トランジスタでCPUをつくろう!
トランジスタで8080をつくってしまおうというまさにびっくり仰天、狂気のプロジェクトです!
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見事にできましたら、もちろんTK−80モニタを乗せて、それからBASIC、CP/Mを走らせましょう!
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[第181回]
●INC/DEC REGISTER(4)ロジアナで波形を確認
このところやらなければならない作業などが重なっていて、ホームページの更新がつい後回しになってしまいます。
気長なお付き合いをお願いいたします。
前回はINC/DEC REGISTERのデータWRITE回路に問題がみつかったことについて少し書きました。
その後に対策を考えて回路を改良し、それに基いてとりあえず試作基板にも手を加えてテストをした結果、問題がクリアできたように思います。
そのことについても順次説明をしていくつもりですが、まずは通常のインクリメント、デクリメントの動作について、PIC−CPLDロジアナで波形を確認しましたので見ていただきます。
インクリメントの波形です。
まだPIC−CPLDロジアナは試作の段階なのでサンプリング周波数は20MHz固定です。
縦線の区切りは10サンブリングごとに入れてあります。
区切りの間隔は2MHz(0.5μs)です。
一番上が入力パルスで丁度2MHzです。
その下の4本がINC/DEC REGISTERの出力波形です。
前回お見せした試作基板は4ビットなので、出力はQ0、Q1、Q2、Q3の4本になります。
出力はそのほかにQ0_、Q1_、Q2_、Q3_もありますが、Q0、Q1、Q2、Q3がそのままHLが逆になった波形であることは確認済みですので、今回は省略します。
入力クロックがHからLになるタイミングに同期して出力が変化していることが確認できます。
Q0〜Q3の出力をHを1、Lを0に置き換えてQ3〜Q0の順に並べてみると、0000、0001、0010、0011、0100、のようにカウントアップしていることがわかります。
そしてこちらがデクリメント動作の波形です。
今度は入力クロックがLからHになるタイミングに同期して出力が変化しています。
今度は0000、1111、1110、1101、1100、となっていて、入力パルスに合わせてカウントダウンしていることが確認できます。
トランジスタでCPUをつくろう![第181回]
2019.11.27upload
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