トランジスタでCPUをつくろう!
トランジスタで8080をつくってしまおうというまさにびっくり仰天、狂気のプロジェクトです!
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見事にできましたら、もちろんTK−80モニタを乗せて、それからBASIC、CP/Mを走らせましょう!
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[第131回]
●[HC139]組立キットの製作(2)G1_回路
今回はG1_の回路を実装します。
下の丸で囲んだ回路です。
前回はG2_の入力をLED表示するだけの回路だったのですが、今回の回路はG1_の入力を表示するとともに、G1_とG2_のNOR出力の回路になっています。
下の部品をとりつけてハンダづけをします。
[抵抗]
R17 10KΩ
R37 51KΩ
R38 200Ω
R51 1MΩ
R52 51KΩ
R53 200Ω
[コンデンサ]
C24 22pFセラミック
C33 22pFセラミック
0.1μFセラミック(注1)
[トランジスタ]
T37 2SA1015
T38 2N7000
T47 2SA1015
T48 2N7000
[LED]
L9 赤LED
(注1)0.1μFセラミックコンデンサに部品番号がないことに気が付きました。
プリント基板の配線を確認してみましたら、配線とコンデンサのシンボルマークはありましたが基板にも部品番号は落ちていました。
N7000(T48)とT39にはさまれたコンデンサマーク(黄色の四角で囲ったランド)がその0.1μFセラミックコンデンサです。
部品取付後の写真です。
この写真を見て、C24とC33を実装するのを忘れていることに今気が付きました。
C24とC33を実装しました。
このコンデンサはスピードアップコンデンサですからスタティックな動作では無くても動作に支障はありません。
コンデンサが無い状態のまま動作テストをした写真ですけれど、お見せすることにいたします。
シングルソケットのG1_にジャンパーコードを挿して、そのコードをGNDに接続するとLED(左上のL9)が点灯します。
GNDにつないでいたG1_の入力をGNDから離すとLEDは消灯します。
このLEDはG1_入力がLのときにだけ点灯します。
今回の回路を実装したことでもうひとつテストをするところができました。
T37(2SA1015)のコレクタとT48(2N7000)のドレインの出力です。
上で書きましたように、この出力はG1_とG2_のNOR回路の出力になっています。
G1_とG2_がともにアクティブ(L)のときだけ、出力がHになります。
それを確かめるにはテスターで出力電圧を測定します。
G1_とG2_をともにGNDに接続しておいて、上記の点の出力が約+5Vになることを確かめます。
T37(2SA1015)のコレクタかT48(2N7000)のドレインを直接測ってもよいのですが、それよりもその次の段のC26,R39,R41が未実装なのでそのランドにテスター棒を当てて測定したほうが測りやすいでしょう。
上の写真はC26のランドにテスター棒を当てています。
G1_とG2_はともにGNDに接続してL入力にしていますから、2つのLEDがともに点灯しています。
このときテスターの値が約+5Vであることを確かめます。
下は拡大写真です。
C26の代わりにR39、R41のランド(黄色矢印)を測定することもできます。
トランジスタでCPUをつくろう![第131回]
2015.12.14upload
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