2018.6.18
前へ
次へ
ホームページトップへ戻る


16ビットマイコンボードの製作

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
いつか使ってみるつもりで入手してそのまま置いてあった16ビットCPUのことを思い出しました。
AMD社のAM188です。
その名の通り、CPUコアは80188互換の16ビットCPUです。
そのAM188を使った16ビットマイコンボードの製作記事です。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

[第39回]



●3度目の試作です

今回は最終製品版のつもりだったのですが、基板ができてきてパーツを組み付けてテストをしたところ、動きません。
今度は多分大丈夫だろうと思って基板発注前の最終チェックをいい加減にしてしまったようです。
大丈夫ではありませんでした。
まさかの配線ミスが複数みつかって、またもや基板の作り直しです。
いくらなんでももうミスは許されません。
もう何回目かの動作テストです。

KL5C80A12を実装して、新独立化セットに接続して、STARTREKを実行中です。

毎度おなじみの画面です。


本来ならば製品版になるはずだった3度目の試作基板です。


痛恨の配線ミスであります。


AM188を実装して動作テスト中です。

このようにCPU基板とROMを差し替えることで、KL5C80A12(8ビット、Z80互換)マイコンボードと、AM188(16ビット、80188互換)マイコンボードの両方の使い方ができます。
512KBRAM基板も今までの試作版ではなくて、製品版を実装してテスト中です。

こちらはAM188を実装して新独立化セットに接続してテスト中の表示画面です。

まだ独立化セット用の8086プログラムは作成途中なので、簡単な画面表示テストしかできません。

上でも書きましたように、ND80KL/86ボードには512KBのRAM基板を実装しますから、新独立化セットの基板には628128は実装しません。
またKL5C80A12もAM188もMMU(メモリマネージメントユニット)を内蔵していて、新独立化セット基板のROMのセレクト回路とは合わないため、新独立化セット基板にはROMも実装しません。


KL5C80A12とAM188をそれぞれ実装して、WindowsパソコンにUSB接続しての動作はすでにテスト済みです。
今回独立化セットと接続して動作テストを行いました。
いずれも正常動作が確認できましたので、痛恨の配線ミスを直して、プリント基板を発注しました。
三度目の正直ならぬ四度目の正直です。
今度こそ本当に製品版のつもりです。
基板が出来上がってくるのは大体2週間後くらいです。
それまでになんとかシステムソフトも完成させて、説明書も完成させて、いよいよ発売開始、というところまで行きたいつもりです。

16ビットマイコンボードの製作[第39回]
2018.6.18upload

前へ
次へ
ホームページトップへ戻る