標準TTLだけ(!)でCPUをつくろう!(組立てキットです!)
(ホントは74HC、CMOSなんだけど…)
[第688回]
●再び、メーカー製のパソコン!
昨日はホームページの更新ができませんでした。
何をやっておったかと言いますと…。
[第677回]でお話をいたしました友人の税理士さんのところに行っておったのです。
あんなことがあったことでもありますから、とにかく何がなんでも全部のパソコンのバックアップをしておかなくちゃだめだ、と彼にしつこくせまりまして(またまたWindowsのセットアップからつきあいをさせられるのはたまりませんから)、それで昨日は夜になって彼の仕事が終わりましてから、バックアップをとりにでかけたのでありますが。
[第661回]でご紹介いたしましたMaxtor MaxBlast 5を使ってバックアップをとるつもりでした。
一番効率がいいのは、ターゲットのパソコンのCドライブにMaxBlast 5をインストールしてしまって、それを起動してバックアップをとる方法です。
ですけれど大事な仕事で使っているパソコンでありますから、できるだけ余計なものはインストールしないにこしたことはありません。
ということで、時間はかかりますが、CDROM版のMaxBlast 5を起動してバックアップを行なうことにいたしました。
CDROM版のMaxBlast 5は[第666回]でご紹介いたしました。
ところが、CDROM版のMaxBlast 5をDVDドライブにセットして起動しましたら、なんと、ハードディスクがありません!
んな、ばかな!
バックアップ先にということでUSB接続しましたハードディスクはちゃんと認識しています。
しかし、肝心のCドライブがありません。
そりゃあないでしょうよ。
これじゃバックアップできません。
いろいろあれこれ確認してみましたら、どうやらこのNECのWindowsXPパソコンは(あえて機種名は書きません)、リカバリディスク以外の起動ディスクに対してはCドライブを見えなくしている???
そうとしか考えられません。
だから。
メーカー製のパソコンなど使うべきではないのだ。
そう言いましたら、彼の税理士さまが言いました。
「それ。お前が納入したやつじゃないのか」
うう。言えてる。確かに。
「そう。残念だが。その通りだ。過ちは素直に認める。だから、この次からはやっぱり中日電工製パソコンを使ってくれ」
結局MaxBlast 5をCDROMから起動することは諦めて、各パソコンの1台ごとにMaxBlast 5をインストールして、それでバックアップをとりました。
おかげでたっぷり時間がかかってしまいましたので、それで昨日はホームページの更新ができませんでした。
私はメーカー製のパソコンは今回のNECのものと、それ以外はDELLしかさわったことが無いのですが、DELLはこんなおかしな細工にはなっておりませんでした。
そりゃあメーカーとしての独自の考えがあるのでしょうけれど、PC/AT互換あるいはDOS/Vという標準的な規格はそこそこ守っていただきたいと思いますねえ。
もっとも一から十まで家電量販店任せの一般消費者にとってはPC/AT互換もBIOSも無縁の存在なのでしょうから、確かにメーカーにとっても、そんなものはどーでもよい、ということなのかもしれませんが。
●PCケースが入荷しました
PCケースがやっと届きました。
潟潟塔NスインターナショナルのTK−920です。
このケースもメーカーからの直仕入れです。
外見はなかなかにいい感じです。
なんたってローコストです。
印象は?
か、軽い。
非常に軽いです。
相当に板金が薄いのでありましょう。
いや。間違い無く薄いです。
所有しております他のケースと比較してみますと、確かに厚さが違います。
その分ケースを持ち上げたとき、あれっ?と思わず言ってしまうほど、軽い感じです。
ここは意見の分かれるところでしょうけれど。
でも、今までのクソ重たいケースにはいささかうんざりしておりましたから、私としてはこれはかえってよいと思いますね。
いくらケースが頑丈にできていたとしても、衝撃を加えたりしたら、ハードディスクもDVDドライブも無事では済まないのですから、それならケースも軽くてよいのではありませんか。
●さっそく動作テストです
なにはともあれ、まずは動作確認です。
とりあえず、バラックでテストです。
マザーボードにCPUとメモリを実装して、それに電源とハードディスク、DVDドライブ、キーボード、マウス、ディスプレイを接続すればスタンバイOKです。
Windows7セットアップディスクをDVDドライブに入れてさっそく起動させてみました。
おお。無事起動いたしました(じつは、問題ありだったのですけれど)。
●Windows7が無事立ちあがりました
Windows7が立ち上がりました。テストOKです。
●Windows7セットアップディスクがハングアップ?
上の写真にありますように、結果的には問題無くWindows7が起動したのですが、実は最初に動作テストにとりかかったときに、思わぬ事態に遭遇してしまったのです(まあ、ほんとうに心臓に悪い人生です)。
まずはWindows7セットアップディスクで起動してみましたら、最初は順調にスタートしたのでありますが。
途中で、といいますか、最初の日本語やらキーボードやらの選択画面(ひとつ前の写真の画面)がいくら待っても表示されません。
むむ。さてはDVDドライブの不調か?
おもわず汗。
冗談じゃあないよお。
まさかマザーボードじゃあないでしょうねえ…。
…!
う?マザーボード?
おお。ひょっとしたら。
●原因はなんとFDDでありました
いまどきのWindowsパソコンでありますから、キットにはFDD(フロッピーディスクドライブ)は含まれておりません。
しかしレガシーなツールなどではフロッピーディスクで起動するものがあって、ときとしてそのようなツールを使いたいことがあります。
そのようなときのために、マザーボード上にFDDコネクタが実装されているものが欲しい、と考えたこともあってG31M+を選択したのでした。
ひょっとすると、そのFDDを捜しにいって、そこでハングアップしているのではあるまいか?
うむむ。
実はWindows7の32bit版と64bit版のデュアルブート仕様に仕立て上げたWindows7第1号機は、Windows7のUSB動作確認のため、とりあえずなんでもよいからでっち上げてしまおうということで、適当なマザーボードを入手して、そこにセットアップしたものでした。
そのマザーボードにはFDDコネクタはついておりません。
つまりマザーボードとしては、はなからFDDはありませんよ、と言っているわけです。
それでWindows7のセットアップもすんなりといったのではないか、ということに気が付きました。
ならば、ひょっとすると…。
ROM BIOSを確認してみました。
電源ONまたはリセット直後に[Delete]キーを押しますとBIOSセットアップ画面が開きます。
Floppy Aを選択して[Enter]キーを押します。
Optionsが表示されます。
Disabledを選択して[Enter]キーを押します。
Floppy Aが[Disabled]になりました。
最後に変更内容をSAVEしてEXITします。
そのようにしてから、Windows7セットアップディスクで起動しましたら、今度は途中でハングアップせずにすんなりと起動いたしました。やれやれです。
あ。組立キットの価格ですけれど、本日はまた時間が無くなってしまいました。
申し訳ありません。
まだちょっと迷っているものですから…。
次回までには何とか腹をくくりまして、発表できるようにしたいと思います…。
2010.12.16upload
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