「泣きたい気持ちで冬を越えてきた人」・・・2011/04/30


18日のチャリティー特番の選曲に、僕的にはすごく泣かされました。

CDを流した「流星」と弾き語りの「春を待つ手紙」。

いやぁいいね〜やっぱり。

うんうん (;Θ;)

中学二年から拓郎さんを聴き始め、中学三年の5月に初めてリアルタイムに発表されたシングルが「流星」。

そう、まだ14才の僕が初めて買った拓郎さんのシングルは「流星」。

そして二枚目に買ったシングルは5ヶ月後に発売された「春を待つ手紙」。

この二曲には思い入れが深いのなんのって。深むし茶ですよ。

当時は歌詞の意味がチンプンカンプンでした(〃∀〃)


ついでに翌年発売のシングル「元気です」を合わせた3曲の歌詞は当時の僕には哲学的すぎて、

「へぇ〜、大人になるとこう思うんだぁ」みたいな感覚とでもいいましょうか。

しかしこれらの詞の奥深さは年々月日が経つにつれいろんな経験により、

「お!、そういう意味だったのか!」と、フレーズ単位で、何度も理解したり勘違いしたり。

中学〜高校〜大学〜社会人〜とそうやって大人になってきたのです。

ですから1979年当時にすでに大人になっていた吉田拓郎ファンの人達に比べて、

僕世代にとっては、これらの歌に対する思い入れはハンパじゃないのです。

大人になっていく為の教科書ですよ教科書。

「約束なんて破られるから美しい」と言われたって、中学生には例えられる経験もなく

‘約束は破っちゃいけないもの’くらいの一般常識しか持ち合わせてないわけでして、

大人になれば、ナルホド‘約束’という文字は‘おおよその、たば’というアバウトなもんだ、

漢字を当てはめた昔の人は偉いなぁ、、相当人生経験積んでる人だなぁ、、とか

ワンフレーズから議論できる体験は山ほどできてしまいましたが、

まっすぐな思春期の感性にはやたら強烈な不可解な言葉達が並んでいたのです。

「たとえば僕が間違っていても、正直だった悲しさがあるから…流れていく」って中学生が聴いてもねえ(笑)。

長年に渡って心の中で大切に育ててきた歌達なのです。

震災復興支援特番を聴きながら「流星」が選曲され流されたのは、まず嬉しかった。

あぁ、この大事な支援特番でやっぱり聴かせたい歌なんだなぁと。

新曲の「慕情」やニッポン放送ナイターテーマ曲に今年も選ばれた「That's it」はまぁ流れて普通だし、

エンディングでみんなで歌う「全部抱きしめて」はもう告知されていたのでわかっていましたが、

「流星」がかかった時と、そしてそして全く期待していなかったマジ歌の弾き語りが。。。あわあわぶくぶく。

↓歌う10分前のCM前のコメント↓

「こまっちゃったなぁ、選曲変えたいくらいだなぁ、ん〜
歌い慣れてる曲ならねぇ、色々あるんだけどねぇ
それがねぇ、ちょっと、バ、場が違うような気がするんだよ。
だからねぇ、俺は絶対にねぇ、この曲でいきだよ
だけぉ、やる自信がない」

このトークを聞いて、今から歌う歌が想像できた人がいたのでしょうか?

いないと思うなぁ〜。

だよのところがものすごく力強かったので

すっごい決意なのは伝わってきましたよね。

そして10分後、ギターをジャラジャラしながら、、

「これはー、あー、、、直子さんからの手紙です」

、、、て聞いた瞬間、鳥肌立っちゃいましたから。。。全身ピヨピヨ状態。。ブツブツですよ。

だって今まで一度もライブでもラジオでも歌ったことないんですよ。

ラストツアー前のBSでのリハ風景で、エンディングの演奏だけありましたが、

結局ステージでは演奏されなかったわけだし、きっと歌いにくい部分とか何かあるのかなぁって。

32年間待ってましたからねーずっと。

このタイミングできたかー!って感じ。

ほんとびっくりしました。

時間ー、僕ぁーの声を聞いた時には

「おおー!マジ歌モードじゃん!」って思って全身唐揚げ状態。。ジュワジュワですよ。

この気持ちは絶対僕世代じゃないとわかんないと思うんだな。44才〜49才くらいか。

やられましたです。

「傷つくことに慣れてはいないけど ましてや他人(ひと)など傷つけられましょか」

ここを歌った時にあえて「たにん」と発音した時に、

あぁ、すごく震災に遭われた方達に対して意識して歌ってるなぁと感じました。

普通にレコードと同じ「ひと」って歌っても、歌詞カードを見たことのないファンではない人には

伝わりにくいと判断されたのではないでしょうかね。

「ここでも春を待つ人々に逢えるえるでしょう 泣きたい気持ちで冬を越えてきた人」

すごいな

昔のレコードの歌詞カードには手書きで印刷されています。小さくて読みにくいんですけど。

CDになって歌詞カードスペースがもっと小さくなってからは無くなってしまいました。

せっかくですから拡大して、今一度ちゃんと眺めてみましょうか。

あきらかに3種類の筆跡が存在しますよね。

順当に考えると陣山さんと奥さんと、5番を拓郎さんって考えてしまうんだけど、

絶対拓郎さんが書いたと思えないし、

男女のところも、スタッフの男性と女性に適当にかかせたような気がするのは

僕だけでしょうか(笑)。

以前にも書きましたが、僕の携帯の着メロは「春を待つ手紙」のイントロなのです。

そう、毎日毎日聞いております。

「流星」のイントロは目覚ましによく使います。

古い友達からかかると「旧友再会フォーエバーヤング」が鳴ります。

用事を忘れない為のアラームは「サマーピープル」のイントロが心地よいのです。

田辺さんと井口さんからメールを頂くとオンステージの「夏休み」が流れます。

スマートフォンなんて要らないのです。(関係ないか、、、笑)

「春を待つ手紙」のシングルCDって二種類あるって知ってました?

90年頃?にアレコレ同時にCD化された時のものが左で、数年後に紅白歌合戦に出た直前か直後に出たのが右。

メインのタイトルが「外は白い雪の夜」になってカップリングが「春を待つ手紙」に代わってます。

こんなシールも貼られて。

まぁ紅白出場曲として話題があるからこういう変更もあるとは思うのですが問題は中身。

一緒じゃん(大笑)

ジャケットだけ順番入れ替えたのね、、おそるべしフォーライフさん(笑)

マ、イッカ(^_^;)

「春を待つ手紙」の弾き語りにすっかり気分を良くした僕が注文してしまったのが

お茶版「春を待つ手紙」ww ワラワラ

以前「王様達のピクニック」さんのホムペで紹介があってずっと気にはなっていたのですが

静岡の製茶問屋さんがつくっている商品。

あやかり商品みたいで、本来だったら気にも留めないんだけど

そのお茶やさんは創業200年というからぶったまげ。

いや、それだけで尊敬に値するではないですか。

現在の当主で八代目という。もちろん拓郎ファンらしい。

200年前から静岡で製茶問屋しているってことは東海道五十三次の宿場や茶屋にかなり卸していたはず。

旅行く有名な歴史上の偉人達がきっと先祖の方の作ったお茶を飲んだことでしょう。

坂本龍馬だって、黄門様だってみんな飲んだと思ったらロマンがあるじゃぁないですか。

お代管様が越後屋に「おぬしもワルよのぉ、、ウワッハッハッ」と言いながら飲んだかもしれません。

「お、おまえさん、やめておくれやす、、、」「ええいっ!」クルクルクル〜の時にこぼれたお茶かもしれません(^Θ^)

このお茶のパッケージの「春を待つ手紙」という文字は良いな。

しかしねー、届いてびっくりしたのが、薄い!

へぇ〜、80gってこんなもんなんだ。すくなー( " )

80g 1,050円ですよ〜。(◎o◎)

普段数センチも厚みのあるお茶しか飲んでないし、自分で買ったこと無いから感覚がさっぱりわからず。

お茶好きの方にはきっと当たり前の価格帯なんだろーな。

ということで僕にとってはかなり高級なお茶を、ゆっくり飲んでみました。

味を語れるほどの肥えた舌を持っていませんので、解説は出来ませんが、

美味しいのは確かなようです。

興味のある方はここがトップページ→創業江戸寛政 真茶園

「春を待つ手紙」のページはコチラ
(春限定商品みたいなのでリンク切れてたらごめんなさい)

いや宣伝するつもりはないんだけど、まぁ拓郎さんの「春を待つ手紙」の同じファンとして。

そして200年も継続しているご先祖の方々の多大なるご苦労に尊敬の念を込めて。

間違いなく200年の間には今の僕たちから見たら想像も絶するような事件、災害がたくさんあり

関係者には「泣きたい気持ちで冬を越えてきた人」がたくさんおられると思うのです。

同じご商売を200年続けるってとてつもないことだと思うんです。

そして「吉田拓郎」の歌声が200年後の人達にも伝わっていることを願うのです。

そしてそして僕たちは200年後も日本という国が存在するように後世に残していく覚悟を持たんといかんのです。

200年前は世界のほとんどの国は今の国家の形を成してはいません。

日本は200年どころか2,000年前から存在します。

これはひとえに先祖が僕らに日本を守って残してくれたおかげです。

どんなに泣きたい冬も越えて守ってくれたおかげです。


                                                           

話がでっかくなってしまいました。

今回は長いなぁ〜、写真が多いだけかな。

よく読んでくださいました。

お疲れさまです。

まぁ、お茶でも

( ^-^)_且~~~

やっぱり「深むし茶」ですぜ。

ためしてガッテンでやってましたし(笑)

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