2013.4.28
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復活!CP/M ワンボードマイコンでCP/Mを!
CP/MがTK−80互換のワンボードマイコンの上で復活します
ND80ZVとMYCPU80の上でCP/Mが走ります

[第382回]


●COPY Z:(その2)

本日も朝からずっとCOPYコマンドの改良に取り組んでいました。
その甲斐がありまして、つい先ほどになりまして、やっと COPY Z: が、半分だけできました。
前回書きましたように、まずは
B> COPY Z:ABC.XYZ
の機能です。
自分で言うのも何なのですが、ちょいとすごい機能になりました。

下は先ほど出来上がったばかりのCOPY Z:を試してみた画面です。


画面右側のDOS窓です。
あ。
画面がスクロールしてしまって、何をやっているのか、これではわかりませんねえ。
ページをアップして画面を少し戻しましょう。
CP/M互換DOSの状態では[PageUp]は利きません。
一旦ZB3コマンドでZB3BASICに戻ってから[PageUp]キーを押すとスクロールした画面を元に戻すことができます。

これが最初の画面です。
C>DIR[Enter]
no file
で、Cドライブにはファイルが無いことを確認しました。
そのあと、いよいよCOPYコマンドの実行です。
C>COPY Z:*.BIN *.COM[Enter]
と入力すると、Zドライブ(WindowsのZフォルダ)から仮想FDDのCドライブへのファイルコピーが開始されました。

VFTST1 BIN to VFTST1 COM done
は、コピー元ドライブのVFTST1.BINをコピー先ドライブにVFTST1.COMの名前でコピーしたことを示しています。
COPYコマンドでもワイルドカード(*や?)が使えるようにしてあります。

さらに、この画面でわかりますように、COPYコマンドにはREN(rename、リネーム)の機能も含んでいます。
ですからコピーするときに元の名前を別の名前に変更してコピーすることもできます。
この場合、上のように操作しても、名前が変更されるのはコピー先だけで、コピー元は変更されません。
どうです?
便利でしょう。

ところで、このようにコピー毎にファイル名を表示するようにしましたのにはわけがあります。
実は。
遅いのです。

何しろ実行しておりますのは8ビットCPU、Z80 6MHzだものですから、この例のように *を使って全ファイルを抽出しながらコピーするということになりますと、相当に時間がかかります。
最初、何も表示させないで実行しましたらなかなか終わらないのでどこかでハングアップしているのではあるまいかと心配してしまいました。
そこでこのように、コピーするごとに表示させるようにしました。
これはなかなかによいアイデアだったと思います。
いかにもレトロなコンピュータのようで、ちょいと呼吸して考えつつ表示が進みます。

さて。
上のほうでこの機能は、「半分」の機能だと書きました。
ではもう半分は?

今回の機能は、Zドライブ→A〜Dドライブへのコピーです。
Zドライブにつきましては、それができればまあよいのではないかとも思いますけれど、せっかくここまでできたのでありますから、今度はその逆の、
A〜D→Zの方向へのコピーも実装してしまいたいと思っております。

こちらは、Z80CPUの側からWindows上のフォルダにファイルのセーブを行なうという禁断の技でありますから、さて、うまくいきますかどうか。
またちょいと悩まなければならないかもしれませぬ。

ワンボードマイコンでCP/Mを![第382回]
2013.4.28upload

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