精神世界の知恵をダウンロードするの術
VOL-12







 「精神世界の全体像を大雑把に理解するシリーズ1」


今日は、「精神世界の全体像を大雑把に理解するシリーズその1」です。

「心は創造の力をもっている」これはどの密教でも言われていることです。思うこと、行動すること、言うことによって想念体が作られます。想念体は、思いの強さや頻度に比例して大きくなります。ネガティブなものも、ポジティブなものも作られます。カルマとは創造とその結果というような意味あいであって、罰ではありません。心に創造の力があるのは神さまからのプレゼントのようなもので、悪い意味ではありません。

日々思うことによって想念体が作られていくことは、ほとんどの宗教の密教で言われています。成功哲学でも「念ずれば叶う」といいますね。ダスカロスは想念体のことをエレメンタルと呼びました。プラニックヒーリングではソートエンティティーと呼びます。ヒーリングもその原理を使っています。私にとってはエレメンタルという言葉が親しみがあるので、以後エレメンタルという用語を使います。

いったん作られたものは、よいものも悪いものも繰り返す傾向があります。太陽の周りを地球が回っているのも繰り返しです。それは悪くありません。作ったけど気に入らないときもあります。「人生は学び」とよく言われますが、作ったものが気に入らなかったときに自分を変えて新しい創造をするということです。

想念体は、それを作った人のチャクラやオーラ、場所や家系に残ります。生まれ変わっても残るといわれます。

いままでの想念体の集合は、海の海流のように大きな流れになっています。想念体の流れの中に生まれてくるので、誰もが赤ん坊のとき無地というわけではありません。海流の上に船をおけば、船が進む方向が予測できるように、想念体を読めると進みやすい傾向が読みとれるかと思います。これが運命というものです(変えられるものです)。占いやリーディングで読みとるのはこういう流れ、傾向です。

才能というのも、同じです。過去世からの積み重ねがあって、そのうえで今世での決断があって開花します。100で才能が開花するとします。過去世で99積み重ねてきたら今世では1。80なら今世で20。30なら今世で70やれば才能が開花するということです。だから才能のある人は選ばれた人ではなく、ひとつのことを選び続けてきた人です。使命も同じです。

今まであった流れがネガティブな作用をしている場合、家系のカルマとか因縁などと言われます。「未浄化の霊が憑依している」という説もあります。飯田史彦氏は憑依は霊ではなく想念体(エレメンタル)だと言っています。「霊による憑依」だとする説を唱える宗教でも、霊を祓おうとするタイプと、霊かいても祓わずに人間が向上していくことで浄化されると考えるタイプの考えがあります。人間が死後も、見えない体で存在し続けるという考えは、どの宗派でも共通しています。

運命は、過去の想念や決断の積み重ねですから、現在の自分が作る想念や決断を積み重ねることで変化します。もともとあった流れとは違う新しい流れを作り出したい場合は、集中的にひとつの方向に想念と決断をむけていく必要があります。


(つづく)
(注:これらは今のところの私の理解です。変化していく可能性のある意見です)