2017.11.5
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マイコン独立大作戦
CRT/VGAIF+KEYIF+SDCARDIFボードの製作

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WindowsパソコンにUSB接続して使う現行方式はそれなりに便利ではありますが、ときとしてWindows
のしがらみから開放されて、小さいながらも独立した一個のパソコンとして機能したいと思うこともあります。
昔はそれが普通のことだったのですが、安価なCRTディスプレイが生産中止となって久しい今日ではそれ
は叶わぬことと諦めていたのですが…。
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[総合第119回]



●SA0、SA1

前回はUSB接続型から独立型に切り換えるコマンドをSTALN0、STALN1と紹介しましたが、やっぱり簡単な名前のほうがよいように思いましたので、SA0、SA1に変更しました。

あらためて実行例です。
SA0と入力すると制御が独立型に移ります。


SA0入力で独立型に制御が移ると、ND80Zモニタに戻りますが、このときは独立型モード(ROMバンク10)でのND80Zモニタになっていますから、そこで[I/O][8]と入力すると、独立型のZB3BASICが起動します。

操作例としてDIRLを実行したあと、USBコマンドを実行しました。

USBコマンドを実行すると、USB接続型に制御が戻って、ZB3BASICのリエントリポイント(アドレス1033)にジャンプします。
リエントリポイントにジャンプすると、>が表示されてコマンド入力待ちになります。

さきほどSA0コマンドを入力したあとは画面が静止していましたが、制御が戻って>が表示されたので、こちらでもDIRLを実行してみました。
SDカードはUSB接続型と独立型とで全く同じようにアクセスできます。
前にも書きましたが、SDカードを扱ううえでこれはとても便利です。
LOGディレクトリの最後に表示されている11051054.LOGは独立型でオープンされて、今は中断しているログファイルです。
SDカードのLOGディレクトリに記録されるログファイルは独立型専用です。
USB接続型に制御が移っている間は記録は中断しています。
USB接続型のログファイルはUSB接続型に制御がある間のみ記録され、その保存フォルダはWindowsハードディスクのND80Z3フォルダのND80ZLOGフォルダです。

ここでテストのためにもう一度独立型に切り換えました。
2回目からはSA1コマンドを使います。

SA1コマンドを実行すると、独立型に制御が戻って、ZB3BASICのリエントリポイント(アドレス1033)にジャンプします。
USB接続型と同様に、リエントリポイントにジャンプすると、>が表示されてコマンド入力待ちになります。

さきほどUSBコマンドを入力したあとは画面が静止していましたが、制御が戻って>が表示されたので、ここでCLOSELを実行して一旦ログファイルをクローズしたあと、もう一度USBコマンドを実行しました。

ふたたびUSB接続型に制御が戻って、さきほどSA1を実行したあと静止していた画面がアクティブになり、>が表示されたのでもう一度DIRLを実行してみました。

独立型でCLOSELを実行したので、11051054.LOGがクローズされて、新たに11051116.LOGがオープンされたことが、USB接続型でDIRLを実行することでも確認することができます。

●独立型のログを改良しました

今までの独立型のログでは改行が画面どおりに反映されていなくて、TYPEコマンドなどで見たときに見づらいところがありました。
またBSキーの操作が記録されないため、コマンド入力の部分が分かりにくい点がありましたので、それらの点を改良しました。
さきほど独立型でクローズした11051054.LOGをTYPEコマンドで表示させてみました。

[BS]は/に置き換えて記録されます。
うーん。
ちょっとコマンド入力で何か迷ったようですね。
DIRと入力したあと一旦[BS]で打ち消してそのあとDIRLと入力したことがわかります。
従来のログではコマンド入力後の改行が記録されませんでしたが、今回の改良でコマンド入力後も改行されるようになりました。

CRT/VGAIF+KEYIF+SDCARDIFボードの製作[総合第119回]
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