8080マイコンをつくろう!(TK−80完全復活!)
なんと8080です!
もちろん、BASICからCP/Mまで、できます!
36年の時を経ていまよみがえる
8080CPUマイコン組立キット!
なんたってはるか昔の生産中止品を集めて作る組立キットです。
生産前から堂々予告です。
入手できなくなったら
即生産終了!売り切れ御免!




2016.4.18

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[第20回]

●クロックを確認してみました

今頃になって、ですけれど、ND8080の説明書を書いていて、ちょいと気になったものですから、ND8080のCPUクロックを確認してみました。
(そういえば、まだCPUクロックを測定していなかった!)

実はサンプルプログラムを書いてND8080の動作確認をしつつ説明書を書いていたのですが、実行時間がおかしいのではないか?と思われる現象に出会ったものですから、あらためてクロックを確認してみようと思ったのです。
結局はサンプルプログラムにバグがあって、そのせいで実行時間に狂いが生じたことがわかったのですが、せっかく写真も撮ったことですから、ノートに記録するだけではなくて、ホームページにもUPしておくことにいたしました。

こちらの写真はND8080のI/Oポート82C55からパルスを出力しているところです。


下はそのプログラムです。
繰り返しOUT命令を実行するだけの簡単なプログラムです。
計算ではLの期間は17/2.048≒8.5μsでHの期間は27/2.048≒13.5μsです。
計算通りの波形になっているようです。

             2016/4/18  22:37  clktst1.txt
END=800E
              ;;;ND8080 CLOCK TEST
                ORG $8000
8000 3E80       MVI A,80
8002 D383       OUT 83
8004 3E00     LOOP:MVI A,00;7
8006 D381       OUT 81;10
8008 3EFF       MVI A,FF;7
800A D381       OUT 81;10
800C C30480     JMP LOOP;10
              ;LOOP         =8004  


こちらは[第14回]で説明しましたTK−80モニタプログラムのチャタリングタイマーD1のテスト波形です。


下がそのプログラムです。
D1は約4.7msです。
こちらも計算通りの波形になってるようです。

             2016/4/18  22:40  clktst2.txt
END=8014
              ;;;ND8080 CLOCK TEST
                ORG $8000
                D1=$02DD;4.684ms
              ;
8000 3E80       MVI A,80
8002 D383       OUT 83
8004 3E00     LOOP:MVI A,00
8006 D381       OUT 81
8008 CDDD02     CALL D1
800B 3EFF       MVI A,FF
800D D381       OUT 81
800F CDDD02     CALL D1
8012 C30480     JMP LOOP
              ;D1           =02DD  LOOP         =8004  


上のテストによって、CPUクロックは約2MHzに間違いないことが確認できました。
せっかくそこまでテストしましたので、8224の出力波形も確認してみることにしました。
8224はpin6からTTLレベルのφ2クロックを出力します。
下はその波形です。


1μsの間に2クロック波形が入っていますから、約2MHzが出力されていることが確認できます。

下は8224周りの回路図です。


8224のpin11とpin10からは約+10Vの2相クロックφ1、φ2が出力されます。
下はその波形です。

上側(CH1)はφ1、下側(CH2)はφ2です。

●回路図も訂正しました

前回は[第10回]の間違いに気が付いて写真を差し換えましたが、あとになって回路図とその説明も間違ったままなのに気が付きましたので、回路図と説明も訂正しました。

8080マイコンをつくろう![第20回]
2016.4.18upload

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