8080マイコンをつくろう!(TK−80完全復活!)
なんと8080です!
もちろん、BASICからCP/Mまで、できます!
36年の時を経ていまよみがえる8080CPUマイコン組立キット!
なんたってはるか昔の生産中止品を集めて作る組立キットです。
生産前から堂々予告です。
入手できなくなったら即生産終了!売り切れ御免!
[第20回]
●クロックを確認してみました
今頃になって、ですけれど、ND8080の説明書を書いていて、ちょいと気になったものですから、ND8080のCPUクロックを確認してみました。
(そういえば、まだCPUクロックを測定していなかった!)
実はサンプルプログラムを書いてND8080の動作確認をしつつ説明書を書いていたのですが、実行時間がおかしいのではないか?と思われる現象に出会ったものですから、あらためてクロックを確認してみようと思ったのです。
結局はサンプルプログラムにバグがあって、そのせいで実行時間に狂いが生じたことがわかったのですが、せっかく写真も撮ったことですから、ノートに記録するだけではなくて、ホームページにもUPしておくことにいたしました。
こちらの写真はND8080のI/Oポート82C55からパルスを出力しているところです。
下はそのプログラムです。
繰り返しOUT命令を実行するだけの簡単なプログラムです。
計算ではLの期間は17/2.048≒8.5μsでHの期間は27/2.048≒13.5μsです。
計算通りの波形になっているようです。
2016/4/18 22:37 clktst1.txt END=800E ;;;ND8080 CLOCK TEST ORG $8000 8000 3E80 MVI A,80 8002 D383 OUT 83 8004 3E00 LOOP:MVI A,00;7 8006 D381 OUT 81;10 8008 3EFF MVI A,FF;7 800A D381 OUT 81;10 800C C30480 JMP LOOP;10 ;LOOP =8004 |
こちらは[第14回]で説明しましたTK−80モニタプログラムのチャタリングタイマーD1のテスト波形です。
下がそのプログラムです。
D1は約4.7msです。
こちらも計算通りの波形になってるようです。
2016/4/18 22:40 clktst2.txt END=8014 ;;;ND8080 CLOCK TEST ORG $8000 D1=$02DD;4.684ms ; 8000 3E80 MVI A,80 8002 D383 OUT 83 8004 3E00 LOOP:MVI A,00 8006 D381 OUT 81 8008 CDDD02 CALL D1 800B 3EFF MVI A,FF 800D D381 OUT 81 800F CDDD02 CALL D1 8012 C30480 JMP LOOP ;D1 =02DD LOOP =8004 |
上のテストによって、CPUクロックは約2MHzに間違いないことが確認できました。
せっかくそこまでテストしましたので、8224の出力波形も確認してみることにしました。
8224はpin6からTTLレベルのφ2クロックを出力します。
下はその波形です。
1μsの間に2クロック波形が入っていますから、約2MHzが出力されていることが確認できます。
下は8224周りの回路図です。
8224のpin11とpin10からは約+10Vの2相クロックφ1、φ2が出力されます。
下はその波形です。
上側(CH1)はφ1、下側(CH2)はφ2です。
●回路図も訂正しました
前回は[第10回]の間違いに気が付いて写真を差し換えましたが、あとになって回路図とその説明も間違ったままなのに気が付きましたので、回路図と説明も訂正しました。
8080マイコンをつくろう![第20回]
2016.4.18upload
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