しかし、思いの外長い距離を走って着いた基地は、静まり返ってました。
「どうなっちゃってるんだろ」と訝しみながら基地周辺を回りましたが
このような柿の木が目に入る以外何も動きがありません。
私のほかにもう一人、基地の金網にへばり付いて中を伺っている自転車男が居ました。
「柴又からも昨日飛行機の発着の多さに気付き、今日こうして走って来たんだけど、
今日はどうなっちゃってるんだろね」と、私と同じ事を考えてる風でした。これで私は納得。
民間の空港と違い定期便はないんだ。昨日は何かの集中訓練で頻繁に発着があり、
今日は休みの日なんだ、と自分なりに解釈、あとは諦めるしかありません。
さてそれじゃあどうしましょ、です。
近くに何かないかと地図を見ると、何とか走れそうな距離に下手賀沼がありました。
勿論、「走っても大丈夫なのか」との不安と裏腹の判断ですが、（無謀にも）Go! としました。
地図では、沼に流れ込む金山落という流れの、この河川敷に沿って走れば簡単に着ける筈でした。
でも途中で道を誤り、長いだらだら坂を登った上、工業団地群のある白井市に迷い込んでしまいました。
これで既に40〜50分のロスです。沼に出る下り道を地図で選び、走りました。
そして白井聖地公園に出たらまた道に迷い、再び遠回りとなりました。
やっと辿り着いた下手賀沼です。田圃の畦道から湖畔に着くと、地図に書いてある
沼沿いの道は雑草に埋まっていました。遊歩道が整理されている大きい方の
手賀沼とは偉い違いです。しばし撮影し、早々に引き返すことにしました。
こんな景色の長い長い帰り道、強い逆風をついて必死に
ペダルを漕ぎ、日没頃、新八柱駅に戻ることが出来ました。
新八柱駅です。ホームからエスカレーターがなく、乗降客も多いし、
折畳み自転車を持ち込むには余り向いてない駅、と感じました。
だらだらした説明を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。