こんな現役時代でした
テンカラ釣りとの出会いは、高校1年の頃
帰りのバスを待って(2時間の1本だったので)
図書館で本を読みあさっていたときのことです。
ある1冊の本を見つけました。
その本こそ
桑原玄辰 氏の著書
「毛鉤釣りの楽しみかた」
でした。
以後、この本がすべての基本になります。
周りにテンカラ釣りはおろか、
フライフィッシングのアングラーすらいない環境だったたため、
さまざま工夫をしました。
タックルは
ロッド : | 当時、鮒釣りで使用していた 7:3調子 4.5mのグラスロッドの 穂先をカットし、竿尻をつめて 胴調子 約3mに改造 |
ライン : | ナイロン糸 1.5号を編んで 80cmくらいずつ、3段階のテーパーライン それぞれは取り外し可能になっており、 ちょうちん釣りもできる。 |
ハリス : | ナイロン糸 1.5号を 1〜1.5m |
毛鉤 : | 完全自作 ただし、このホームページに掲載しているような 奇抜な毛鉤は実戦では使っていませんでした。 でも、遊びで巻いてまいました。 材料はほとんど売ってなかったのでクジャク、ニワトリ以外 (カラス、トンビ、ハト、スズメ等)は道端、フィールドで拾う。 他には、毛糸、ミシン糸、ゼンマイの綿などを使ってました。 みの毛はニワトリよりスズメの方が釣れたので 多用してました。 小さい針で小魚を釣ってもしょうがないと思っているので 針のサイズは通常より大き目かもしれません。 バイスは使っていません。かえって邪魔かも。 |
フィールドは
家から500mほど離れた渓流に
岩魚がいました。
山女はいないはずでしたが、
なぜか1匹だけ釣れたことがあります。
テンカラをやる前は餌釣りで岩魚を釣っていた頃
その川の岩魚には赤い斑点がありましたが
餌釣り2年目からは赤い斑点のある岩魚が釣れだし、
とうとう白い斑点のみの岩魚ばかりになりました。
これも誰かが放流したらしいんですが、
みなさん、こういうことはくれぐれも止めてくださいね。
堰堤が多くて産卵のために遡上できなくなって
数も減っているのは事実ですが、
放流するなら現地の魚を増やしましょう。
テンカラをはじめてから
岩魚の型が明らかにアップしました。
どこにいたのかと思うくらい当たり前に
30cmオーバーが釣れだしました。
餌釣りの頃の自己リリースサイズが20cmだったのが、
もう一回り大きいサイズでもリリースするようになりました。
目的はどうあれ、
魚釣りは全て「狩猟」であると考えています。
相手を傷つけたり、殺したりしておいて
「ゲーム」なんて言っちゃいけません。
「自分の猟場を守るために狩人は何をすべきか」
川は森によって作られ、
森は空の恵みで成長し、
空の雲は海によって大きくなり、
海は川によって養われています。
おのずと、自分が何をすべきか見えてくるはずです。
鮒釣りから始まり、渓流、鯉、海釣りいろいろ
その中でも一番
やっぱ、テンカラが好き。
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