16ビットマイコンボードの製作
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いつか使ってみるつもりで入手してそのまま置いてあった16ビットCPUのことを思い出しました。
AMD社のAM188です。
その名の通り、CPUコアは80188互換の16ビットCPUです。
そのAM188を使った16ビットマイコンボードの製作記事です。
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[第25回]
●リモートプログラム!そしてシングルステップ!
前回までのところで、AM188(8086)の場合には、ステップ動作をさせるにはTF(Trace Flag)を使えばよい、ということを説明しました。
またそのセット方法についても説明しました。
本当はこのあと、実際にステップ動作プログラムのリストをお見せして、そこでさらに説明を加えるようにすると、より理解の助けになるのでは、と考えていたのですが…。
どうしても実際のプログラムの開発作業に傾注してしまうため、なかなかホームページの更新に時間を割くことができません。
説明がもたもたして、なかなか進んでいかないうちに、実際のプログラムのほうが先に進んでいってしまいます。
今回はタイトルに派手に「!」マークがついていますが、その通り、「できた!できた!できましたよっ!」という気持ちの発露です。
年甲斐もなくいささかコーフンしております。
下の画像をご覧ください。
Windows7にND80KL/86をUSB接続しています。
すでにCPUとしてKL5C80A12を搭載してのテストでは、ちゃんとWindowsパソコンにUSB接続をして、ZB3BASICは勿論のこと、MBASICでSTARTREKも実行済みです。
なんだ。
そのことか。
いえいえ、そうじゃありません。
よーく画面を見てください。
今はテストですからZB3.exeをそのまま使っていますが、実はUSB接続しているND80KL/86にはAM188が載っているのです!
左側にあるのがテストプログラムのリストです。
最も簡単なステップ動作用のテストプログラムです。
マシン語コードはZ80や8080とは全然違いますでしょう。
8086の命令コードです。
そして右のコマンドプロンプト画面を見てください。
リモート動作をしています。
それだけではなくてさらにステップ動作をしています。
リモート操作としては、ND80Z3.5やND8080と同じです。
PC側から8000[ADRSSET][RUN]と操作すると、最初の1命令を実行してすぐにブレークしています。
’n’を入力すると[CONT](コンティニュー)になります。
ブレークするたびにレジスタの中身が表示されます。
右側にFR(フラグレジスタ)のビット表示があります。
’T’がTF(Trace Flag)です。
T=1になっていることが確認できます。
16ビットマイコンボードの製作[第25回]
2018.5.25upload
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