標準TTLだけ(!)でCPUをつくろう!(組立てキットです!)
(ホントは74HC、CMOSなんだけど…)
[第814回]
●Maxtor MaxBlast 5(9)新しいハードディスクの接続
5月31日から6月2日まで中3日間もお休みしてしまいました。
もちろん遊んでいたわけではありません。
もういくらなんでもいい加減にWindows7パソコン組立キットの説明書を仕上げてしまわなくてはと、かなり強迫観念にとりつかれて目を血走らせながら奮闘していたのです。
おまけにこのところMYCPU80組立キットやND80ZV組立キットのご注文も連続していただきましたので、そちらのほうの準備にも追われていたのです(有り難いことです)。
説明書を書くという作業はなかなかにしんどい作業です。
当記事を毎日書くというのもそれなりにきつい時もあるのですけれど、こちらのほうはときとして下手なジョークをかませたり、タメ口をたたいたりしながら、できるだけ肩のコリをほぐしつつ書いております。
ですけれど、説明書ということになりますと、そうは気楽に書くというわけにもいきませんので、どうしても気が張ってしまいます。
いきおい取りかかるにもそれなりのウォーミングアップが必要ですし、書き始めたら、エンジンみたいなもので、途中で止めたりするとまた再起動するのにエネルギーが必要です。
そんなわけでこの3日ほどはMYCPU80組立キットやND80ZV組立キットの準備作業をこなしつつ、Windows7パソコン組立キットの説明書の作成の最後の追い込みに専念しておりました。
おかげでほんとうにあともう少しというところまでできてきました。
で。
先日までご説明しておりましたMaxtor MaxBlast 5の説明のところをまとめておりましたら、「のちほどご説明いたします」と書いたまま、そのままになってしまっていたところに気が付きました。
[第809回]のこちらの続きです。
なにも書かれていない新しいハードディスク(または内容を完全に消去してしまった空のハードディスク)を接続した状態でMaxtor MaxBlast 5を実行すると、このような表示が出ます。
ここで「はい」をクリックしたらどうなりますでしょうか?
と書いて、そのままになっておりました。
そこで今回はその続きについて書くことにいたします。
まずは新しいハードディスクを接続した状態を確認しておきましょう。
[スタート]→[コンピューター]を右クリック→[管理]→[ディスクの管理]をクリックします。
ディスク0が内容をクリアしてしまった空のハードディスクです。
通常はディスク0はシステムの入っているハードディスクになるのですけれど、いろいろテストのために接続したり外したりクリアしてしまったり、を繰り返しておりますとこういうちょいと変則的なことになってしまいます。
あ。もちろん理由はわかっております。
マザーボードに4個ついておりますSATAソケットのどこに接続するかで表示される番号順が決まります。
でもテストのためにハードディスクをはめたりはずしたり交換したりするたびにいちいちディスク0の位置を確認して接続し直すというのもわずらわしい話ですから、気にしないで空いているケーブルに適当に接続してしまいます。
するとこういうことになってしまうときがあります。
しかし特に支障はありません(困る場合もあります。そのときはつなぎ直します)。
さてそれでは、さきほどの「a blank disc drive has been found」のメッセージで「はい」をクリックした続きから見ていくことにいたします。
「ドライブ容量に関する情報」が表示されます。
「次へ」をクリックします。
新しいハードディスクの選択画面になります。
Windows7の「ディスクの管理」では「ディスク0」「ディスク1」でしたが、Maxtor MaxBlast 5では「ディスク1」「ディスク2」と表示されます。
「ディスク1」を選択して「次へ」をクリックします。
どうなるか興味津々ですねえ。
「新しいパーティションの作成」画面が表示されます。
おお。パーティションの作成ができるじゃありませんか。
「新しいパーティションを未割り当て領域に作成」にチェックを入れて「次へ」をクリックします。
「空き領域の選択」画面が表示されます。
「未割り当て領域」を選択して「次へ」をクリックします。
「ファイルシステムの種類」の選択画面になります。
Windows7ですからNTFSを選択します。
Windows98などのためのハードディスクのパーティションを作成することもできます。
その場合はFAT32やFAT16を選択します。
「次へ」をクリックします。
「パーティションの種類」の選択画面になります。
普通はプライマリパーティションを作成しますが1つのハードディスクには最大4つのプライマリパーティションまでしか作成できません。
それ以上のパーティションを作成したいときは最大3つまでのプライマリパーティションを作成したあと、論理ドライブを作成します。
論理ドライブは拡張パーティションという特殊なパーティションの中に複数個作成することができます。
ここでは「プライマリパーティション」を選択して「次へ」をクリックします。
「サイズと位置」を指定する画面になります。
最初はこの画像のように、未割り当て領域全体が指定されています。
画面上部に表示された割り当て範囲を示す図形の左右の端にマウスを置くとマウスポインタの表示が変化してスライドさせることができます。
サイズを狭めてさらに必要なら選択した領域を左右に移動させて、前後に空き領域を作ることもできます。
また下のサイズの表示窓に数値で指定することもできます。
ここでは下図のように前方にサイズを縮める形でパーティションを作成するように指定してみました。
「次へ」をクリックします。
新しいパーティションにラベルをつけることができます。
ここでは「bkup1」と書いて「次へ」をクリックしました。
ふたたび「新しいパーティションの作成」画面に戻ります。
続いて、残った未割り当て領域にパーティションを作成してみます。
「新しいパーティションを未割り当て領域に作成」にチェックを入れて「次へ」をクリックします。
「空き領域の選択」画面になります。
「未割り当て」の領域を指定して「次へ」をクリックします。
「ファイルシステムの種類」の選択画面になります。
「NTFS」を選択して「次へ」をクリックします。
「パーティションの種類」の選択画面になります。
「プライマリパーティション」を選択して「次へ」をクリックします。
「サイズと位置」の指定画面になります。
前の方にサイズを縮小して、後に少し未割り当ての領域を残すようにしてみました。
「次へ」をクリックします。
「パーティションラベル」の入力画面になります。
「bkup2」と入力して「次へ」をクリックしました。
また「新しいパーティション」の作成画面になります。
今回はここまででパーティションの作成作業を終わることにします。
「新しいパーティションを未割り当て領域に作成」のチェックを外して「次へ」をクリックします。
ここまで指定してきた内容はまだ実際には実行されていません。
ここで「実行」をクリックするとはじめてハードディスクに対して変更が加えられます。
実際に作業が実行されました。
結果をまた「ディスクの管理」で確認してみましょう。
間違い無く指定した通りにパーティションが作成されました。
Windows7の場合には、この「ディスクの管理」でパーティションの作成や削除をすることができますから、Maxtor MaxBlast 5でパーティションの作成作業を行なうことはないかもしれません。
しかし、Maxtor MaxBlast 5はWindows7以外にブータブルCDから起動して同じ機能を使うこともできますから、覚えておくと何かの役に立つ場合があるかもしれません。
なお、Maxtor MaxBlast 5のパーティションの作成機能は、パーティションが全く作成されていないハードディスクを接続したときしか使用することができません。
すでに作成されているパーティションを一部削除したりサイズを変更することもできませんから、それほど利用する機会は多くないかもしれません。
2011.6.3upload
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