標準TTLだけ(!)でCPUをつくろう!(組立てキットです!)
(ホントは74HC、CMOSなんだけど…)
[第619回]

●64ビットのWindowsOSで16ビットアプリケーションが動きました!

[第612回]で、Windows7(64ビット版)では、16ビットのアプリケーションは実行できません、と書きました。
そうしましたら、その記事をお読みいただいた方からメールをいただきました。

64ビットのWindowsOSで16ビットのアプリケーションが動くソフトウェアを作りましたから、よろしければ試してみてください。

というメールです。
えっ?
そんなことができるの?
だって、Wikipediaによりますと、あのMicrosoftが「64ビットのOSで16ビットアプリケーションの実行機能の実装を断念した」とあるくらいですから。
Wikipediaの記事はこちら(http://ja.wikipedia.org/wiki/AMD64)です。

半信半疑ながらダウンロードさせていただきました。
その名もそのものズバリ。MSDOS.EXEです。
さっそくWindows7(64ビット版)のコマンドプロンプトで実行してみましたら。
なんと。
本当に、動いてしまいました!

まずはWindows7(64ビット版)のコマンドプロンプトで普通にZASM.COMを実行してみますと。

こんな具合に拒否されてしまって、実行してくれません。

そこで、今度はいよいよMSDOS.EXEを使ってみます。
使い方は超簡単です。
実行するアプリケーションの前にMSDOSをつけてキー入力するだけです。

このように、msdos zasm zbasic2v.txtと入力するだけです。
Z80アセンブラzasm.comが実行されて、ソースファイルzbasic2v.txtを読み込んで、アセンブル作業はあっという間に完了してしまいました。

念の為に、Z80アセンブラが正しく実行されたかどうかdirコマンドで確認してみました。

間違いありません。
zasm.comが正しく実行された結果、zbasic2v.bin、zbasic2v.btk、zbasic2v.lst、の各ファイルが作成されました。
すごい!
ただただ感嘆!賞賛!です。

msdos.exeはこちらの作者様のページ(http://homepage3.nifty.com/takeda-toshiya/msdos/index.html)からダウンロードさせていただけます。
なんと。
ソースリストもダウンロードさせていただきましたので、一体どのようなプログラムを書くとこういうことができるのか、暇をみつけながら少しずつ読み解いて勉強させていただきたいと思っております。
msdos.exeをお作りになり、わざわざメールでお知らせくださった作者様。
本当に有用なソフトをご紹介いただき有難うございました。
感謝!です。
もはや、16ビットアプリケーションが使えなくなるのは時間の問題か、と半ば諦めかけておりました。
有りがたく使わせていただきます。
有難うございました!
2010.9.24upload

前へ
次へ
ホームページトップへ戻る