コミュニケーションについて
VOL-6







 「交流パターン分析その2」

ここから私の想像なのですけれど、たぶん、人によって交流パターンに得手不得手があります。

たとえば

頼られるのが得意→P(親)として養育的、または管理的型ができている。
            相手のC(子供)の部分を引き出しやすい。

頼られるのが苦手→P(親)の立場になることに慣れていない。

            

甘え上手→C(子供)として可愛がられやすい。
       相手のP(親)の部分を引き出しやすい。

甘え下手→C(子供役)のとき反抗的になりがち。
       あるいは
       C(子供役)の立場になることに慣れていない。



対等の関係ラク→自立した関係(A)を好む。依存しない。

対等の関係苦手→現実の立場では対等な関係でも
           A(大人)同士の交流に慣れていない。
           依存のない関係が居心地が悪い。



どれかひとつのパターンだけが得意でほかのは苦手という人もいるでしょうし、ぜんぶそれなりに得意という場合もあるでしょう。

得意なパターンも、苦手なパターンもすでに鋳型ができていて、相手との関係性によって、スイッチが入ったように型がでてきます。

相手の性別によっても得手不得手があるかもしれません。対等な異性が苦手とか、同性に甘えられるのは得意とか。

苦手な型をもっている場合は、ほかの人のように瞬間的にうまい対応ができなくても当たり前なので、自己嫌悪にならないで育てていきましょう。苦手な分野がいまからわかってるなら、それとなく練習すればいいのです。他の交流パターンについて想像したり、ほかの人のやり方を観察するだけでも、能力はあがってくると思います。