサートのレポート漫画が描いてあったので、レポマン中心の珍しい一冊になりました。
RARARU52 2017 8 13発行 P56

ゲスト 時枝理子

メイン 「吟遊詩人の森」「こわれたオルゴール(?)」「夜のブランコ」「夢」など。コンサートレポートはありません。
RARARU53 2017 12 30発行 P56

ゲスト あおいさやかさんから来た「お誕生日おめでとう」FAXを載せてみました。

メイン 2017年秋に出た新譜「月に聞いた11の物語」より「秘密の花園」「無限マトリョーシカ」「城あとの乙女」など。コンサートレポートはありません。
RARARU54 2018 8 12発行 P48

ゲストなし

メイン 名曲「城あとの乙女」でコメディ漫画を描いてみました・・・。他には「落ちてきた少年」など、コンサートレポートはありません。
RARARU55 2018 12 29発行 P56

ゲスト あおいさやかさんから来た「お誕生日おめでとう」FAXの原稿バージョンを載せてみました。

メイン 猫森集会と名古屋ソロライヴツアーのコンサートレポート漫画、その他は「鏡」でシリアス漫画を久しぶりに描きました。
RARARU56 2019 8 11発行

ゲストなし

メイン 「白雪姫と七人のダイジョーブ」漫画が三本入ってます、その他は「青い鳥」「クルル・カリル」など。
RARARU57 2019 12 30発行

ゲストなし

メイン 猫森集会残念ツアーレポート漫画、「朝ごはんの歌」「森へおいで」漫画など。
RARARU58 2020 12発行

ゲストなし

メイン 「人魚は歩けない」漫画、「月のかたち」「夜明けまで」など。
2020年はコロナ騒動により、谷山さん本の発行はこれ一冊になりました。
RARARU59 2021 12 31発行

ゲスト あおいさやかさんからのお誕生日おめでとう原稿・加工済

メイン 「アリス」「まっくら森の歌」ほか「螺旋人形」で漫画を描いてみました。
RARARU16-20Seiect! 2022 8 13発行

ゲストなし

RARARU16から20までのよりぬき再録集です。
RARARU60 2022 12 31発行

60号記念の依頼編集本、ゲスト12名(コメントのみの人を含む)

コメントテーマは「私の好きな谷山さんの曲について、あるいは60号おめでとう」
RARARU61 2023 8 13発行

ゲストなし

50th.ファイナルコンサートレポート実録漫画、「よく見えない子供」「FLYING」「鏡」など描いてみました。
RARARU62 2023 12 31発行

ゲスト 時枝理子さん(ミニコンサートレポート)、あおいさやかさん

「おもちゃ」「空からマリカが」でシリアスを、「七角錐の少女」でコメディを描いてみました。

 石の上にも三年、塵もつもれば山となる、いろんな言葉がありますが、私はこのように谷山浩子さんの本を作ってきました。そして今現在も続行中です。
 このリストの中には現在も販売中のものがあります。在庫案内をごらんください。


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