2015.5.8
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トランジスタでCPUをつくろう!
トランジスタで8080をつくってしまおうというまさにびっくり仰天、狂気のプロジェクトです!
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見事にできましたら、もちろんTK−80モニタを乗せて、それからBASIC、CP/Mを走らせましょう!
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[第56回]


●トランジスタロジック回路組立キット(承前)

前回の続きです。
基板上に4組ある2入力NANDロジック回路の入出力信号の接続を簡単に行なえるように、各回路ごとに独立した8pinの丸ピンソケットを取り付けて使います(丸ピンソケットもキットに含まれています)。

写真左端に見えているシルク印刷のマーキングが入力と出力のピンを示しています。
1pinと2pinが2つの入力でそれ以外は全て出力です。
丸ピンの端子への接続にはブレッドボード用のジャンパーコード(オスーオス)を使います。

組立キットには適当な長さのジャンパーコード10本余りが含まれています。


上で書きましたように1つのNAND回路では入力は2本のみですが、出力は6本まで取り出せます。
出力はトランジスタ出力ですが小信号用トランジスタですから余り大きな電流は取り出せません。
1ゲートあたりの出力はH、Lとも50mA程度を限度と考えてください。
過電流保護回路はついていませんから出力をVddまたはGNDにショートさせると過電流によってトランジスタが焼損する可能性がありますから注意してください。

●動作電圧

回路の設計では電源電圧は5Vを想定して行なっています。
通常の5V電源を使うのが最もよいのですが、単三乾電池3本(4.5V)を使うということでもよいと思います。
想定外ですが単三乾電池2本(3V)でも動作するようです。
下の写真は単三乾電池2本でテスト中の様子です。


なお個々のトランジスタの耐圧はそれなりにありますから5V以上の電源電圧での動作もできそうに思えますが、上にも書きましたように、回路の定数は電源電圧5Vを想定して設計していますので、5Vを越える電圧では不具合が生じる可能性があります。
最悪の場合にはトランジスタが破損する可能性もありますから、5Vを越える電圧での使用はしないように注意してください。
また他の回路との間で入出力を接続する場合には他の回路と同じ電源電圧で使用するようにしてください。
異なる電圧間(たとえば5Vと3V)で入出力を接続すると回路が逆バイアスされて、最悪の場合にはトランジスタが破損する危険性があります。

トランジスタでCPUをつくろう![第56回]
2015.5.8upload

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