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体験談など





2006/8/12

Rumichiさんがヒプノの体験談を書いてくれました。原文は、Rumichiさんのブログみんな宇宙とトモダチの2006年8月12日の記事「きっかけはヒプノ」です。

きっかけはヒプノ

このブログを見てくださっている皆さんは、ヒプノセラピーをご存知だと思いますが、まだ未知の方のためにも、簡単に紹介したいと思います。


ヒプノセラピーとは催眠療法のことですが、種類は色々です。たとえば「今、レモンがお口の中いっぱい入っているとイメージしましょう」と言われると、大抵の方は口の中がすっぱい感じになりますよね。そのイメージ力を使って、過去に退行させたり、はたまた誘導によっては過去世にまで記憶(イメージ)を遡らせたりもします。


私の場合、その過去世退行を体験したくてユーリ さんにまでたどり着いたのですが、これがまた、後に証明するかのような出来事に遭遇することになりました。


約7年前、ユーリさんの誘導によって見た映像はネイティブアメリカンの男性でした。それが自分なのか、どうかの認識まではわかりませんでしたが、どういうわけがちょっとヘンテコなのです。


確かに赤い大地にいる、顔もインディアン、髪型もインディアン、家族もインディアン、
なのに・・・洋服が西洋人の軍服のようなものを着ている・・・!?なんで?


その当時、ネイティブアメリカンの知識については、少々自信があったのです。自分が作り出したイメージにしては、よくわからない情景でした。


そして場面は、死んだ後へ。なんと、これまたお棺に入っているではありませんか。


ヒプノから目覚めて、冷静になってみても、インディアン=土葬がお棺に変わっていたことが不思議でした。


退行中に見た男性は、攻めてきた西洋人と和解する道を選んだ結果、自ら西洋文明を学んでいたようでした。(それが自分であるという感覚まではわきませんでしたが)


さて、その4年後にさまざまな縁を経て、実際ネイティブアメリカンの居留地 へ1年間行く事になるわけですが、とある時、ネイティブアメリカンのご主人を持ち、自らインディアン研究を行う女性に会う機会を得ました。彼女はコロラド州に住んでいて、インディアンの生活を向上させるためのさまざまな活動を行っている方でした。


まるで図書館のようにインディアンにまつわる資料がたくさんあるお家で、好きなだけ資料を見ていいと許可をいただきました。


その中で、衝撃的な写真集を見つけました。


“The Boarding School”と名づけられた、その写真は、まさに私がヒプノで見た光景だったからです。


全身に鳥肌が立ちました。。。


西洋文明がアメリカ大陸に入ってきてから、西洋人たちによる、インディアン西洋化が始まりました。Boarding schoolはいわば寄宿舎のような学校で、彼らは西洋文明を受け入れることを余儀なくされたようです。この強制教育は1900年代まで続き、その写真はネット上でも見ることができます。→(この写真は私が見た映像より時代が新しいものです )


自分が日本で見たヒプノの映像と、実際の写真が重なったとき、何故この土地に行かねばならないと直感したか理解できました。


そして、その直感通り、アメリカ体験を存分に味わった後、私のネイティブアメリカンに対する、憧れや執着といった特殊な感情が見事に昇華されたのです。


近代文明の発達により、世界中、どこにでも行けるようになったおかげで、また精神世界の発展のおかげで、多くの自分が癒されていく時代になったのだなぁとしみじみ感じます。





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