標準TTLだけ(!)でCPUをつくろう!(組立てキットです!)
(ホントは74HC、CMOSなんだけど…)
[第676回]
●リードエラーになるハードディスクを解体
前回書きましたように手持ちの古いハードディスクのうちいくつかはMaxblast 5でバックアップコピーを取る過程で何回もリードエラーが発生しました。
そのうちのもっともひどいディスクはたかだか10GBほどのバックアップコピーに2時間以上もかかってしまいました。
このハードディスクはおそらくもう使い物にはならないだろうなあ、と思いましたが、念の為に再フォーマットしてみることにいたしました。
結果は予想通りで、エラー発生のためフォーマット不能、ということで処理が打ち切られてしまいました。
なんでも不良セクタを強制的にパスさせる方法もあるのだそうですけれど、しかしそうまでして古いハードディスクを使うのはいかがなものか、と思います。
昨今は500GBとか1TBとかというような大容量のハードディスクでも安価に入手できるのですから、こういう機会に新しいものに買い換えてしまうのが上策です。
ということになりますと、このリードエラーが発生するハードディスクの使い道はありません。
不燃物ゴミとして捨てることになります。
で。
一旦は不燃ゴミの袋に捨てたのですけれど。
ちょいと思いついたことがありまして、また拾い出してきました。
どうせ捨ててしまうのなら、このさいですから、中がどうなっているのか解体してみることにいたしました。
●ハードディスクの中身の写真です
ハードディスクを解体してディスク(記録媒体の円盤)を取り去ってしまったところです。
中央に見えるのがヘッドです。右端から延びるアームの先端がヘッドになっています。
そしてこれが取り外したディスク本体です。
鏡のようにピカピカです。
なかなか焦点を合わせるのが難しくて、ちょっとぼけてしまいました。
中央に流れ星のようなものが見えます。
これがクラッシュでできた傷です。
おそらく回転中に急に電源を切ったことなどが原因で、ヘッドが円盤に接触してついてしまった傷だと思います。
傷はこれだけではなくて、6、7箇所、長短はありますが同じように弧のような筋がついていました。
こういうものを実際に目にしますと、あらためて、ハードディスクが回転中に電源を切るのは厳禁ということを認識させられます。
みなさまも十分にお気をつけください。
2010.12.1upload
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