復活!CP/M ワンボードマイコンでCP/Mを!
CP/MがTK−80互換のワンボードマイコンの上で復活します
ND80ZVとMYCPU80の上でCP/Mが走ります!
[第189回]
●MACRO−80
現在CP/M互換DOSの最終的な仕上げ作業の準備にかかっています。
すでにいくつか直さなければならないところがみつかっています。
それらを直しつつ最終的なテストも行なっていくつもりです。
またトランジェントプログラムもいくつか作りたいと思っているものがあります。
皆様に供給できるようになるまで、あと少し時間が必要です。
ということで、最終的なテストのための準備にかかったのですが。
またまた、どうしようもないムシが騒ぎ出してしまいました。
[第169回]でダウンロードしたFORTRAN80コンパイラのフォルダについて説明をしました。
下はそこでお見せした、ダウンロードしたF80.ZIPを解凍してできたF80フォルダの中味です。
その中にM80.COMがあります。
MACRO−80アセンブラです。
なぜFORTRAN−80にマクロアセンブラが附属しているのか、本当の理由はわかりませんが、FORTRANでは組みにくいI/Oの直接制御などはサブルーチンをアセンブラで書いて、MACRO−80でアセンブルして使いなさいよ、ということのようです。
ま。なんにせよ、そういうものがくっついているというからには、ものは試しということで、これはやっぱり使ってみるべきでありましょう。
もっともND80ZVにはMSDOSプロンプト(コマンドプロンプト)で使えるZ80アセンブラが附属していることでもありますから、今更わざわざ8ビットCPUシステムの上でアセンブルするというのは、何だかなあという感じが致します。
まあ、しかし、実用というよりも、昔花形だったツールを昔のままのイメージでさわってみるというのもまた一興かとも思います。
あ。私としましては、そんなことを楽しんでいる時間のゆとりがありませんので、とにかく使ってみよう、と思いますのは、あくまでCP/M互換DOSの評価のためであります。
せっかく入手できたソフトは可能な限りCP/M互換DOSの上で実行して、その互換性を実証してみたい、というのが狙いです。
で。
試してみたのでありますが。
やっぱりこけてしまいました。
あ。
その過程をいきなりご報告いたしますと、お読みになった方からご親切なメールをいただいてしまったりいたします。
ひょっとして、これこれがエラーの原因じゃありませんか?
ですので、先にまずクリアできたあとの画像をお見せすることにいたします。
ええ。しっかり1日ほど、悩んで苦闘いたしましたですよ。
でも、おかげさまでこの通りクリアできております。
とりあえずは解決済みですので、ご安心を。
下は[第39回]でCP/M2.2の動作テストに使ったFTEST1.COMのソースをMACRO−80用に直してMVFTST1F.MACとして、それをMACRO−80でアセンブルし、L80でリンクして作成したMVFTST1F.COMを実行してみたところです。
画面上部でL80を実行しています。
むむ。
肝心のMACRO−80を実行しているところが見えません。
その部分はログファイルで見ていただくことにいたします。
A>copy z:mvftst1f.mac A>m80 *=mvftst1f/z/l No Fatal error(s) * |
こんな感じでとにかくMACRO−80も無事動作いたしまして、今回もCP/M互換DOSの互換性を評価することができたのでありますが、上に書きましたように、ここに至るまでは毎度のことながら、はてな、はてな、の連続でありました。
次回はその悩ましき苦闘の過程をご報告いたします。
ワンボードマイコンでCP/Mを![第189回]
2012.8.4upload
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