2016.2.23
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新製品の紹介(プチ連載です)
27C256WRITER組立キット

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たまにはちょいと息抜きで小品も作ってみたいものです。
簡単にチョイチョイと…。
でも、なかなかそうは簡単にはいかなくて、いつものごとく回を重ねてしまうことになるのかも…。
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[第17回]


●27C256WRITERプログラムはZB3BASIC起動時にLOADします

27C256WRITERプログラムをどのようにしてRAMにロードするのかということについても、あれこれ考えてみました。
オーソドックスなのは27C256WRITERを使うときに、/LDコマンドで指定アドレスにロードする方法です。
でも面倒くさいですね。
で。
ZB3BASICを起動したときに自動で読み込んでしまうことにしました。

下はND80ZVを接続してZB3.EXEを実行し、ND80ZVのキーボートから[*(I/O)][8]を入力した直後の画面です。

ZB3.EXEは27C256WRITERプログラムを組み込んで評価テスト中ですので、プログラム名は開発中のバージョンを示すZB3T.EXEになっています。
上の表示のときにWindowsパソコンのキーボードの「Z」キーを押すとZB3BASICが起動します。
下はZB3BASICが起動した直後の画面です。

これはZB3.EXEでの動作例ですが、27C256WRITERプログラムはZB3DOS(CP/M互換DOS)にも同じように組込みます。
27C256WRITERプログラムはRAMのE23F〜E535に読み込まれます。
これはZB3DOS(CP/M互換DOS)のBIOSプログラムのアドレスと重なります。
ですので/CPMコマンドでZB3DOS(CP/M互換DOS)を起動すると、27C256WRITERプログラムはZB3DOSのBIOSプログラムによって上書きされます。
ZB3DOS(CP/M互換DOS)では27C256WRITERは/CPMコマンドを実行後は使えなくなることに注意してください。
/CPMコマンドでCP/Mモードになったあと、ZB3コマンドでZB3BASICに戻っても27C256WRITERプログラムはBIOSによって上書きされてしまっていますから27C256WRITERは使えません。
その場合には一旦ZB3DOSを終了して、再度ZB3DOSを起動してから27C256WRITERを使うようにしてください。

●/R256コマンド

書込済みの27C256を27C256WRITERの書込用テストソケットに実装して/R256[Enter]と入力すると、ROMの内容が「裏RAM」の0000〜7FFFに読み込まれます。
その後にチェックサム(4桁の16進数)が表示されます。

ところでこの画面はWindows98SEでの実行画面です。
もちろんWindows7でも同じように実行できますが、Windows98のほうが扱いやすい用途もあって、私のところではWindows98SEはまだまだ現役です。

●いきなりDM@が使えます

「裏RAM」の内容を表示するためのDM@コマンドは現行のZB3.EXEにはありません。
ZB3DOS(CP/M互換DOS)にはありますが、現行のZB3DOSでは、DM@やCM@を使えるようにするには、一度/CPMコマンドでCP/Mモードにエントリしてから、ZB3コマンドでZB3BASICに戻る必要があります。
今回の27C256WRITERプログラムの組込みによって、ZB3.EXEでもZB3BASICの起動直後にDM@、CM@、JP@コマンドが使えるようになりました。

上の画面に続けてDM@コマンドを実行しました。

「裏RAM」の内容は/SVコマンドでハードディスクにバイナリファイルとして保存することができます。
これによってROMの内容をファイルとして保存することができます。

●/W256コマンド

消去済みの27C256を27C256WRITERの書込用テストソケットに実装して/W256[Enter]と入力すると、「裏RAM」の0000〜7FFFの内容がROMに書き込まれます。

書込後にベリファイが行なわれてRAM内容との照合後にチェックサム値が表示されます。

パラメータなしの/W256コマンドは0000〜7FFFの全部を書き込みますが、書き込み開始アドレスssss,終了アドレスをつけて
/W256 ssss,eeee[Enter]
のように入力することで部分書き込みもできます。
ssss、eeeeは0000〜7FFFの範囲の4桁の16進数です。

説明の途中ですが本日は時間がなくなってしまいましたので、この続きは次回にいたします。

27C256WRITER組立キット[第17回]
2016.2.23upload

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