復活!CP/M ワンボードマイコンでCP/Mを!
CP/MがTK−80互換のワンボードマイコンの上で復活します
ND80ZVとMYCPU80の上でCP/Mが走ります!
[第384回]
●REN(rename)コマンド
前回はCOPYコマンドに続いてERA(erase、ファイル削除)コマンドもZドライブに対して行なえるところまで機能拡張いたしました。
そこまでできるということになりますと、REN(rename、ファイル名変更)コマンドもそのようにしたくなります。
で。
そのようにしてしまいました。
Zドライブには拡張子BINのバイナリファイルがセーブされています。
これはZ80マシン語のプログラムで0100Hからロードして実行できるプログラムばかりですが、CP/Mでは拡張子がCOMでなければ、トランジェントプログラムとして実行することができません。
Zドライブ(Zフォルダ)にはWindowsのエクスプローラーを使って、拡張子BINのまま、ここに見えているようにコピーしておいて、そこからあらためてたとえばAドライブに
Z>COPY *.BIN A:*.COM
というようにすることもできます。
その実行例は前回お見せしました。
ですが、ここではRENをZドライブで使ってみる、というテストですから、上の画面のように
Z>REN *.BIN *.COM[Enter]
と入力しました。
RENが実行されました。
●トランジェントプログラムの実行
念のためDIRコマンドでZドライブの中身を表示させてみました。
拡張子BINがCOMに変更されました。
ということは。
ファイル名を入れたら実行できますでしょうか?
Z>VFTST1[Enter]
と入力しました。
VFTST1は[第197回]で説明をしました。
おお。
Zドライブからプログラムがロードされて、ちゃんと実行できました。
ということになりますと。
やっぱり、あれをやってみたくなりますですね。
●ZドライブでもMBASICを
うーん。
ここまでやるつもりは全然なかったのでありますけれど。
まずはMBASIC.COMをZドライブにコピーしました。
ちゃんとコピーできていることをDIRコマンドで確認しました。
さて。
いよいよ、です。
Z>MBASIC[Enter]
と入力しました。
おお。
MBASICが起動しました!
簡単なテストプログラムを入力してみました。
ちゃんとLIST表示もできました。
プログラムもこの通り実行できました。
ワンボードマイコンでCP/Mを![第384回]
2013.4.30upload
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