2012.10.3
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復活!CP/M ワンボードマイコンでCP/Mを!
CP/MがTK−80互換のワンボードマイコンの上で復活します
ND80ZVとMYCPU80の上でCP/Mが走ります

[第226回]


●ファンクションコール23H(ファイルサイズの取得)

ファンクションコール23H(ファイルサイズの取得)については、最初に[第109回]で説明をしました。
そこで作ったテストプログラムはFTST22です。
仮RAMディスク版としては、[第148回]で説明をしました。

[第148回]ではシーケンシャルファイルに対してFTST22を実行したあと、ランダファイルに対して実行したところ、ファイルサイズが正しく表示されませんでした。
DOSプログラムにバグがあったことがわかりましたので、それを修正したあと、あらためてランダムファイルに対してFTST22を実行して正しい結果を得ることができました。
そこで今回は[第148回]と同じようにシーケンシャルファイルとランダムファイルに対してテストプログラムを実行してみることにします。

今回はFTST22を64KBフルRAM用に一部を書き換えてファイル名をVFTST22にしました。
下はそのソースプログラムリストです。

●ソースプログラムVFTST22.TXT

; BDOS TEST22 function23 file size get
;2012/3/4 3/7 4/16 4/17 4/27
;10/3
;
        ORG $0100
        FCALL=$0005
        FCB=$005C
        FCBR0=$007D
        FCBR1=$007E
        FCBR2=$007F
        DMA=$0080
;
        LD C,0F;open file
        LD DE,FCB
        CALL FCALL
        INC A;if FFH?
        JP Z,OPENERR
;
        LD C,23;file size read
        LD DE,FCB
        CALL FCALL
;
        LD A,(FCBR2)
        CALL B2HEXDP
        CALL SPDP
        LD A,(FCBR1)
        CALL B2HEXDP
        CALL SPDP
        LD A,(FCBR0)
        CALL B2HEXDP
        CALL CRLF
        LD DE,OK
        JP MSGOUT
;
OPENERR:LD DE,CANTOPN
MSGOUT:LD C,09
        CALL FCALL
        RET
;
;CL & LF
CRLF:LD A,0D
        CALL ADP
        LD A,0A
        JP ADP
;space disp
SPDP:LD A,20
;A disp
ADP:PUSH BC
        PUSH HL
        LD E,A
        LD C,02
        CALL FCALL
        POP HL
        POP BC
        RET
;binary to hex, 2bytes data to ascii 4charactors,HL to HL,DE
B2HEX4:LD A,H
        CALL B2HEX2
        EX DE,HL
        LD A,E
;binary to hex, 1byte data to ascii 2charactors,A to DE
B2HEX2:PUSH AF
        RRCA
        RRCA
        RRCA
        RRCA
        CALL B2HEX1
        LD D,A
        POP AF
        CALL B2HEX1
        LD E,A
        RET
;binary to hex, low 4bit to ascii 1charactor
B2HEX1:AND 0F
        ADD A,30
        CP 3A
        RET C;0-9
        ADD A,07;A-F
        RET
;hex to binary, ascii 1charactor to low 4bit 
HTOB1:CP 30;>="0"?
        RET C;no
        CP 3A;<="9"?
        JP C,HTOB1_2;yes,"0" to "9"
        CP 41;>="A" ?
        RET C;no
        CP 47;<="F"?
        JP C,HTOB1_1
        CP 61;>="a"?
        RET C;no
        CP 67;<="f"?
        CCF
        RET C;no
HTOB1_1:ADD A,09;41 to 46 -> 4A to 4F,or 61 to 67 -> 6A to 6F
HTOB1_2:AND 0F
        RET
;HL(bynary 2bytes) to asckii 4bytes & disp
HEX4DP:PUSH BC
        PUSH HL
        CALL B2HEX4;binary 2 bytes to ascii HEX 4bytes
        PUSH DE
        EX DE,HL
        CALL DEDP
        POP DE
        CALL DEDP
        POP HL
        POP BC
        RET
;A(binary) to asckii 2bytes HEX & disp
B2HEXDP:PUSH BC
        PUSH HL
        CALL B2HEX2
        CALL DEDP
        POP HL
        POP BC
        RET
;
;DE(asckii 2bytes) disp
DEDP:PUSH DE
        LD E,D
        LD C,02
        CALL FCALL
        POP DE
        LD C,02
        CALL FCALL
        RET
;
CANTOPN:"can'"
        "t op"
        "en!"
        DB 0D
        DB 0A
        DB 24;$
OK:"end"
        DB 0D
        DB 0A
        DB 24;$
;


●VFTST22の実行

VFTST22の実行です。
シーケンシャルファイルとしてはF80.COMを、そしてランダムファイルはTEST.RAFを対象にして実行してみます。
最初にDIRを実行したのですが、その後のプログラムの実行でF80.COMは画面から消えてしまいました。



最初にTEST.RAFに対してVFTST22を実行した結果、03E6と表示されました。
次にF80.COMに対してVFTST22を実行して00E0と表示されました。

結果が正しいかどうかを確認するために、VFDUMPを実行して、aドライブのディレクトリを表示させてみました。



F80.COMはエクステントが2つあります。
16バイト目の値がそのエクステントが管理しているデータブロックのサイズです。
最初のエクステントは80Hで次のエクステントは60Hです。
80H+60H=E0H
ですから、シーケンシャルファイルについては正しい結果が得られました。

ランダムファイルはどうでしょうか。
TEST.RAFにはエクステントが4つあります。
各エクステントのファイルサイズを合計してみます。
48H+28H+66H+48H=011EH
あれ?
合いませんね。
どうしたのでしょう。

本日は時間がありません。
この続きは次回にいたします。

ワンボードマイコンでCP/Mを![第226回]
2012.10.3upload

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