標準TTLだけ(!)でCPUをつくろう!(組立てキットです!)
(ホントは74HC、CMOSなんだけど…)
[第714回]
●想定外の展開
これはもう何回も書いたことなのですけれど、道は突然に開けてくるものなのです。
ちょっと試したくらいでうまくいかなかったからといってそこで投げてしまっては何事も達成することはできません。
そりゃあ苦しいものなのですけれど、きっと解決できると信じてがんばらなくてはいけません。
しかし、いつもセオリー通りというわけではありません。
時として、想定外の展開になってしまうことがあります。
で。今回のマウス。
どこかに解決策があるはずと思ってあれこれいじくり回しておりましたが、どうにも解決できなくて疲れてしまい、マウスをパソコンのケースの上にひょいと置きました。
そうしましたら、画面上のポインタがつるりと動きました。
ふむ?
PCケースの上でもマウスが動く?
おお。
試してみましたら、しっかり動くじゃありませんか。
それが前回最後にお見せしたこの絵です。
ええ。これはマウスパッドを使わずに、直接PCケースの上でマウス(光学式マウス)を動かして描いたものなのです。
なんと、PCケースの上でも光学式マウスはちゃんと動いてしまうのです。
これは全く想定外の結果でした。
●しかし普通のマウスパッドでは駄目?
世の中とは、大体において不条理なものなのです。
理屈通りにならないのが世の中というものなのです。
実は今まではこんなマウスパットを使っておりました。
これはその昔、Windows2000の販促用にMicrosoft様からいただいたものです。
私は昔人間でして、物持ちが良くていつまででも古いものを使い続けているのです。
もう10年以上使っております。
おそらくボールマウス用のものなのでしょうが、光学式マウスは図柄がなくては駄目だという先入観があって、はっきりした図柄だからよいだろう、ということで、光学式のマウスにも使ってみたのです。
ところで?
PCケースなんて、無地みたいなものじゃありませんか?
それがなんで光学式マウスに使えるの?
しかも、どうして普通のマウスパッドでは駄目なのか?
これは大いに疑問だったのでありますが、まあ、ともかく使えるということならば、理屈は抜きでとりあえずここは無理矢理納得いたしましょう。
しかし、いくらなんでもPCケースをマウスの代りに使うというのは、ちょっといただけませんでしょう。
なにか他によいものはないだろうか?
●光学式マウスにはビジネスダイアリーが良く似合う
本棚に立っていたちょいと古いビジネスダイアリーが目に止まりました。
ビニール表紙ですけれどベトつかない、さらっとした布地のような仕上げになっています。
なんとなく使えそうな気がして試してみました。
そうしましたら。
これがなかなかにいい感じなのです。
ペイントを開いて、ビジネスダイアリーの上でマウスをぐるぐるやってみました。
快調です。
全く飛びません。
こうなってきますと。
光学式マウスについては、認識を改めなくてはなりません。
一見して均一に作られているはずの、PCケースの上とか、ビジネスダイアリのビニール表紙の上でも、光学式マウスはちゃんと動いてくれたのです。
これは意外な発見でした。
しかし、それならばなおさら疑問が残ります。
無地の上でも光学式マウスが動くのに、なぜ図柄があるマウスパッドの上でマウスが飛んでしまうのか?
本日も時間がありません。次回に続きます。
2011.1.28upload
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