2017.11.11
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マイコン独立大作戦
CRT/VGAIF+KEYIF+SDCARDIFボードの製作

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WindowsパソコンにUSB接続して使う現行方式はそれなりに便利ではありますが、ときとしてWindows
のしがらみから開放されて、小さいながらも独立した一個のパソコンとして機能したいと思うこともあります。
昔はそれが普通のことだったのですが、安価なCRTディスプレイが生産中止となって久しい今日ではそれ
は叶わぬことと諦めていたのですが…。
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[総合第125回]



●写真を撮り直しました

前回は「進行中の別のプロジェクトについて書きます」と書いたのですが、どうにも気になってこのままでは面白くないと思いましたので、もう1回いままでの続きです。
ここ何回かUPしましたモニタ画面は新たに調達した中古のDELL19インチモニタの画像です。
それまではDELLの20インチモニタ(こちらも中古なのですけれど)を使っていました。
なぜ交換したかという、その経緯につきましては[総合第123回]で簡単に説明をしました。
そこでも書きましたが、今回調達したモニタディスプレイは普通に使っている分にはそれほど気にならないのですけれど、表示画面を写真に撮って見ますと以前の20インチモニタの画面に比べて相当見劣りがします。
とにかく忙しいのだから、これはこれでよいか、とも思ったのですが、冒頭に書きましたようにどうにもこのままでは面白くないのですよね。
まあカメラだって安物のコンパクトカメラですから、どっちにしたって50歩100歩というところかもしれませんけれど。
でもせっかく表示できるようになったカラー画面なのですから、もうちっとましな画面も見ていただきたいもの。
というわけで。
忙しいのですけれど、モニタディスプレイを交換してもう一度前回と同じ画面を取り直しました。

画像のサイズも少し大きくしました。

いかがでしょうか。
これならまあまあきれいなのではありませんでしょうか。


●ホシが出ないようにしました

画面がきれいになったついでに、ホシが出ないようにしました。
カラー表示にする前は文字を表示するときには、帰線消去期間を待って表示していました。
画面表示中はスキャン信号によってVRAMを読み出してそれをキャラジェネROMのアドレスにすることで最終的に文字を画面に表示します。
そこにタイミングを考えないで文字データをVRAMに書き込むと、そのときだけスキャン信号によるVRAMの読み出しが阻害されてしまうため、画面に「穴」があいてしまいます。
それが書き込み時の白い(ときには黒い)ホシになって見えることになります。
帰線消去期間中はもともと表示しない期間ですから、その間にVRAMにアクセスしてもホシは表示されません。
ところが今回文字のカラー表示をすることになって、今までのVRAMに加えて色情報のためのRAMも同じアドレスに併設して、それにもアクセスすることになりました。
この回路はちょっと複雑なつくりになっていて、1回の文字の書き込みをするためにVRAMアドレスに何回もアクセスする必要が出てきました。
そのため今までの表示に比べて画面に表示する速度がうんと遅くなってしまいました。

で。
速度を維持するために、帰線消去期間にVRAMにアクセスしていたところを、いきなりVRAMにアクセスするようにしました。
そのため文字を表示するたびに画面にホシがちらつくようになりました。
特にスクロールするときなどは、ホシというよりもホワイトノイズ状態です。
まあでも表示が遅くなるよりはいいか、と考えてそのようにしたのですけれど。

今回こうやってきれいな画面を見ておりますと、なんだかやたらホシが目立つ気がしてたまりません。
そこで表示速度は落ちますけれど、やっぱりきれいな画面を優先することにしまして、従来どおりホシが出ない表示に戻しました。

結果としまして。
たとえばLISTの表示とか、SDカードのディレクトリの表示などがちょいとゆっくりに行なわれます。
でも。
ものは考え方で。
このほうが昔のコンピュータの表示のようで、かえってレトロでよいのでは、と今は考えております。
まあ、もともと速度を言い出したら8ビットのマイコンなどWindowsパソコンの足元にもはるかに及ばないわけですものね。

CRT/VGAIF+KEYIF+SDCARDIFボードの製作[総合第125回]
2017.11.11upload

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