精神世界の知恵をダウンロードするの術
VOL-12







 「許す」

わたしたちを悩ませる相手は、悪魔のような人ではありません。むしろ自分は善良な人間だと思っているものです。何かを傷つけてしまうのは、十分な知識がなく一面的な見方をしているか、自分を被害者と思っているか、のどちらかです。

たとえば人類は「これから自然を破壊してやろうぜ。動植物を不幸にしてやろう」と意図して自然破壊をしたりはしません。豊かさや幸せを求めて邁進しただけです。それが引き起こす害を十分考えていなかったのです。意図的な悪意ではなくて、無知や価値観の偏りが原因なのです。

その結果苦しむとき、私たちは自分自身の被害者といえるかもしれません。

自分のせいでも、問題がおきてくれば苦しいし、無力感を感じます。「ただ幸せになりたくて一生懸命がんばってきたのに、なんで?」とイジケたりします。

そのような誤りは、自然破壊だけではなく、いろいろあります。

苦しんでいるときに神様や動植物から「そ〜らお前の作った結果だ。自分のせいだ。今こそ私たちの苦しみを味わえ〜」なんて懲罰的な目でみられるのはイヤなものです。

自分も、かつてたくさんの間違いをしてきました。まだまだ気付いていないことがたくさんあります。

許されて変わっていきましょう。
許しながら共に進んでいく道を選んでいきましょう。