精神世界の知恵をダウンロードするの術
VOL-10







 「うらない」


(誕生日ではなく、結果が変わるうらないに関してのことなんですけれど・・・)

手相をみる人は、ひとの手をみればわかるんですよね。そのときどきで手相も変わるっていいます。人相見の人は、顔をみればわかります。風水なら住んでる家の間取りを聞くとわかるんでしょう。易やタロット、おみくじなどは偶然あらわれる卦から読みとるのですね。

占いにかぎらす、どんな部分にも全体性があらわれるんです。足の裏が、からだの縮図になっているのとおなじです。こどもの問題が家族や社会のあり方を反映しているのとおなじです。足の裏に肉体的なことがあらわれやすいように、よみとりやすい分野の差はありますけど、色んなところに、金太郎飴のように、ミニサイズの全体があらわれています。

箱庭療法や夢分析やヒプノでも、ひとつの場面からいくつものことを推察できます。ロルフィングでは、筋肉に過去の記憶や感情が刻まれているといいます。前にお会いした靴職人の方によると、足を見れば体質だけでなく性格までわかるそうです。声を分析して体質や性格がわかるボイステクノロジー(だったかな)という手法もあるそうです。

まるでホログラムのようですね。ふつうの写真をふたつに切ると、絵が右半分と左半分にわかれますけれども、ホログラム写真を切ると、全体がふたつあらわれるそうです。神秘家が共時性を読み解くのも同じ原理です。とくに超能力がなくてもできることです。

部分が全体と関わっていることはうらないにかぎらないのですけれど、うらないは部分で全体を読みとることに特化しています。絵柄やシンボルの意味をきめておくことで細かくあらわれる工夫がしてあったりするから。

うらないの結果がわるくても、べつに結論とか運命というわけじゃありません。

たとえば町全体の問題が川にあらわれて、川が汚れているのがわかったからといって、それがもとから決まっていた町の運命というわけじゃありませんよね。根気よく掃除しなきゃと思うだけです。うらないの結果についても、とりあえず今のところの流れがわかるだけで、表れたメッセージが正解だとか、言うとおりにすべきということではありません。

予知にかんして、「いまのところ川が汚れているから1m先も汚れているでしょう」というのは当然の予測ですが、「5年後はもっと汚れているでしょう」というのは変えられます。

今までの流れを作ってきたのも過去の自分たちだから、これからの流れをつくっていくのは今からの自分たちです。持続的な努力で変わります。こころと行動と言葉をとおして新しい創造をしつづけましょう。過去の集大成である現在にめげずに、毎瞬ごとにあたらしい自分になっていきましょう。


(とはいえ私は占いのことをよく知っているわけではなくて、とらえ方もまた変わっていくかもしれません)