2015.7.9
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トランジスタでCPUをつくろう!
トランジスタで8080をつくってしまおうというまさにびっくり仰天、狂気のプロジェクトです!
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見事にできましたら、もちろんTK−80モニタを乗せて、それからBASIC、CP/Mを走らせましょう!
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[第94回]


●レジスタ回路基板を作図しました(2)

前回レジスタ回路基板のシルク図をお見せしたときに気が付いた抵抗のマークと部品番号の落ちを直しました。
またそことは別のところに1箇所抵抗を追加しました。
配線にも1箇所ミスがありましたので修正しました。

修正後のアートワーク図です。



こちらはシルク図のみの図面です。



シルク図を表示しない図です。



前回書き残したことですが。
それは基板サイズについてです。

MYCPU80の基板は約30cm×50cmの大きな1枚基板です。
今回のトランジスタ版MYCPU80基板は、もし作るとすればそれよりもはるかに大きな基板になると思います。
それを1枚の基板でつくることはとてもできそうにありませんから、何枚かの基板に分けることになります。
当初は適当な機能ごとに何枚かの基板に分けてつくるつもりだったのですが、今は前回書きましたように思い切ってうんと小さな基板に分けてつくることを考えています。
このレジスタ基板のように50mm×100mmか、100mm×100mmの小基板です。
なんでそんな小さな基板にするのかという疑問をもたれるかもしれません。
その理由はパーツの実装密度にあります。

実際にレジスタ回路基板を見ていただいてお分かりのように、こんな小さな基板でもそこに実装される部品点数はハンパなものではありません。
トランジスタ、抵抗、コンデンサ、ダイオード等をあわせて250点以上になります。
これをたとえば18レジスタ分まとめて30cm角の基板を作ったとしましょう。
もしもそのどこかにハンダ付けのミスや部品の取り付けミスがあって、回路全体がおかしな動作をするようになったとした場合、その膨大な部品の回路の中から不良箇所をみつけることはきわめて困難です。
しかしもしもここでお見せしているような小基板に分けて作ったならば、たとえば基板を1枚ずつ外してみるとか、交換してみるとかという方法によって、問題のある基板を特定することで、不良箇所をみつけやすくできると思います。

またMYCPU80もそうなのですが、巨大な基板や規模のキットをいきなり購入するということにはかなりの勇気が必要です。
小基板を部分的に購入することが可能ならば、試しに一部の基板キットのみを購入してみるということで気軽に始めることができるのではないかと考えたことも、このような小基板に分割しようと考えた理由の1つです。

そのことと少し重なりますが以下の理由でもあります。
小さな基板に分けるのではなくて、現行のMYCPU80のような巨大基板の組立キットで供給するということになりますと、供給できるのはその完成を待ってからということになります。
おそらく1年以上は先になると思います。
しかし小基板に分割した組立キットにすれば、部分的に出来上がった回路から供給を開始することができますし、それならば巨大なキットをまとめて一度に作るというようなとてつもない作業を想定しなくても、少しずつ無理なく組み立てていくことができるのでは、と思います。

トランジスタでCPUをつくろう![第94回]
2015.7.9upload

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