新製品の紹介(プチ連載です)
周波数カウンタ組立キット
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たまにはちょいと息抜きで小品も作ってみたいものです。
簡単にチョイチョイと…。
でも、なかなかそうは簡単にはいかなくて、いつものごとく回を重ねてしまうことになるのかも…。
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[第12回]
●117でいきましょう(2)
前回からの続きです。
前回は117の時報を聞きながら、カウントをスタートさせました。
9月29日9時ちょうどのスタートです。
本日1回目のデータ取得です。
前回のスタートからちょうど24時間経ちました。
9月30日9時ちょうどです。
117の時報を聞きながらシャッターを押しました。
017DD2A3のようです。
末尾3桁くらいは読みにくいので違っているかもしれません。
24時間経過して、上位桁への桁上がりが発生しています。
その上位桁と下位桁を補うと1017DD2A300になります。
10進数では1105917551360です。
経過時間は、24時間ちょうどです。
秒に直すと86400秒です。
1105917551360/86400=12799971
12.8MHzに対して−29Hzです。
昨日に引き続いて意外にいい値がでています。
本日2回目のデータ取得です。
時刻は21時ちょうどです。
時刻ぎりぎりであわてて撮ったので照明をあわせている時間がありませんでした。
ちょっとLEDのところがテカってしまいました。
823CD646のようです。
読みにくいので下位3桁ぐらいは違っているかもしれません。
上位桁と下位桁を補うと1823CD64600になります。
10進数では
1658878051840です。
経過時間は36時間ちょうどです。
秒に直すと、129600秒です。
1658878051840/129600=12799984
12.8MHzに対して−16Hzです。
うーん。
やっぱり、意外にいい数字がでていますねえ。
途中で気が付いたのですが。
実はシャッター速度が遅いのです。
大体1/8秒から1/10秒くらいです。
7セグLEDをダイナミックドライブさせていますからシャッター速度を速くすると表示が止まってしまって、全桁を見ることができません。
つまり、0.1秒くらいはシャッターが開放されていますので、その間の表示が全部写りこんでいることになります。
LEDの下位桁が見難いのはそういう理由からなのです。
写真の明度を落としてなんとか下位桁も読んでいますが、そういうことですと無理に読んでも仕方がないのかもしれません。
ちなみに12.8MHzのパルスを0.1秒間カウントすると、1280000ですから、16進数では138800になります。
下位2桁はもともと表示されていませんから、LED表示の下位4桁に1388(16進数)カウントの値がオーバーレイされていることになります。
別の方向から考えますと。
1280000カウントの誤差は上記の129600秒間の積算値に対して計算すると、
1280000/129600≒9.9
になります。
上記の結果の12799984には少なくともこの9.9カウントの誤差が含まれていることになります。
なにをやってるんだ、ともどかしくお思いの方もいらっしゃるかも。
そんないい加減な測定で何がわかる、とお思いかも。
でも、意外といい数字が出ているように思えますでしょう。
満足な装置やツールなどを持たないアマチュアのマニアのために、というとちょっと語弊があるかもしれませんが、こういうローテクな方法でも時間さえかければそこそこいい精度が得られるかもしれない、という実験でもあるのです。
ま。
もうしばらくおつきあいくださいませ。
周波数カウンタ組立キット[第12回]
2015.9.30upload
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