復活!CP/M ワンボードマイコンでCP/Mを!
CP/MがTK−80互換のワンボードマイコンの上で復活します
ND80ZVとMYCPU80の上でCP/Mが走ります!
[第226回]
●ファンクションコール23H(ファイルサイズの取得)
ファンクションコール23H(ファイルサイズの取得)については、最初に[第109回]で説明をしました。
そこで作ったテストプログラムはFTST22です。
仮RAMディスク版としては、[第148回]で説明をしました。
[第148回]ではシーケンシャルファイルに対してFTST22を実行したあと、ランダファイルに対して実行したところ、ファイルサイズが正しく表示されませんでした。
DOSプログラムにバグがあったことがわかりましたので、それを修正したあと、あらためてランダムファイルに対してFTST22を実行して正しい結果を得ることができました。
そこで今回は[第148回]と同じようにシーケンシャルファイルとランダムファイルに対してテストプログラムを実行してみることにします。
今回はFTST22を64KBフルRAM用に一部を書き換えてファイル名をVFTST22にしました。
下はそのソースプログラムリストです。
●ソースプログラムVFTST22.TXT
; BDOS TEST22 function23 file size get
;2012/3/4 3/7 4/16 4/17 4/27
;10/3
;
ORG $0100
FCALL=$0005
FCB=$005C
FCBR0=$007D
FCBR1=$007E
FCBR2=$007F
DMA=$0080
;
LD C,0F;open file
LD DE,FCB
CALL FCALL
INC A;if FFH?
JP Z,OPENERR
;
LD C,23;file size read
LD DE,FCB
CALL FCALL
;
LD A,(FCBR2)
CALL B2HEXDP
CALL SPDP
LD A,(FCBR1)
CALL B2HEXDP
CALL SPDP
LD A,(FCBR0)
CALL B2HEXDP
CALL CRLF
LD DE,OK
JP MSGOUT
;
OPENERR:LD DE,CANTOPN
MSGOUT:LD C,09
CALL FCALL
RET
;
;CL & LF
CRLF:LD A,0D
CALL ADP
LD A,0A
JP ADP
;space disp
SPDP:LD A,20
;A disp
ADP:PUSH BC
PUSH HL
LD E,A
LD C,02
CALL FCALL
POP HL
POP BC
RET
;binary to hex, 2bytes data to ascii 4charactors,HL to HL,DE
B2HEX4:LD A,H
CALL B2HEX2
EX DE,HL
LD A,E
;binary to hex, 1byte data to ascii 2charactors,A to DE
B2HEX2:PUSH AF
RRCA
RRCA
RRCA
RRCA
CALL B2HEX1
LD D,A
POP AF
CALL B2HEX1
LD E,A
RET
;binary to hex, low 4bit to ascii 1charactor
B2HEX1:AND 0F
ADD A,30
CP 3A
RET C;0-9
ADD A,07;A-F
RET
;hex to binary, ascii 1charactor to low 4bit
HTOB1:CP 30;>="0"?
RET C;no
CP 3A;<="9"?
JP C,HTOB1_2;yes,"0" to "9"
CP 41;>="A" ?
RET C;no
CP 47;<="F"?
JP C,HTOB1_1
CP 61;>="a"?
RET C;no
CP 67;<="f"?
CCF
RET C;no
HTOB1_1:ADD A,09;41 to 46 -> 4A to 4F,or 61 to 67 -> 6A to 6F
HTOB1_2:AND 0F
RET
;HL(bynary 2bytes) to asckii 4bytes & disp
HEX4DP:PUSH BC
PUSH HL
CALL B2HEX4;binary 2 bytes to ascii HEX 4bytes
PUSH DE
EX DE,HL
CALL DEDP
POP DE
CALL DEDP
POP HL
POP BC
RET
;A(binary) to asckii 2bytes HEX & disp
B2HEXDP:PUSH BC
PUSH HL
CALL B2HEX2
CALL DEDP
POP HL
POP BC
RET
;
;DE(asckii 2bytes) disp
DEDP:PUSH DE
LD E,D
LD C,02
CALL FCALL
POP DE
LD C,02
CALL FCALL
RET
;
CANTOPN:"can'"
"t op"
"en!"
DB 0D
DB 0A
DB 24;$
OK:"end"
DB 0D
DB 0A
DB 24;$
;
|
●VFTST22の実行
VFTST22の実行です。
シーケンシャルファイルとしてはF80.COMを、そしてランダムファイルはTEST.RAFを対象にして実行してみます。
最初にDIRを実行したのですが、その後のプログラムの実行でF80.COMは画面から消えてしまいました。

最初にTEST.RAFに対してVFTST22を実行した結果、03E6と表示されました。
次にF80.COMに対してVFTST22を実行して00E0と表示されました。
結果が正しいかどうかを確認するために、VFDUMPを実行して、aドライブのディレクトリを表示させてみました。

F80.COMはエクステントが2つあります。
16バイト目の値がそのエクステントが管理しているデータブロックのサイズです。
最初のエクステントは80Hで次のエクステントは60Hです。
80H+60H=E0H
ですから、シーケンシャルファイルについては正しい結果が得られました。
ランダムファイルはどうでしょうか。
TEST.RAFにはエクステントが4つあります。
各エクステントのファイルサイズを合計してみます。
48H+28H+66H+48H=011EH
あれ?
合いませんね。
どうしたのでしょう。
本日は時間がありません。
この続きは次回にいたします。
ワンボードマイコンでCP/Mを![第226回]
2012.10.3upload
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