標準TTLだけ(!)でCPUをつくろう!(組立てキットです!)
(ホントは74HC、CMOSなんだけど…)
[第821回]
●MYCPU80をフルRAMに改造(2)
前回の続きです。
MYCPU80をご購入いただいたお客様(愛知県豊田市のF様)から、「MYCPU80の改造に挑戦をしました」というメールをいただいたのはおよそ1ヶ月ほど前のことです。
そのときのメールに添付していただいた写真が前回お見せしたRAM/ROM切換え用の2段重ねの28pinICソケットです。
そしてつい先日F様からいただいたメールには、実際にMYCPU80基板に実装したところの写真などが添付されていました。
F様からいただいたメールから転載させていただきます。
「MYCPU80のバンク切り替え回路追加しました。
IOアドレス08CHに2ビットのレジスタを追加し、ソフト制御すると共に、手動でも設定できるようにしました。(74のプリセット、リセットを制御)
これで、ソフトでフルRAM制御可能になりました。
今回は、配線を少なくするために、本体上のデコーダHC138の足にヘッダピンを直接ハンダ付けという、手抜きをしました。
動作は問題なく、意図どおりなのですが・・・
ケーブルが飛び回りすぎで、ちょっと外観上問題ありですね。基板上も、いまいちごちゃごちゃですが、まあ、動けば良しです。
ひととおりの計画が片付いたら、8255やデコーダもまとめて1枚の基板に載せてスッキリさせたいなと思ってます。(さて、いつになることやら)
写真を添付します。基板はUSB小基板が無くなった跡地にネジ止めし、汎用IO端子コネクタから電源を引いています。汎用入出力用のDIP-SWなりLEDのスペースも残して有ります。
亀の子工作に使った小物の中で14ピンのヘッダピンは「細ピンヘッダ」という名前で秋月で売られている物です。
足が0.5mm角なので、ICソケットに丁度刺さります。
ふつうのヘッダピンだと太すぎて刺さりません。
また、2.54ピッチの16穴の小基板はソケットからの信号引き出しに便利です。」
「細ピンヘッダ」というのは知りませんでした。
そういう便利なものがあったのですね。
教えていただいて有難うございました。
F様から送っていただいた写真です。
これはフラットパッケージタイプの28pinICをDIPに変換する基板ですね。
これが28pinフラットパッケージのSRAMです。
しかしこれはハンダ付け上級者向きです。
組立キットに使うのはちょいと難しいです。
最近はDIPタイプのICが少なくなってきて入手に苦労します。
これが「細ピンヘッダ」ですね。
これはワイヤストリッパーです。
被覆線の皮むきを沢山しなければならないときには必需品です。
私も安物ですけれど使っています。
これはICをプリント基板に挿入するときに使う道具です。
私が使っているのはもっと簡単な道具で、ずっと昔(おそらく30年近く前)に大須アメ横のカマデンで購入したものです。
これはすばらしいです。これぞまさに「MYCPU」です。
この先どのように発展していくか、楽しみです。
F様がんばってください。期待しております。
2011.7.17upload
前へ
次へ
ホームページトップへ戻る