ワンボードマイコンをつくろう!(パソコンの原点はここから始まった)
TK80ソフトコンパチブル!8080、Z80マシン語からBASICまでこれ1台でこなせます
[第141回]
●マイコン独立化セットに接続しました
前回、新しいZ80ボード(ND80ZSM)を簡単に紹介しました。
今回はもう少し詳しく説明します。
前回と同じ写真ですが再掲します。
詳しく説明すると言ってもZ80CPUとROM、RAMだけですから、他に説明することはそれほどありません。
CPUとROMとRAMがあってもそのほかに入力装置と出力装置がなければ何もできません。
このボード自体には入力回路も出力回路もありません。
その代わりにそれらの回路を接続するためのバスコネクタがついています。
このコネクタを介してマイコン独立化セット、新マイコン独立化セットに接続します。
前回も書きましたが、これはマイコン独立化セット、新マイコン独立化セット専用のZ80CPUボードです。
USB回路はありませんからUSB接続はできません。
写真をよく見ていただきますとわかりますようにZ80CPUは20MHz版です。
ND80Z3.5のZ80CPUは6MHzです。
なぜ6MHzかといいますとUSB回路のために搭載しているPIC18F14K50でUSB機能を使うためには12MHzのクロックが必要なので、それを1/2にした6MHzをZ80のクロックにしているからです。
今回のボードにはUSB回路はありませんから、そのためのクロックの縛りはありません。
たまたま20MHzのZ80を入手したため、使ってみました。
残念ながら周辺回路のためには20MHzは速過ぎて駄目でした。
10MHzなら動きます。
ということでマイコン独立化セットに接続して、10MHzでテストをしました。
真ん中がCRT/VGAインターフェースボードです。
右はSDカード/PS2キーボードIFボードです。
PS/2キーボードは写真の外側に置いてあって見えません。
CRT/VGAIFボードに接続したVGAディスプレイの画面です。
電源ONと同時に独立型ZB3BASICが起動して
>
が表示されます。
DIRコマンドの入力でSDカードのディレクトリが表示されました。
そのあとLOADコマンドでBASICテストプログラム(SQRTEST.TXT)をロードして、LISTコマンドでプログラムを表示させました。
上の画面の続きです。
RUNコマンドでSQRTEST.TXTを実行しました。
●ZB3DOS(CP/M互換DOS)を実行しました
今度はZB3DOS(CP/M互換DOS)を実行しました。
>が表示されているときにCPMコマンドを入力することでZB3DOS(CP/M互換DOS)が起動します。
ZB3DOS(CP/M互換DOS)を実行するためには、あらかじめSDカードに必要なソフトを入れておく必要があります。
ZB3DOS(CP/M互換DOS)を実行するためには別売の「ZB3DOS(CP/M互換DOS)」が必要です。
MBASICを起動して、STARTREKをロードしました。
STARTREKを実行中の画面です。
ND80ZSMボードと独立化セットの写真です。
STARTREKを実行中のディスプレイ画面も一緒に写っています。
●新マイコン独立化セットに接続しました
今度は新マイコン独立化セットに接続しました。
電源ON後の操作はマイコン独立化セットに接続したときと全く同じです。
こちらも10MHzでテストしました。
カラーテストプログラムをロードして実行しました。
上のディスプレイ画面も入るようにして撮影しました。
●ZB3DOS(CP/M互換DOS)を実行しました
マイコン独立化セットのときと同じように、新マイコン独立化セットに接続してZB3DOS(CP/M互換DOS)を実行しました。
STARTREKを実行中の画面です。
ワンボードマイコンをつくろう![第141回]
2019.1.24upload
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