セッション・グループワーク
体験談など





2008/6/27


セッションの体験談をご紹介します。今回体験談を書いてくださったのは、匿名希望(女性)の方です。(メールでいただいたので原文の外部リンクはありません)


こんにちは。







ユーリさんのヒプノセラピーを受けて


10日ほど経ちました。







思い出した経験、それにまつわる


感情のエネルギーの大きさが激しくて、


10日過ぎてようやくゆっくりと


咀嚼して思い出せるようになりました。







今回ユーリさんのセラピーを受けたのは2度目でした。







前回「恋愛が成就して幸福な未来世」を体験するために


セラピーを受けて、どうしても幸福を実感できず


幸福を阻んでいる感情の原因を探したら


「今世の母親との関係」に何かがあるとこまで


判りました。







それ以上は心が拒否していたので


そこには触れずに催眠を終えました。







それまでカウンセリングも笑いながら楽しい雰囲気でしたが


最後に「重〜い、ネガティブな感情」に触れ、


時間も5時間近かったので


そのまま帰りました。







2月の雪の日で、心のなかにも雪が降ったような


気分で駅まで歩いて帰りました。







ですが、ようやくここに触れることが出来た、


ユーリさんは一番自分の痛い部分に触れてくれた、


HPを読んでこの人に会いたい、と思った


私の勘は間違ってなかった、と


妙な満足感があったのも確かでした。







それから数ヶ月、その感情をしっかりと


癒すために2度目のセラピーを受けに来ました。







催眠状態になり、


私が恋人と愛に満ちた暖かい関係になることを


邪魔している罪悪感の元になった


出来事を探しに行きました。







過去のドアを開けると


生後2〜3ヶ月の頃、私は一人きりのアパートで


ぼけっとテレビの画面を見ていました。







それは昼間だった筈なのに、


イメージの中では真っ暗な中、テレビの画面だけが


光っているように見えました。







それが私の心象風景だったのだと思います。







そして母が帰ってきたから嬉しくて私は声を上げて呼びました。







でも台所で音がしているのに姿が見えないから


ただ悲しくて声を上げて泣きました。




悲しい、ただそれだけだったのに


恐い顔をした母がやってきました。







そしてテレパシーで母の心の声を感じ取りました。


「この子は私への嫌がらせで泣いている。


 この子がそんな性格の悪い子だから


 私はこの子に対してイライラするし


 優しくしないのは当然だ」







私はただ大好きな母がそばに居ないから悲しくて


泣いていただけだったのに


その時から私は自分が悪いのだ、と思うようになりました。







これが罪悪感の元でした。







悲しくてどうしようも出来ない、そんな


感情のエネルギーをどうしたらいいかわからなくて


自分を責めることで悲しみの感情のエネルギーを


処理しようとしました。







母にぶつけても受け止めてはもらえず


どっちみちまた自分でなんとかしなくてはならなかったのです。







今ならわかります。


親は子どもを育てながら、


親自身が成長しなければならないのです。







成長の過程では心の痛みは避けられません。







母は自分の心の痛みを避け、その代わりに


赤ちゃんの私が聞き分けのない子どもだということにしたのです。


現実を摩り替えたのです。







その時、深酒をしてべろんべろんに酔った時と同じような


めまいと世界がぐるぐるまわっているように感じました。







しばらくそのめまいは続きました。







私はアルコール中毒では無いのですが


心が塞いだ時や寂しい時は


無性に酔いたくなり、


それはこの感覚が原因だったのだとその時わかりました。


(ちなみにヒプノを受けてから


 お酒は飲みましたが、適量で自然にストップするように


 なりました)







そして次にハイアーセルフさんに会いに行きました。


ドアを開けた瞬間


ネパールかチベットか、スイス、


どこか高原で、背景には高い山々が見える場所に行きました。







そこにはヒプノや瞑想の時にいつも現れる


仙人のようなおじいさん、


そして今までは居なかったはずのおじいさんの奥様である


あばあさん、


それから多分ご先祖さまや私を見守ってくれている


たくさんのスピリットや動物たちが居ました。







静かな感じでした。







そしておばあさんが私を抱きしめてくれて


「よくここまで来ましたね。


 これであなたは○○(憎しみや怒りのようなマイナスの感情エネルギー)を


 ニュートラルにする方法を学びました」


と言ってくれました。


感覚的にですが、ずっと世代を超えて受け継がれてきた


トラウマを私が解放したような、そんな気がしました。







そして抱きしめられてとても暖かいほっとした感じがしたのですが


「これからは愛する男性に抱きしめてもらいなさい」


と言ってくれました。







そして催眠から覚めて現実の世界に戻ってきました。







私は今まで数人の方々にヒプノセラピーを受けました。


そしていつも空間をイメージする仕事をしているせいか


(インテリアコーディネーター)


過去世を映画のように、はっきりと感情レベルまで


再現して観ることが出来ました。







10くらいの過去世は観ているのですが


どうしても心の中にある「重い何か」が取れません。







自分でも薄々判ってはいたのです。


「過去世」だけではなく


「今生のインナーチャイルド」を癒さなければ


このつらさは解消されないことを。







でも今回、ようやく、心の中に刺さっていた


大きな、大きな、十字架のような棘が取れたような気がします。


あまりに大きな棘だったので


どうしたらいいか判らなくて


その痛みを取る為に実らず傷つく恋愛を繰り返し


職場でもなぜか部署のトラブルの責任を負わされ、


リストラされる、


そんなつらい時期もありました。







そして過去世を初めて観た時から


癒しの過程が始まり、ようやくここにたどり着いたような気がします。







自分自身のトラウマを見るのは


とてもつらいことだったので


過去世を観ながら少しずつインナーチャイルドに会う練習を


していたのかな、と思います。







初めて過去世セラピーを受けてから


1年半かかりました。







実はユーリさんは前回あまりに痛い感情に触れ、


そのまま面談が終わったので


「もう2度と来てくれないだろう」


と思っていたそうです。







私は


「ようやくこの痛みに寄り添ってくれる人に出会えた。


 でもこのどうしようもなく重い気持ちはどうすればいいんだ〜!!


 まるで放置プレイだよ〜!!」


と思っていました。







私は関西に住んでいるので簡単には東京には行けないのです。







ですがその数ヶ月の間に子猫が迷い込んできてその世話をしたり、


不思議な夢を見たりしたことが


トラウマの解放に役立ったので


やはり必要な過程だったのだと


カウンセリングでユーリさんと共に納得したのでした。







そして10日過ぎた今、


私はようやく本来の自分自身を感じることが出来るようになりました。


生後数ヶ月の時から誰かの期待に沿うように生きてきたので


自分がどうしたいか、ではなく、


「どうしたら人に怒られないか」を基準に物事を考えていたようなのです。







いつも「感じる」よりまえに「どうするのがベストかを考える」のが癖になって


いました。


それも自分にとってのベストではなく、「怒られないためのベスト」です。







そしていつのまにか


とてもとても疲れてしまったのです。


どうやって生きていったらいいかも判らなくなってしまっていました。







でも今朝起きて

「これからは誰の期待にも答えない、本来の自分自身でやりたいことをやろう」


と思ったら生きるのがわくわくしました。







でもその後ふっと不安がよぎりました。


まだ新しい生き方に慣れていないのです。







でもこれからは大丈夫、と心の奥のほうで納得しています。







「自分の気持ちを表現せず、大切なことを伝えていない」


これが私の人生の流れが止まっていた直接の原因でした。







だから、彼が好きだし一緒にいたい、というこの私の気持ちを


きちんと彼に伝えることが


今の私の新しい挑戦です。







でも慣れていないのでなんかとまどっています。







それにもし成就しちゃったら幸福すぎて


どうしたらいいかわからないんです。







でもこうやって感想とお礼のメールを書いていたら


もう後は前に進むだけだ、という気持ちになってきました。







 

 

 




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