標準TTLだけ(!)でCPUをつくろう!(組立てキットです!)
(ホントは74HC、CMOSなんだけど…)
[第693回]
●本日はデジカメのお話です
ちょっと待った。
パソコン組立キットの組立説明書はどうなったのだ?
それなのですけれど。
年末ということで、私としましても人並みに多忙なのです。
あの。
年賀状も25日までに出せとのことなのですが、とてもそうはいきません。
虚礼と言われて久しいのですけれど、やっぱりいただくからにはお出ししないわけにはいきませんし、どうせ出すのならば、いかにも既製品でございます、というのもやっぱりねえ、ということで、ただでさえ時間がなくって困っておりますのに、せっせと年賀状作りにいそしんだりしてしまいます。
そんなこんなで、組立説明書も停滞してしまっております。
まあ、ぶっちゃけ今年ももう終わりですし、どうせ年明けも1週間ほどはまともに物も動きませんから、それなら一日二日を争ってみたってしょうがありませんでしょう。
この際、落ち着いて行く年来る年に臨みましょう。
で、本日は組立説明書につきましてはちょいと横におきまして、デジカメのお話です。
デジカメは、その昔かれこれ10年以上も昔にOLYMPUSのデジカメを入手したのが最初だったのですが、これはまあ、確かに便利といえば便利で、なにしろ現像、プリントに出さなくても、撮影したその場で写真になるのですから、まことに有り難い話です。
しかしながら、これをプリント(印刷)するとなると、当時のものは、画素数の問題でやはり通常の写真並みにはなりません。
そこへもってきて、プリンタも今ほどの高性能ではありませんから、なおさら仕上がりは劣ります。
ただ、プリントしないで、パソコンに取り込んで、たとえばホームページに貼りつけたりというような目的でしたらそこそこ使えます。
問題はバッテリーです。
このOLYMPUSのデジカメ(CAMEDIA D−360L)は電池に問題がありました。
あ。昔むかしのお話です。今はどうだか知りません。
単三乾電池を4本使うのですが、アルカリ乾電池だとすぐに使えなくなってしまいます。消耗するというのでもなくて、まだ十分に容量があるにもかかわらず、ものの20枚も撮影すると、バッテリー切れの表示が出てしまいます。
取扱説明書ではニッケル水素乾電池を推奨しておりましたので、秋月からニッケル水素乾電池と充電器を購入して試してみたのですが、これが全くだめ、使い物になりません。
仕方がありませんから、アルカリ乾電池を頻繁に取り替えながら使っておりました。
もっぱら回路基板などの撮影専用として使っておりましたから、それほど使用頻度が多いわけではありません。レジャーには36mmフィルムのCanonの一眼レフを使っておりましたから、そのような使い方でも、まあなんとかなっておりました。
しかし、MYCPU80の記事を書くようになりまして、頻繁にデジカメで撮影するようになりますと、とてもそれじゃあ間に合いません。
たまたま家電量販店でCA…のデジカメが安く展示されておりました。
おおっ、Canonのデジカメが、この値段!安い!
喜んで買ってしまったのでありますが、家に帰りましてから落ち着いてよーく眺めてみましたら、Canonではありませんでした。
ええ。はやとちりでありまして、別のメーカーのものでした。
性能は、と言いますと、そりゃあもう、しっかりと期待外れでがっかりです。
しかしバッテリーはなかなかのもので、専用のリチウムイオン電池を使いますが、一度充電すると相当の枚数が撮影できます。
私はレジャーなどで撮影するときは、やたら沢山撮るほうで、ちょいと1日観光地へ行くのでも36枚撮りのフィルムを4〜5本持って出かけます。昔と違って今はプリントも安くなりましたから、とにかく撮影する段階であれこれ迷わずに、ここぞと思ったら、ぱしゃぱしゃ連続で撮ってしまいます。
そういう使い方ですから、後からうまく撮れた写真だけプリントすればよいデジカメはまことに有り難いものです。
このCA…のデジカメは、写りのほうはいまひとつなのですが、バッテリーはなかなかのもので、そういう私の使い方で1日150枚ほども撮影してもバッテリー切れにはなりませんでした。
しかし、しかし。たった1年使っただけでオートフォーカスが利かなくなってしまいました。
これじゃ使い物になりません。
あれ…?
今、気が付きました。そうか。マニュアルフォーカスで使えば良かったんだ。
うう。
私としたことが、つい。余り世の中が便利になりすぎて、それに慣れてしまうと、人間バカになってしまいます。
そういえば、かなり前のことになりますが、たまたまある事情で、突発的にマニュアル車を動かさねばならぬことになりました。
ところが、エンジンをかけるのですけれど、ギヤをバックに入れようとするとガリッといって止まってしまいます。
なんだ?このクルマは?
2〜3回同じことを繰り返して、やっと気が付きました。
なんとクラッチを踏むのを忘れておりました。
それは、余談。
このCA…のデジカメは、もう一度あらためてマニュアルフォーカスで試してみることにいたします。
ともかく、その時点ではこりゃあだめだ、と思ったものですから、代りのデジカメを購入することに致しました。
今度はもう少し使えるものをと思って、家電量販店に行きましたら、このテのものは大体がバカチョン式なのですよねえ。
確かに。
手軽に使えるということがウリのコンパクトカメラですから、プログラムでなんでも勝手にやってくれたほうが楽、なのでマニュアル操作など無用の長物なのでありましょう。
私にいわせればプログラムなどというものこそ余計なもので、いろいろマニュアルで設定できるカメラこそ有り難いのですけれど。
そんななかで、たまたまPENTAXのコンパクトデジカメがそこそこ使えそうに思えましたので、それを購入いたしました。
なんたってPENTAXですものね。
その昔、最初に買った一眼レフがPENTAXでした。それはなかなかにいいカメラでしたよ。
ただ、やっぱりバッテリーが弱かった。
で、一眼レフについては、途中からCanonに浮気をしたのですけれど、意外と使いやすくて、それにバッテリーの持ちもなかなかよくて、結局以来一眼レフはずっとCanonを愛用することになってしまいました。
それで、そのPENTAXのデジカメ(Optio M60)。
使ってみると、CA…よりはいいのですけれど、やっぱりいろいろ不満があります。
一番不満なのはマクロの機能。
取扱説明書によると10cmから可能ということになっているのですけれど、フォーカスが合いません。
いや全然ということではないのですけれど、被写体の形状などによっては、全くフォーカスが合ってくれません。
それならマニュアルで合わせれば、と思ったのですけれど、なんと、マクロではマニュアルフォーカスが使えません。
そりゃあないでしょうよ。
大体マクロでフォーカスを合わせるのにオートフォーカスでやろうってのが、どだいムリなのでは?
基板にパーツを実装したところの撮影が必要なときなど、うまく焦点が合わずに苦労いたしました。
そういうときには、やっぱりデジタル一眼レフを買わなきゃだめかなあ、と思ったりします。
ですが、たとえばこのところのパソコンの組立作業における撮影などでは、まあまあそれなりに使えます。
たとえばレジャーなどでしたらちょいとポケットにも入ってしまいますし、片手でカシャリもできますから、なかなかに便利です。
というわけで、たまの休みに家族でどこかに出かけるときなどにもポケットに入れて持ち歩くようになっておりました。
ところがところが、このPENTAXデジカメに、ある日突然困った事態が発生してしまったのであります。
本日は時間がなくなってしまいました。この続きは次回にいたします。
2010.12.27upload
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