2017.2.22
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マイコン独立大作戦
CRT/VGAIF+KEYIF+SDCARDIFボードの製作

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WindowsパソコンにUSB接続して使う現行方式はそれなりに便利ではありますが、ときとしてWindows
のしがらみから開放されて、小さいながらも独立した一個のパソコンとして機能したいと思うこともあります。
昔はそれが普通のことだったのですが、安価なCRTディスプレイが生産中止となって久しい今日ではそれ
は叶わぬことと諦めていたのですが…。
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[総合第15回]


●KL5C80A12CPUでCRT/VGAインターフェースボードの接続テスト

今回はまたCRT/VGAインターフェースボードのテーマです。
前々から気にはなっていたのですが、なかなか落ち着いてテストをする時間が取れませんでした。
現在はKL5C80A12マイコンボードも16ビットマイコン(AM188)ボードも連載は一時お休みしていますが、忘れているわけではありません。
現在製作中のCRT/VGAインターフェースボードやSDカード/キーボードインターフェースは、KL5C80A12マイコンボードやAM188マイコンボードにも接続して、どちらのボードも「独立大作戦」に参画させるつもりでおります。
先日からND80Z3.5やND8080やMYCPU80についてはCRT/VGAインターフェースボードやSDカード/キーボードインターフェースを接続して動作テストをしてきました。
あ。
ND80ZVについては書くのを忘れていました。
次回あたりに書くことにいたします。
勿論ND80ZVにも接続して動作するように考えております。

いよいよCRT/VGAインターフェースボードも完成間近になってきまして、最後の図面チェックが終ったら製品基板を発注するというところまできています。
そこで気になっていたのが上記の両マイコンボードです。
一応バスコネクタの端子配列などはあわせてありますが、KL5C80A12はともかくとして、AM188は16ビットCPUですから8ビットのようにうまく接続して動作させられるかどうか、やってみなければわかりません。
基板ができてから接続してみたけれど、うまく動作してくれない、ということになったら面倒です。
そこでこの機会に接続動作テストをすることにしました。

KL5C80A12マイコンボードと接続してCRT/VGAインターフェースボードの動作テスト中の写真です。

まだスクリーンエディタプログラムなどは組み込んでいませんので、VRAMアドレスにキャラクタコードを連続して書き込んで、その通りに画面に表示されることを確認しました。
キーボードインターフェースについても簡単なプログラムを書いて、キーボードからちゃんと入力できることを確認しました。
SDカードインターフェースについてはテストはしていませんが、インターフェースとしてはキーボードと同種ですのでおそらく問題はないと思います。

こちらは上の写真のCPU部分の拡大画像です。

KL5C80A12の文字が読み取れますでしょう。

●AM188CPUでCRT/VGAインターフェースボードの接続テスト

さていよいよ16ビットCPU(AM188)での動作テストです。
これまでテストしてきたものとはハードもソフトも全く異なるのですが、うまく動作してくれました。
こちらはAM188マイコンボードと接続してCRT/VGAインターフェースボードの動作テスト中の写真です。


こちらは上の写真のCPU部分の拡大画像です。

ちょっと読みにくいですが、なんとかAMD、INTELの文字が読み取れます。

ところでAM188マイコンボードでのテストですが、16ビットではどういうプログラムになるのだろうかと興味をもたれるかもしれませんね。
8080などのプログラムと比べてそれほど大きく変わるものではありません。
ごく簡単なプログラムです。
本日は時間がありませんので、下にリストだけお見せします。

2017/2/18  7:225  vgatest1.LST
[00001]                     ;;; display test
[00002]                     ;17/2/18
[00003]                     ;
[00004]                         ORG=8000
[00005]                     ;
[00006]                         START=F055
[00007]                     ;
[00008] 8000  BAD080            MOV DX,80D0
[00009] 8003  B0FF              MOV AL,FF
[00010] 8005  EE                OUT DX,AL
[00011] 8006  BB00F8            MOV BX,F800
[00012] 8009  881F          LOOP:MOV [BX],BL
[00013] 800B  43                INC BX
[00014] 800C  81FBD0FF          CMP BX,FFD0
[00015] 8010  75F7              JNZ LOOP <8009>
[00016] 8012  B000              MOV AL,00
[00017] 8014  EE                OUT DX,AL
[00018] 8015  EA55F000F0        JMPF F000:START
[00019]                     ;
LOOP         =8009  START        =F055  

プログラムの説明は次回にいたします。

CRT/VGAIF+KEYIF+SDCARDIFボードの製作[総合第15回]
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