2020.1.8
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トランジスタでCPUをつくろう!
トランジスタで8080をつくってしまおうというまさにびっくり仰天、狂気のプロジェクトです!
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見事にできましたら、もちろんTK−80モニタを乗せて、それからBASIC、CP/Mを走らせましょう!
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[第191回]



●スイッチ入力ボード

今年は少しは中身の濃い連載にしたいと前回書いたばかりなのですが、年始早々何日も間が空いてしまいました。
前回も少し書きましたように年の暮れからずっと悩ましい状態が続いていて、なかなか更新できないまま日が過ぎてしまいます。
何が悩ましいのかといいますと、それは目下連載中のトランジスタ版CPUの回路のことなのです。
試作基板を作ったまま忙しくてなかなかさわることも出来ずに年を越してしまった回路基板を組み立てて、動作テストをしたところ重要なところで思い違いやら考えの至らなかったところなどが影響して思うように動いてくれません。
あれこれ悩んだ末に多分ここだろうという一定の結論にいきついたのですけれど、それはせっかく作った試作基板を思いっきり改造しなければならないという結論でしたので、またしても試作基板の作り直しです。
今年もなかなかに大変な年になってしまいそうな予感がいたします。

そのあたりのことにつきましても、整理がついたものから、あるいは作り直しをする予定の基板が出来てきたところから、少しずつ書いていくつもりです。
ということで、その件はしばらく置くこととしまして、今回はスイッチ入力ボードです。
前回のRAMボードの関連で作ってしまったボードです。
前回書きましたようにCPU回路だけでは何一つ動かすことができません。
せめてRAMボードは必須です。
しかしRAMボードがあっても、そこにプログラムを書き込む手段がなければやっぱり何もできません。
たとえばND80Z3.5などのように16進数を入力できるキーボードがあればそこそこ便利なのですが、16進キーボードを押してもそれがすぐにメモリに書き込まれるわけではありません。
そうするには数百バイトのシステムプログラムが必要です。
そのプログラムをRAMに書き込む手段そのものがまずは必要です。
鶏が先か卵が先かのお話になってしまいます。
最も簡便でプログラムを必要としない入力手段ということになりますと、超原始的な入力装置でありますところの、スイッチパチパチの入力回路です。

下がスイッチ入力ボードの回路図です。

見ての通りスイッチとダイオードだけの回路です。
前回のRAMボードに接続して使います。

下はスイッチ入力ボードの試作基板です。

基板のサイズはそのほかの基板と同じ100mm×100mmです。

こちらは裏面(ハンダ面)です。

基板ができてきてからとんでもないミスをしてしまったことに気が付きました。
うっかりしてスイッチを取り付けてハンダ付けをする穴のランドパターンにしっかりレジストがかってしまいました。
これではハンダ付けできません。
仕方がありませんからサンドペーパーでレジストをはがしてからスイッチを取り付けました。

試作ですから動けばよいのです。
いずれ製品版を作るときにはちゃんと基板を作り直します。

こちらが部品を実装した基板表側の写真です。

このボードもRAMボードと同様、製作したのは昨年の夏ごろです。
そのころにRAMボードに接続して動作テスト済みです。

トランジスタでCPUをつくろう![第191回]
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